ウェブ1丁目図書館

読書で得ること感じること。ここはウェブ1丁目にある小さな図書館です。本の魅力をブログ形式でお伝えしています。

プラットフォームを社会に役立つものにするにはユーザーの態度が重要

グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン、楽天、食べログ、ウーバー、エアビーアンドビー、ツイッター、ヤフー、マイクロソフト。これらの共通点を探すと、元気なIT企業が運営しているサービスあるいはその企業だと、すぐに思うことでしょう。確かに…

栄養素にばかり注目すると栄養の理解が難しい

食は、人間が生きていくために最も重要な活動です。食品に含まれる栄養素を体内に吸収して活用しなければ、手足を動かせませんし、それどころか身体の形を保つことすらできません。そんな人間にとって重要な食事について、我々は料理の味に重点を置きすぎて…

京都に残る平家物語の謎

平安時代末期の源平合戦が行われていた時代については、平家物語などで様々に語り継がれています。大筋で事実が語られているのでしょうが、中には、弁慶の立ち往生のように本当にそんなことがあったのかと疑問に思う伝説もたくさんあります。そのような伝説…

幕末の事件の謎が今も残る京都

幕末。それは、京都が政治の舞台となった時代。京都に幕府の首脳や各藩の殿さまが集まり、朝廷とともに国難を乗り切るための会議が行われました。また、志士と呼ばれる下級藩士や百姓出身などの身分が低い者たちも京都に集まり、上から下まで政治に関わろう…

死者の蘇りを信じた人々によって生まれた一条戻橋と六道珍皇寺の言い伝え

人は死ぬとどうなるのかは、人類の永遠のテーマと言えます。無になるのか、それとも別の人に生まれ変わるのか。考えても、その答えは出てきそうにありません。また、死んだ人が生き返るといった伝説もあります。人は死んだら無になると信じたくない誰かが言…

四国と九州の仏教寺院を訪ねた著作を読み神仏習合の意味を考える

日本全国に仏教寺院は、コンビニ以上の数があります。新しいお寺もあれば、平安時代や奈良時代に創建された千年以上の歴史を持つお寺もあります。宗派もいろいろあり、調べていくと、それぞれに個性があることに気づきますね。ご当地グルメを求める旅をする…

一君万民性から始まった民主主義

民主主義国家は、国民全員が平等な国家です。でも、民主主義の誕生は、おもしろいことに国民よりも上位の絶対的な存在を認めたことに始まります。その絶対的な存在は、一神教の神です。神の下では、誰もが平等と考えたことが民主主義の出発点であり、神の存…

残忍な食がグルメに変わるまで

現代の先進国では、食は文化的な活動の一部と言えます。テレビでは、グルメ番組が頻繁に放送されますし、SNSではきれいに盛られた料理の写真を見ない日はありません。一方で、食は、人間が生きていくために欠かせない活動です。そして、人間が生きていくため…

核よりカネの抑止力

資本主義は、多くの富を創造します。一方で、資本主義は格差を拡大します。この格差を拡大するという資本主義の性質から、戦争、環境破壊、労働条件の低下、福祉の破壊、貧困なども、行き過ぎた資本主義がもたらす弊害だと言われることがあります。しかし、…

人の道に外れた行為で多くの財産を手にできるか

18世紀のイギリスの経済学であるアダム・スミスと言えば、「見えざる手」が有名です。人々が個人の利益を追求しても、自然と調整され社会全体が幸福になるという理屈が、「見えざる手」です。この「見えざる手」がとても有名なので、アダム・スミスについて…

自分の無知を知らないからネット上で誹謗中傷するのではないか

ネット上の誰かの発言に対し、「そんなことも知らないのかバカ」といったコメントを書く人がいます。最近では、ネット上の誹謗中傷から、精神的苦痛を受けたり自殺をする人が増えていることが社会問題となっています。ネット上で「そんなことも知らないのか…

神仏分離と徴兵制

現在では、神社とお寺は別々に存在するのが当たり前となっています。両者の違いがよくわからない人は、鳥居が建っているのが神社と覚えておけば大体正解です。ただ、お寺の中にも、境内に鎮守社があり、その前に鳥居が建っていることがあるので、鳥居があれ…

科学と仏教の不変的法則は同じ

仏教と科学。それは相反するもののように思われています。確かに仏教に限らず宗教は、誰かの頭の中で考え出されたことを検証することなく信じるという点で科学とは異なる思想と言えます。しかし、仏教でいう縁起は、今起こっていることは過去に原因を持つと…

世の中は知らないことだらけ。でも、調べることは誰にでもできるよ。

大人になると学ぼうとする気力が失われてきます。小学校から中学校までの義務教育で、やたらと勉強させられてきた反動が、大人になってから出るのでしょうか。これまで十分に勉強してきたから、もう学ぶことは何もないと思いたくなる心理も働いているかもし…

眼の健康法は逆効果なものが多い。洗眼はやめよう。

眼を閉じてちょっと歩くだけでも、物が見えない状況で生活するのは非常に難しいことだと実感します。失明された方は、動くことがとても怖いのではないでしょうか。眼で物を見ることは、ほとんどの人が当たり前だと思っているでしょう。しかし、加齢で視力が…

実践と検証の繰り返しで戦略的思考が身に着く

戦略、作戦、戦術。一見、どれも同じ意味に思えます。しかし、言葉が3つあるのですから、意味も3つあります。戦術は、技術を磨く、知識を身に着けるといったような個々具体的な努力を意味し、現場レベルでの細かな動き方ややり方の調整のことです。作戦は、…

人生は遺伝や環境の影響が大きいが、運を高める努力はできる

人生は、生まれ育った地域や環境に大きく左右されます。親ガチャという言葉が広まったように自分の人生は、誰を親に持つかで大きく変わります。親だけでなく、生まれる国、生まれる時代にも人生は影響を受けます。要するに人生の大部分は運に左右されている…

従業員の人生を守っている経理部

会社の業務の中でも、経理はお固い仕事との印象を持たれます。いつもお金の計算ばかりをして、細かいことをチクチク言ってくる嫌な部署と思っている営業担当者もいるでしょう。しかし、それが彼らの仕事ですから文句を言うわけにはいきません。むしろ、気づ…

文章は、体験を思い出すと書きやすく、不要な言葉を削ると伝わりやすい

白紙に文章を書くのは難しいです。何を書いたら良いのか考えるのに時間がかかりますし、題材が思いついても書き始めをどうしたら良いのか迷います。きっと、すんなりと文章を書き始めているように見える人でも、何を書いたら良いのか、出だしをどうしたら良…

平家物語の本筋とは関係ない祇王や横笛といった女性の存在に作者の意図があるのか

平家物語は、平家の栄華と滅亡を描いた軍記物ですが、数多くの女性が登場します。どの女性も脇役なのですが、平家物語の世界観を表現するために欠かせない存在となっています。男性の政治争いに翻弄され、最後は出家したり田舎に隠棲したり、当時の女性たち…

小さな問いを立て続ける過程で得た知識が身になる

博学とは何だろうかと考えた時、それは多くの知識を持っていることだとの結論にいたります。そうすると、博学な人とは、単に知識量が多い人ということになります。でも、なんとなく、それは博学とは違うような気がします。情報を詰め込むだけならコンピュー…

日本に住み続けるためには火山と上手に付き合うしかない

2022年1月15日にトンガで火山が大噴火しました。あのような大噴火が、人がたくさん住む地域で起こっていたら、どれだけ多くの犠牲者が出たか想像もつきません。ところで、現代の日本では、火山の大噴火が起こると思っている人は、とても少ないのではないでし…

生産性の向上とは時間を生み出すものに投資すること

企業の生産性を向上させる施策には様々あります。その中でも、よく耳にするのが、これまで複数の人数で行っていた作業を1人でできるようにすることです。ワンオペとよく言われていますね。例えば、お店の店員が3人だったのを1人にするというのが、よく見られ…

円安一辺倒の為替介入で肥大化していく外為特会は運用に成功しても使えないお金

2013年6月に安倍内閣は、今後10年間の平均で名目GDP成長率3%程度、実質GDP成長率2%程度の成長を実現することを宣言しました。また、日銀も2年程度の期間を念頭に早期にインフレ率を年率2%に引き上げると宣言しました。もう遠い昔のように思え、「そんなこと…

個体の死が種の繁栄につながる

「生き残れるのは、最も強い者でも、最も賢い者でもなく、変化に適応できた者だ」自己啓発書などでよく見る文章ですね。しかし、これは、半分間違っています。いや、もっと間違っているかもしれません。ダーウィンの進化論から、このような表現が使われるよ…

エネルギーで時間を買う人類

物理学では、エネルギーを仕事をする能力と定義します。人間にとっても、エネルギーは仕事をするために必要な活力とでも言えそうです。一般に人間は、食物からエネルギーを補給していると考えられていますが、その他にも自動車や電化製品などを使って、ガソ…

ねこと協調してきた人類

近年の日本社会は、空前のねこブームとなっています。テレビもインターネットも、ねこが大人気で、メディアでねこを見ない日はないほどです。それにしても、なぜ、人はねこに惹きつけられるのでしょうか。人に従順ないぬの方がペットとしては好まれそうで、…

行動経済学を知る人が増えれば研究結果と現実が乖離するだろう

人間には心があります。心は感情だったり、理性だったり、本能だったりします。そして、人により、心の在り方は異なります。だから、同じ状況に遭遇しても、人により採るべき行動は異なって当然です。ところが、古典的な経済学では、人間は、自分の利益を最…

自信過剰や相手に共感しないことが失礼な言い方をする原因になる

日常会話の中で、失礼な言い方をされた経験はないでしょうか。きっと、誰にでもあるはずです。しかし、失礼な言い方をした相手には悪意を感じられないことが多く、取り立てて今の言い方は失礼だと指摘することは滅多にないと思います。一方で、自分は相手に…

仕事と覚悟

仕事というものは、楽しいこともあれば辛いこともありますし、上手くいくこともあれば思い通りにならないこともあります。どちらかと言えば、嫌なことが多いのが仕事ではないでしょうか。しかし、仕事をせずに生きていくのは、なかなか難しいことなので、ほ…