自国の歴史を学ぶ際、教える側は自国民であることが多いです。日本史であれば、日本人教師が、児童や生徒に教科書を使いながら教えます。どの国でも、自国の歴史は自国民から学ぶのが当たり前です。だから、他国から自国の歴史を見るとどのように映るのかは…
小学校で習う算数は、必要な知識だと多くの人が思っているでしょう。一方で、中学校で習う数学は何の役に立つのかわからないと思っている人も多いと思います。大人になって、方程式や関数を使う場面は少なく、中学校で習った数学が社会で生かされているよう…
現代社会は変化が激しいと言われるようになって久しいです。変化が激しい時代とは、人々に学び続けることを強制する時代とも言えます。ある分野について、一度身につけた知識や技術が、一生の財産になるというのは、変化が少ない時代には当てはまります。し…
インターネットの登場で、現代人は多くの情報に触れられるようになりました。ネットがなかった時代の人と比較すると、受け取った情報の量は圧倒的に現代人の方が多いと思います。しかし、たくさんの情報に触れているにもかかわらず、頭に知識として定着した…
人間は、脳が発達した動物です。他の動物が本能的に行動しているのに対して、人間は考えながら行動できるので、より合理的な判断を下しながら日々活動しているように思えます。でも、それは錯覚かもしれません。人間の日々の活動も、実は物事を深く考えた後…
情報技術(IT)を活用した企業が、現代の人々の暮らしに大きな影響を与え、そして、巨額の利益を得ています。特にアメリカ発のIT企業は、世界中でビジネスを展開し、大成功を収めています。ビジネスで成功するための手本として、それらアメリカ発の巨大IT企…
京都府の北に綾部市という市があります。綾部市は、小さな市で、少子高齢化で過疎が進んでいますが、近年、他の地域から注目を集めています。過疎化している町の中には、消滅の危機にあるところも多いです。ところが、綾部市では、数々の取り組みから、住民…
インターネットの発達により、データの重要性が、これまでとは比べ物にならないくらい大きなものとなっています。より多くのデータを瞬時に集められた企業が巨大化し、これまでのビジネス環境を次々に破壊しています。そして、それらの企業は、さらに巨大化…
生命の誕生は、今から約40億年前とされています。この40億年の間に生命は多種多様な進化を遂げ、現在では数えられないほど多くの種数となっています。40億年という気の遠くなりそうな時間の中で、生物は順調に増加していった時期もあれば、絶滅の危機にさら…
個人が入手できる情報は非常に少なく、これから未来はどうなっていくのかを予想するには不十分です。例え、どんなに多くの情報を入手できたとしても、未来をぴったりと言い当てることは不可能です。でも、多くの人の英知を結集すれば、大雑把にでも、今後、…
ペスト、マラリア、チフス、コレラ、天然痘、インフルエンザ、エイズ。これらの伝染病は、人類を悩まし、時に世界史に大きな影響を与えてきました。ひとたび流行すると、一度に数万人単位で死亡するのですから、社会に劇的な変化を強いるのは当然です。ひと…
2021年にインターネットのト広告費が、テレビ、新聞、ラジオ、雑誌のマス4媒体の広告費を追い抜きました。ネット上の広告は、年々増えており、どのウェブサイトを閲覧しても必ず広告が掲載されています。それは、ネット広告に高い宣伝効果があることの表れと…
「歴史に、もしもはない」よく聞く言葉です。過ぎ去った出来事について、後から何を言ったところで変えようがありません。だから、歴史を見て、あの時、あのようになっていれば、その後の歴史は変わっていただろうと言っても仕方ありません。でも、過去のこ…
過去に起こった事実は絶対に変わりません。だから、歴史の教科書に書かれている内容も変わらないはずなのですが、日本史の教科書は、数十年前から内容が変わっています。時代によって、何を教えるべきかという価値観は変わりますから、それに応じて教科書の…
土地には必ず所有者がいて、しかも、その所有者を確実に特定できる。誰もが、当たり前に思っているこの概念が崩れ始めています。いや、正確に言うと、明治以降、土地所有者を確実に特定できる制度は存在しておらず、いつでも所有者不明の土地が出現する可能…
人間社会で、人と交わらずに生きていくことは不可能に近いことです。全ての人づきあいが楽しければ良いのですが、面倒な人付き合いも多いのが現代人のストレスの一端となっています。仕事上の人付き合いはストレスの本丸のようなものですが、プライベートで…
江戸時代の新潟県に越後長岡藩という小さな藩がありました。無名な藩なので、現代人で越後長岡藩を知っている人はほとんどいないでしょう。もしも、知っているとしたら、河井継之助とセットで知ったという人ばかりと思います。河井継之助は、幕末の越後長岡…
自分が生まれる前の出来事は、誰かに教えてもらわないと知ることはできません。年上の人が記憶を頼りに語る内容は、部分的に忘れていることがあるので、やや正確性に欠けますが、それでも、まずまず信用できます。しかし、その年上の人も生まれていなかった…
一般常識や当たり前と言われていることは、多くの場合、学校で習ったり、また聞きした知識です。「だから何?」と言われれば、別に何もないのですが、ただ、自分の持っている知識の大部分が、誰かに教えてもらった内容で構成されており、自分で見つけた情報…
菌は、何か汚いイメージがあり、人を病気にする悪い生物と思われがちです。確かに細菌やウイルスは、時に人を病気にしますが、菌類には、シイタケなどのキノコに代表される真菌もおり、すべてが悪者というわけではありません。菌類をひとくくりにして悪いヤ…
数学の授業は、「何を学んでいるのか、さっぱりわからなかった」という方は多いのではないでしょうか。僕も、中学校2年くらいでよくわからなくなり、高校の時は数学の科目はほとんど選択しませんでした。難しい数学を知らなくても、生きていけるのですが、本…
狭い国土に1億2千万人もの国民が暮らす日本。農地や牧場を作っても、それだけの胃袋を満足させられるほどの食料を確保するのは困難です。食料自給率が低い状態が続いているのは不思議なことではありません。しかし、今よりも食料自給率を上げる方法はありま…
「祇園精舎の鐘の声」で始まる平家物語は、栄華を誇った平家が転がり落ちていく姿を描いた古典で、現代でも、平安末期から鎌倉初期の時代を題材とした歴史小説が数多く出版されています。「驕る平家は久しからず」という言葉がありますが、この時代は、平家…
世の中には、何をやってもうまくいく人がいます。そういう人をハイパフォーマーといいます。運が良いから好結果につながるということはあるでしょうが、何をやってもうまいくハイパフォーマーは運以外の要素も味方につけていそうです。自己啓発書に書かれて…
事業に必要な元手のことを資本といいます。資本は、事業主が用意することもありますが、株式会社の場合は、事業主以外の人々によって提供されます。その資本の提供者のことを株式会社では、株主といいます。法人格を持つ株式会社の発明は、資本主義の発展に…
話を始めてすぐに本題に入ると、相手に聞いてもらえないことがあります。「この商品を買ってください」といきなり言われても困ります。一方で、セールスをしなくても売れる商品があります。知名度の高い商品がそれですね。知名度が低い商品は、とにかく「買…
科学技術は、いったいどこまで進歩するのか、そして、それに終わりはあるのか。万物には、必ず終わりがあるので、科学技術の進歩も、どこかに終わりがあるのかもしれません。しかし、一方で、科学技術の進歩に限界はないという考えもあります。それどころか…
近年、人工知能(AI)が急速に発達しています。人工知能がこのまま発達していけば、これまで人間が行っていた仕事を人工知能が代行するようになるでしょう。また、社会のインフラにも人工知能が搭載されることで、より安全な生活が期待できます。一方で、人…
事実は変わらないけども、歴史は変わるもの。事実も歴史も同じだと思ってしまいますが、歴史には、事実について何かしらの解釈が含まれています。また、これまでは事実とされていたことが、研究が進むことにより事実ではなかったということも明らかにされま…
困った時の神頼み。何か運任せのような言葉ではありますが、案外、問題解決の方法を神さまが教えてくれることがあるものです。日本国内には多くの神社があり、また、お寺の中にも神社が建っていることもありますから、どこに住んでいても神頼みをすることが…