ウェブ1丁目図書館

読書で得ること感じること。ここはウェブ1丁目にある小さな図書館です。本の魅力をブログ形式でお伝えしています。

結果から原因を予測するベイズ統計

物事の結果には、何か原因があるもの。ある出来事が発生すれば、その前には必ず原因があるはずです。例えば、交通事故が起こったら、なぜ、その時、その場所で交通事故が起こったか、原因を探ろうとします。運転手が居眠りをしていたのではないか、信号無視…

固定相場制の方が海外旅行が便利になるんだけど

現代の通貨制度には、固定相場制と変動相場制があります。先進国では変動相場制が採用されていますが、途上国のように固定相場制が採用されている国もあります。固定相場制は、通貨と通貨が交換されても、為替レートが変動しない通貨制度です。1ドル=360円と…

最終レースは人気馬を買うのが吉

競馬は、1日に12レース行われます。11レースまで順調に馬券を当てた人は、12レースの馬券を買わずに帰宅することもあります。でも、11レースが終わった時点で損をしている人は、最終12レースで損を取り返そうと考えます。損を取り返せるチャンスがあるのなら…

コマーシャリズムが蔓延する社会は感染症に弱くなる

日本人は、世界的に見てとても清潔な民族だと言われています。帰宅した時、トイレの後、食事の前などは、手洗いをすることが習慣となっている人が多いことでしょう。中には、手洗いのたびに石鹸やハンドソープを使っている人もいますね。身体を清潔にする目…

日本初が多い京都は不思議な地名も多い

京都には、古都らしい雅なイメージがあります。そして、歴史ある都市ということからからか、古臭く閉鎖的なイメージも併せ持っています。でも、京都の街を歩けば、普通にビルが建っていますし、車も走っており、チェーン店も多いので、他の都市と大きく変わ…

日本の資本主義の背景にある宗教観

資本主義は、経済を加速的に発展させてきました。特に株式会社制度は、個人から少額の資金を集め大きな資本とすることで大規模な事業を行え、個人が信用力だけで銀行からお金を借りて事業を始めるよりも、成功へのスピードも成功した時の見返りも圧倒的に大…

戦後の日本経済の成長に人口はどう関係したか

少子高齢化。現代日本が抱える深刻な問題とされているのがこれです。少子高齢化がこのまま進めば、22世紀には日本の人口は5千万人を割り込むと言われています。そして、現在の日本の人口が半分以下となることから、経済にも大きな打撃を与えるに違いないと考…

どこからともなくやって来るネガティブ感情をどうコントロールすべきか

最近、イライラしている人が増えているような気がします。政治に何かと不満を漏らす人、有名人の不祥事に怒りをあらわにする人。そんなイライラしている人をよく見かけるようになっています。でも、よく考えてみると、自分の周囲でイライラしている人は、そ…

孤独な時間が人生を豊かにする

本を読んでいると眠気が襲ってきた経験を持つ人は多いと思います。だいたい難しい本を読んでいる時に眠たくなるものです。そんな本の代表とも言えるのが、ショーペンハウアーの「孤独と人生」です。書いてあることは説教くさく思えますし、改行がほとんどな…

花の名を知ると散歩が楽しくなる

街中を歩いていると、歩道脇や花壇で、草花や雑草を見かけます。ただ草が生えているだけなら素通りするのですが、花が咲いていると、立ち止まって見ることがあります。きれいな花だなと思いながら観賞するものの、悲しいかな、花の名前がわかりません。こん…

現代日本人の排他的な性格は神話の時代から続くもの

日本人は、排他的であるとの指摘を受けることがあります。最近は、海外から多くの旅行者が日本を訪れるようになりましたから、日本人が外国人と接する機会が増えており、以前よりも懐が深くなってきてはいます。それでも、排他的、閉鎖的といった根本的な性…

米で栄え米で弱体化した藤原氏

武士の世。それは、源頼朝が鎌倉幕府を開いてから始まり、江戸時代まで続きました。源頼朝の前にも、武士の平清盛が政治の中枢にいましたが、平家は朝廷を中心とする政治体制の中にあったので、本格的な武家政権の誕生は鎌倉幕府からです。源氏は平家を滅ぼ…

応仁の乱後も続く南北朝時代

天皇家が南朝と北朝に分かれて争った南北朝時代は、室町幕府3代将軍の足利義満が明徳3年(1392年)に両朝を合一して終焉したとされています。南朝の後亀山天皇から北朝の後小松天皇に三種の神器が渡り、これで、一件落着かに思えました。しかし、両朝の争い…

太平洋戦争での多大な犠牲は食料生産を疎かにした結果

歴史の学び方は、古い時代から現代に向かって、事件や文化を暗記するのが一般的です。学校の社会の授業も、そのようになっています。でも、自分の人生を振り返る時は、新しい事柄から古い事柄へと記憶をさかのぼっていくのではないでしょうか。例えば、1年前…

伊東甲子太郎の新選組分離は当初から計画されていたものか?

幕末の京都で活躍した新選組は、幕府が14代将軍徳川家茂の上洛に際して結成された組織です。当時の京都では、勤王の志士と呼ばれる浪士たちが暗殺を繰り返しており、上洛した新撰組はその取締りにあたります。新選組が結成されてからの約5年間に殺害された勤…

フランス革命後の王は高齢者ばかり

1589年のアンリ三世の死によりヴァロワ朝は断絶。代わって即位したアンリ四世がブルボン朝を創設し、その治世は近代まで続きます。フランス革命でルイ十六世が処刑されると、以後、ナポレオン・ボナパルトがフランスの皇帝となりブルボン朝の時代は終わった…

ビタミンCがウイルス感染症に効果的なのは明らか

ある農夫がフィジー島で休暇中にブタ・インフルエンザに感染しました。大病院でタミフルや抗生物質が投与されるも、容体は悪化の一方。生死の境をさまよう彼を救ったのは、義兄でした。ビタミンCがウイルス感染症に効果があることを知っていた義兄は、アメリ…

資本主義の成立を助けた奴隷船

現代の産業資本主義の発展は、18世紀にイギリスで起こった産業革命に端を発します。努力すれば富を得られ、欲しい物を何でも買える資本主義は多くの人に豊かさをもたらしています。また、資本主義の発展に伴い金融も発達し、自らが多くの資本を用意しなくて…

為政者は移ろいやすい群衆の声に耳を傾けるべきではない

1789年。フランスの財政が逼迫し、国民の暮らしがさらに苦しくなり、遂に暴動が起こります。いや、それは暴動ではなく革命でした。バスチーユを市民軍が陥落させたとの情報はフランス全土に広まり、農民たちが貴族を襲撃し始めます。狩りの最中だったルイ16…

異なる2つの視点から読むフランス革命

フランス国王ルイ15世の孫にオーストリア女帝マリア・テレジアの末娘が嫁ぐのをストラスブールのパン屋で働く少女マルグリットが、妬ましく見つめるところから物語が始まります。遠藤周作さんの「王妃 マリー・アントワネット 上巻」の出だしです。オースト…

雅と死が同居した平安京

京都は、日本国内の都市の中でも風雅なイメージが強いです。一方で、歴史的に見ると京都は、多くの人々が無残な死を遂げた都市でもあります。雅に思える文化でも、その背景を探ると死があり、死の積み重ねが京都を雅な街へと発展させてきたように思えます。

新しいものと古いものが共存する京都

千年の都、京都。そこには、様々なイメージを持つことでしょう。日本らしさを感じる人もいれば、閉鎖的な都市と見る人もいます。こういったイメージは、事実の面もありますが、作られたイメージであることも多いです。例えば、京都御所は、794年の平安遷都か…

世界史の深さがコーヒーを苦くする

仕事終わりや休憩時間の1杯のコーヒー。なんとも美味しいじゃないですか。香りをかげば気持ちもリフレッシュし、事務作業などで頭や目を使った後は不思議と疲れが消えていくように感じます。最近では、安価にいただけるようになったので、毎日の生活の中で誰…

死霊の怨霊化を防ぐのが弔いの目的

我が国では、人が亡くなると、家族で葬式をしたり法事をするのが、弔いの儀式として定着しています。弔いの儀式は、古来から行われており、奈良時代に聖武天皇が大仏を造立したのも弔いの一つです。ところで、弔いの儀式は、どういう意味で行われるようにな…

金融化した経済は社会に何をもたらすのか

金融とは、文字通りお金を融通することです。修行して一人前の料理人になったけど、お店を出すための資金がない。そんな時には、銀行から資金を借りれば、早期にお店を持てます。借金は、毎月の売上の一部で返済すれば良いので、料理人としての腕を活かしな…

大久保利通が征韓論に反対したのは政敵つぶしが目的

明治6年(1873年)。征韓論争に敗れた西郷隆盛、江藤新平、副島種臣らが、官を辞して新政府を去りました。征韓論は、武力をもって朝鮮を開国させようとするものであり、現在では考えられない外交手段です。しかし、明治初年の日本では、大多数の人々が征韓論…

根性で筋肉は発達するが効率的かはわからない

オリンピックの競技を見ていると、アスリートたちの身体能力の高さに驚かされます。特に馴染みのないスポーツほど、驚きは大きいですね。トップアスリートの常人離れした動きは、日々の鍛錬によるものであることは言うまでもありません。それはわかっていて…

産業革命と戦争の大規模化

現在の資本主義社会は、18世紀後半のイギリスで起こった産業革命から発展しました。産業革命以降、仕事の機械化が進み、これまでとは違った働き方が広がっていきました。今日の社会の発展も、産業革命がなければあり得なかったでしょう。一方で、産業革命以…

ベーシックインカムの導入は勤労義務の呪縛から国民を解放する

労働は美徳か。額に汗して働く姿は美しいし、目標に向かって一心不乱に努力している人を見ていると応援したくなります。一方で、目標を持たず、働らきもしない人は怠惰なので、困窮しても自業自得だから仕方ないと考えがちです。ところで、なぜ、労働は美徳…

世の中は後知恵バイアスだらけ

良かれと思ってしたことが逆効果だった。そんな時、「やっぱり最初から上手くいくわけないと思ってたんだよ」と言ってしまうことがありませんか。その気持ちよくわかります。「最初から上手くいくわけないと思ってたのなら、やらなければ良かったのに」と責…