ウェブ1丁目図書館

読書で得ること感じること。ここはウェブ1丁目にある小さな図書館です。本の魅力をブログ形式でお伝えしています。

個体の死が種の繁栄につながる

「生き残れるのは、最も強い者でも、最も賢い者でもなく、変化に適応できた者だ」自己啓発書などでよく見る文章ですね。しかし、これは、半分間違っています。いや、もっと間違っているかもしれません。ダーウィンの進化論から、このような表現が使われるよ…

エネルギーで時間を買う人類

物理学では、エネルギーを仕事をする能力と定義します。人間にとっても、エネルギーは仕事をするために必要な活力とでも言えそうです。一般に人間は、食物からエネルギーを補給していると考えられていますが、その他にも自動車や電化製品などを使って、ガソ…

ねこと協調してきた人類

近年の日本社会は、空前のねこブームとなっています。テレビもインターネットも、ねこが大人気で、メディアでねこを見ない日はないほどです。それにしても、なぜ、人はねこに惹きつけられるのでしょうか。人に従順ないぬの方がペットとしては好まれそうで、…

行動経済学を知る人が増えれば研究結果と現実が乖離するだろう

人間には心があります。心は感情だったり、理性だったり、本能だったりします。そして、人により、心の在り方は異なります。だから、同じ状況に遭遇しても、人により採るべき行動は異なって当然です。ところが、古典的な経済学では、人間は、自分の利益を最…

自信過剰や相手に共感しないことが失礼な言い方をする原因になる

日常会話の中で、失礼な言い方をされた経験はないでしょうか。きっと、誰にでもあるはずです。しかし、失礼な言い方をした相手には悪意を感じられないことが多く、取り立てて今の言い方は失礼だと指摘することは滅多にないと思います。一方で、自分は相手に…

仕事と覚悟

仕事というものは、楽しいこともあれば辛いこともありますし、上手くいくこともあれば思い通りにならないこともあります。どちらかと言えば、嫌なことが多いのが仕事ではないでしょうか。しかし、仕事をせずに生きていくのは、なかなか難しいことなので、ほ…

文章が単調だったりわかりにくかったりする場合は接続詞を見直す

文章を読んでいると、「そして」や「しかし」といった接続詞が登場するもの。もしも、文章に全く接続詞が使われていなかったら、どうでしょうか。文章の意味は読み取れるでしょうが、何となく読みにくかったり、文章の流れが悪く感じたりすると思います。ま…

その議論に論拠は示されているか

議論というと大げさですが、誰でも日常会話の中で、他人と意見がぶつかることは、しばしばあります。例えば、職場の同僚と昼食を食べる際にどのお店に行くかを話し合うような場面。議論というほどではないですが、お互いに自分の主張を述べ、なぜその店に行…

本屋は言語化できていない欲望を発見する場

インターネットの検索エンジンやSNSに表示されるキーワードには、人々の欲望が表れています。例えば、ダイエット関連のキーワードは、商売のタネになることも多く、現代社会ではマーケティングに欠かせないものとなっています。検索ワード・ランキングは、宝…

老後に飲食店を始めるより個人M&Aの方が安全に自分の能力を生かせる

中小企業、マイホーム、墓。この3つには、後継者がいないという共通点があります。マイホームは、売却かリースバックでどうにかなります。墓も、購入した本人が亡くなる前に処分すれば、後継者問題は解決します。決して、自分自身が墓に入ろうとは考えないこ…

自分の存在を知られていないのにセルフブランディングに力を入れてどうなるの?

ウェブの世界では、「セルフブランディング」という言葉を目にすることが、しばしばあります。セルフブランディングは、自分自身をブランド化する活動であり、自分が周囲からどう見られたいかをアピールするものです。例えば、芸能人だと、歌手や芸人など様…

永遠に遠い星になった彼女

2021年2月10日にデビュー30周年を迎えたロックバンドのZARD。そのボーカルと作詞を担当していたのが、坂井泉水さんです。デビュー曲の「Good-bye My Loneliness」以降、数多くの楽曲を制作し、90年代には、ZARDのシングル曲を耳にしない日はないほど人気でし…

現代日本の素地は紀元前の世界で出来上がっていた

地球上に人類が誕生したのは700万年前。遥か昔に生きていた人類がどのような生活をしていたのかは、化石から想像することしかできません。でも、時代が下るにつれて、人類の生活がどのようなものであったのかが具体的にわかるようになってきます。人類が文字…

自分自身の強みを生かして多額の負債を持つ病院を再建

医療サービスは、人命を救うという点では慈善事業のようなものです。一方で、病院が医療サービスを提供し続けるためには、利益を獲得し続けなければならないので、ビジネスとも考えられます。このように医療サービスは、慈善事業とビジネスという相反する特…

仕事上の雑談に意味はない

初対面の人と最初に交わす会話は、天気や景気などの雑談になりがちです。そして、どんな人とでも雑談できる人は、コミュニケーション能力が高いと評価されがちです。人と会話を合わせられるのは、一種の才能と言えます。しかし、その雑談、本当に必要でしょ…

歴史上の事件の当事者の心理を読み解く

芥川龍之介の『羅生門・鼻』は、王朝物と呼ばれる平安時代を題材にした作品が収録されており、その中には、歴史上実際にあった事件を題材にしたものもあります。「その話は知っているよ」という内容でも、芥川龍之介の視点は角度が変わっているので、新鮮さ…

平安時代から人間の心理は変わらない

芥川龍之介の作品には、王朝物と呼ばれる平安時代を題材にした歴史小説があります。それら王朝物を収録したのが、『羅生門・鼻』をです。芥川龍之介の王朝物には、今昔物語や栄華物語など必ず出典があります。だから、『羅生門・鼻』を読んでいると、どこか…

過信と当たり前が経済を落ち込ませる

低迷する日本経済。この言葉を何度聞いたことでしょう。20年以上前から同じことが言われていますから、もしかしたら、日本経済は低迷していないのではないかとも思ってしまいます。しかし、将来の展望が全く見えないと感じている人が多いのであれば、やはり…

フィールドセールスから戦略型のインサイドセールスへ

企業が存続するためには、とにかく売上がなければなりません。そして、売上を維持したり増やしたりするためには、必ず顧客を獲得する必要があります。この顧客を獲得するための行為を一般的に営業といいます。営業には、様々な手法がありますが、営業職でな…

伊藤博文暗殺は殺人事件か独立戦争か

1909年10月26日午前9時過ぎ。東清鉄道ハルビン駅で、伊藤博文が韓国人の安重根に射殺されました。この事件は、日本側から見ると、テロリストによる殺人事件です。ところが、安重根は、伊藤博文の暗殺は殺人ではなく、独立戦争だと述べています。その真意は、…

学習目標を持ち一人の時間を作ることが知識や技術の習得には欠かせない

世の中には、仕事ができる人と仕事ができる風な人の2種類がいます。何か、防虫剤のCMのようではありますが、確かにその通りだと思うのではないでしょうか。「仕事」の部分には、勉強でもスポーツでも何でもよいので置き換えることができます。仕事ができる風…

深き知性から人類が進むべき道を探る

世界は、これからどうなるのか。未来を確実に言い当てることはできないので、この問いに答えられる人は皆無でしょう。それなら、未来がどうなるかを考えても、どうせわからないのだから、想像するだけ無駄だとなります。しかし、未来を完全に言い当てられな…

原理原則に従うことで不測の事態に対応できる

不測の事態が起こった時にどう対応すべきか。このような問いに対しては、様々な答えが返ってきそうです。事前のトレーニングが大事だと答える人もいれば、常に冷静であることが重要と答える人もいるでしょう。日ごろからあらゆる事態を想定しておくと答える…

身に着けた知識を活用するためにインバスケットをやってみる

知識はあるけども、それを実践に生かしきれいていないと感じている方は少なくないと思います。よく勉強し、様々なことを知っているのに仕事で活用できないのは、なぜなのでしょうか。自分が身につけた知識が仕事や実生活で使えないのは、役に立たない知識ば…

国際的なニュースの背景には宗教が関わっている

ニュースを見ても、その背景を知らなければ、メディアが伝えようとしていることがさっぱりわかりません。日本国内のニュースだと、アナウンサーの言葉を聞いていれば、なんとなく理解できることがあります。でも、国際的なニュースになると、基礎知識がなけ…

いつだって管理職は悩み多きもの

組織に所属すると、何かしらのしがらみがあるもので、時に理不尽とも思える要求に応えなければならないこともあります。若いときは、それを苦痛に感じることもありますが、社内のルールに従っていれば、どうにか仕事をこなせるものです。でも、マネジャーま…

グループに属す安心感だけでは快適な社会は生まれない

誰だって、人と同じだと安心するもの。海外に旅行に行って日本人が自分一人だけだと不安になります。でも、友人と一緒だと安心できます。たとえ、出発した時は一人だったとしても、現地で日本人を見れば安心します。この安心感はどこから来るのか考えてみる…

人生を充実させるインプットはネットの無料情報では困難

現代の日本社会は、情報があふれかえっています。テレビやインターネットの出現で、日本人は、それまでには想像もできなかった大量の情報を日常的に仕入れられるようになりました。こちらが意識しなくても、情報から勝手にやって来て、いつの間にか頭の中に…

過剰労働の解消と生涯キャリアの自己管理はセット

これまで日本人は働きすぎだと言われてきました。近年は、労働時間が短くなってきていますが、それでも、残業が当たり前の職場は少なくないでしょう。人生の多くの時間を労働に使うことが当たり前であった日本社会でも、働き方改革が行われようになりました…

中小企業は市場ニーズの把握と外部技術の調達でニッチな分野でシェアを獲得する

日本経済を支えているのは、中小企業だと言われています。中小企業基本法によれば、資本金3億円以下、あるいは従業員数300人以下を中小企業としています。他にも、上場会社を大企業とし、その他を中小企業とする分類などがありますが、中小企業の範囲が広す…