日本でこのまま少子高齢化が進むと、労働力人口が減り、経済が衰退すると危惧されています。働く人がいなくなっていけば、やがて、経済が衰退していくことは容易に想像できるでしょう。だから、人口が減らないようにしなければならない。このような発想にな…
人間という生き物は、社会を築き、他者と交わり合いながら生活をしなければならない宿命を背負って生まれてきます。大昔は、そんなことはなかったかもしれませんが、現代の日本社会では、生きていくために他者との交わりを避けられない構造となっています。…
現代の多くの日本人は、組織に所属して働くようになっています。そして、仕事とは、組織に所属し、組織の規律に従って行動することとも言えます。多くの人が集まり、分業することは、仕事を効率化しました。エアコンも自動車も、1人で作るより、複数人で作業…
2019年の日本ダービー。無敗で皐月賞を制したサートゥルナーリアが圧倒的支持を集めて1番人気になりました。レースは、逃げ馬が後続を大きく離す展開。最後の直線に入り、逃げ馬はばて、中段で脚を貯めていたサートゥルナーリアが外に進路を取り、上がり3ハ…
自分が見ている世界と他人が見えている世界は、果たして同じなのか。こんな疑問を持ったことがあるのではないでしょうか。自分が見ている青色は、他人には赤色に見えているかもしれません。自分が見ている四角形は、他人には三角形に見えているかもしれませ…
将来を予測することほど難しいことはありません。不可能と言っても良いでしょう。ところが、世の中には、将来を予測する情報があふれかえっています。これは一体どういうことなのでしょうか。考えられるのは、誰もが将来への不安を抱えており、そして、将来…
どんなに有名な人でも、最初は無名です。偉大な発明をしたり、人を魅了する音楽をつくったりして、有名になった人は、多くの人にその名を知られています。しかし、無名時代にどう過ごしてきたのか、何を考えてきたのかは、知られていないことが多いです。憧…
犯罪を描いた物語の終わりは、大体こんな感じです。 犯人が最後に改心する 犯人が正義の味方に成敗される やむを得ない理由で悪事に手を染めた犯人に慈悲を与える 多くの場合、物語の終わりとともに悪者がいなくなるのが定番です。このような展開が、ウケが…
ドラマ、小説、漫画などの作品の中で、何か揉め事が発生する時、その原因は、金か色恋沙汰ということが多いです。どちらも、視聴者や読者のウケが良いから、物語の中で使われるのでしょう。金や色恋沙汰をテーマにした物語は、日本では随分と古くからあり、…
12世紀に書かれたわが国最古の説話集である今昔物語。「今は昔」で始まる有名な説話集で、1200編以上も収録されています。こんなに多くの説話が収録されているのですから、今昔物語の説話を参考にして作られた物語が多そうですね。今昔物語を一から読もうと…
6つに割れた腹筋。いわゆるシックスパックに憧れる男性は多いです。しかし、中年になると、理想とは真逆のお腹になっているもの。いつのまにこんなに丸くなってしまったのか。付き合いで、飲みに行く頻度が増えたことが原因のようにも思えるし、仕事が忙しく…
日本の戦国時代は、下の者が上の者にとって代わる下剋上の世の中でした。織田信長も豊臣秀吉も、自分よりも身分が高い者たちにとって代わり大出世しています。戦国時代の幕開けとなったのは、応仁の乱です。室町幕府8代将軍の足利義政の後継者争いが、他家に…
世の中には、なんとも恐ろしい女性がいるものであります。保険金目的で次々と男性を殺害する女性など、たまに恐ろしい事件が報道されることがあります。現代社会に何か問題があるのだろうかと考えるものの、まあ、そういう女性もいるのだろうと結論を出して…
かつての日本では、仕事をするのは男性で、家を守るのが女性と考えられていました。しかし、現在では、女性が外で仕事をすることは当たり前となっていますし、女性の社会進出を支援しようとする動きも見られます。古い慣習にとらわれず、男女同権とすること…
いつの世も大富豪はいるもの。一生懸命働いてお金持ちになった人、宝くじを当ててお金持ちになった人、不動産や株式などの投資でお金持ちになった人。大富豪になった理由は様々ですが、うらやましく思いますね。歴史上も、豊臣秀吉のような権力者が、巨万の…
競争が社会にとって必要なことかどうかは、常に議論になっています。競争には、必ず勝者と敗者が出ます。そして、勝者が富み、敗者が貧するのであれば、競争社会は経済格差を生み出すと考えられます。それなら、競争がない社会にすれば、経済格差は生じず、…
歴史に登場するのは男性ばかりですが、女性が当時の社会に影響を与えていなかったわけではありません。政治の世界では、持統天皇や北条政子がいましたし、文学の世界では紫式部や清少納言が有名です。ただ、女性については、男性よりも史料が少ないため、後…
昼食時に街を歩いていて、行列ができているラーメン店を見つけると、どれくらい儲かっているのかなと、つい考えてしまう人は多いのではないでしょうか。でも、金額にして1日にどれだけの売上がありそうかを計算する人は少ないはずです。なんとなく、1日に100…
事実を変えることはできません。でも、ある事実に対する解釈は様々です。正義か悪かで事実を評価する人もいれば、利益をもたらしたかどうかで事実を評価する人もいます。事実は一つであるにもかかわらず、人の感情が移入されると、事実でなくなったり、虚構…
今やネットを使えば、あらゆる情報を見つけられるようになっています。と、誰もが思っていることでしょう。確かにネットの普及で、地図など、これまで書店でお金を支払わなければならなかった情報を無料で入手できるようになり、情報収集が格段に便利になり…
金融業界では、しばしばオーバーバンキングという言葉が使われます。オーバーバンキングは、お金を借りたいと思っている事業者よりも、銀行、信用金庫、信用組合の数が多すぎ、過剰な低金利競争を招いていることを意味します。早い話が、銀行が余っている状…
3月や9月の番組改編時期になると、テレビでは番組を卒業していくタレントをよく見かけます。卒業というと、何か新たな一歩を踏み出すことのように思えますが、要するに降板です。新たに他のタレントを起用することが決まり、これまで出演していたタレントを…
「メーカー希望小売価格から3割引き!」スーパーやデパートにこんなポップが貼られていると、つい買ってしまうのが人の性。例えば、その商品が3割引きされて1,400円だったとします。もしも、「3割引き」というポップがなかったとしても、「この商品が1,400円…
AランチとBランチのどちらがコスパが良いか。 今吸うこの1本のタバコから得られるリラックスと将来の健康不安を天秤にかけた場合、タバコを吸うべきか。人生には大きな選択を迫られることもありますが、日々、このような小さな選択をしなければならない場面…
現代の日本の道路は、ほとんどがアスファルトで舗装され、自動車が走りやすくなっています。人にとっても、アスファルトは、雨が降っても歩けるので助かりますね。今では、道路が舗装されているのは当たり前ですが、かつての日本は、諸外国と比較して道路の…
日本人らしさ。それは、年配の人を敬う、忍耐強く努力する、秩序やルールを守る、自分よりも集団の利益を優先するといったものが挙げられるでしょう。近年、こういった日本人らしさが世界的に評価されているようですが、時として、この日本人らしさが欠点と…
江戸時代、米は食品でもあり、通貨でもありました。幕府や大名は、毎年の米の収穫高の一部を年貢として徴収し、それを旗本や家臣たちの手当てとしていました。また、米は、売却されて貨幣と交換されることもありました。江戸時代に米を貨幣と交換した市場と…
お店で商品を手に取るとき、そこには、その商品が自分にとって必要かといったこともありますが、デザインに魅かれてつい手に取ってしまったということもあると思います。人間が作り出したモノには、何かしらデザインが施されています。手の込んだものでなく…
様々な人と接していると、中には、付き合いにくいなと感じる人がいるものです。自慢話ばかりする人、やたらと謙虚な人、自信なさそうに話をする人、周囲に無関心な人、すぐに怒り出す人。人によって面倒だと感じるタイプは違っているでしょうが、このような…
日本経済に活力がなくなったと言われるようになってから、随分と長い時間が経過しています。GDPは伸びているのに景気が良くなった実感を感じられないとの意見もよく聞きます。モノやサービスを造ったり売ったりする主体は企業ですから、日本経済に活力がなく…