ウェブ1丁目図書館

ここはウェブ1丁目にある小さな図書館です。本の魅力をブログ形式でお伝えしています。なお、当ブログはアフィリエイト広告を利用しています。

会計・金融・財務

なくならない不正に対処するのは経営者の仕事

業績が悪くなり不正を行ったとして、企業がメディアに取り上げられることがあります。多くの従業員が働き、多くの取引先を持つ大企業ほど、不利益が発生すると隠そうとします。企業の不正は、ここから始まっていきます。最初から隠さず、正直に世間に情報公…

経営分析はビジネスのスピードを把握する道具となる

ある企業の株式を買うかどうかを決める際、何を基準にするでしょうか。「最近、株価が上がっているから買いだ」とか、「このところ、ずっと株価が下がり続けているから、そろそろ買いだ」とか、株価を基準にする人が多いように思います。しかし、株価は、買…

従業員の人生を守っている経理部

会社の業務の中でも、経理はお固い仕事との印象を持たれます。いつもお金の計算ばかりをして、細かいことをチクチク言ってくる嫌な部署と思っている営業担当者もいるでしょう。しかし、それが彼らの仕事ですから文句を言うわけにはいきません。むしろ、気づ…

担保で貸すか、事業で貸すか

金融業界では、しばしばオーバーバンキングという言葉が使われます。オーバーバンキングは、お金を借りたいと思っている事業者よりも、銀行、信用金庫、信用組合の数が多すぎ、過剰な低金利競争を招いていることを意味します。早い話が、銀行が余っている状…

いつの世も市場原理と政府は対立する

江戸時代、米は食品でもあり、通貨でもありました。幕府や大名は、毎年の米の収穫高の一部を年貢として徴収し、それを旗本や家臣たちの手当てとしていました。また、米は、売却されて貨幣と交換されることもありました。江戸時代に米を貨幣と交換した市場と…

生命保険は死亡保障だけで良い

自分が万が一死亡した時、家族が生活できるようにいくらかのお金を残しておきたい。このような理由から貯蓄に励む人は多いことでしょう。しかし、十分な貯蓄ができる前に死亡することだってあり得ますから、貯蓄だけで家族の生活費を担保するのは難しいです…

年金がもらえるか心配しても無駄。それより個人型確定拠出年金(iDeCo)の加入を検討しよう。

老後資金が不足しそうだ。公的年金は、将来的に受給額が減りそうだから、国民年金や厚生年金だけでは老後が心配。少子高齢化が進んでいるためか、このような不安を抱えている人は多いと思います。公的年金は、今の若い人はもらえないと断定的に言う識者もい…

自動車保険などの損害保険は自分が加害者になった時の補償額を無制限にする

「もしも、大怪我をしたり大病を患ったりしたら、高額の治療費を負担しなければならないので家計が破綻するかもしれない。だから、医療保険に加入しておこう」そう思って医療保険に加入する方が多いと思います。でも、健康保険には、高額療養費制度があるの…

仮想通貨の価値の正体

世の中には、神や仏を信じる人もいれば信じない人もいます。神や仏を信じている人は教会や寺院に寄付をしますが、信じていない人は寄付をしません。無神論者は、教会や寺院への寄付は何の価値もないと考えているからです。最近、流行している仮想通貨も、神…

ライフスタイルの変化に合わせて生命保険の保障を見直す

日本人の生命保険好きは有名な話で、就職すればとりあえず生命保険を買うという人が結構多いです。同期入社の誰かが生命保険を買ったと聞くと、「それなら自分も保険を買っておくか」という軽い気持ちで生命保険に加入する人もいると思います。また、職場に…

先物取引でのリスクヘッジはスペキュレーターを利用することで成立している

先物取引について、どのような印象をお持ちでしょうか?多くの方が、ギャンブル的要素の強い取引、楽して大金を手にできる取引、失敗すると人生が破たんしてしまう取引という印象を持っていることでしょう。だから、そう思っている方は、先物取引をする人は…

年金生活に入ったら生命保険は解約して良し

今や日本での世帯普及率が9割近くに達している生命保険。果たしてこんなに多くの世帯で生命保険に加入する必要があるのでしょうか?何のために生命保険に加入しているのかと尋ねられても、「万が一に備えるため」といった漠然とした答えしか出てこない人がほ…

投資信託を買うことは馬券の予想屋にお金を払うことと同じだと知ろう

株式投資の初心者に投資信託をすすめる人がいます。投資信託は、複数銘柄の株式や社債に投資し、それをひとつのパッケージにしたものです。そして、そのパッケージを100口や200口といった形に細分化して販売します。投資する銘柄の選定は、ファンドマネジャ…

短期投資の損益は噂に影響されやすい

インターネットの発達により、誰でも手軽に株式投資ができるようになりました。買うのも売るのも、パソコンさえあればすぐに実行できますから、1日に同じ銘柄を何度も売買して利ザヤを稼ぐデイトレーダーと呼ばれる投資家も現れましたね。企業の業績が、ほん…

住宅ローンは全期間固定金利型が基本だが短期のローンなら変動金利もあり

日本では、マイホームを購入する場合、住宅ローンを組むことが当たり前となっています。それも35年ローンのような長期の住宅ローンを。この時点で何かがおかしいと思うべきなのですが、マイホームが欲しいと思っている人は、家が持てるということに夢中なの…

アメリカに住まないのにドル預金をするのは危険な投資だ

日本の銀行にお金を預けても、利率が低すぎるので預金者に利点がないと考えて外貨預金をされている方もいることでしょう。銀行に行けば、外貨預金の案内を目にする機会も多くなりましたし、そこに記載されている利率を見ると日本の銀行の定期預金よりも、か…

リスクとは不確実性であり、リターンとは期待される利益である

投資の世界にハイリスクハイリターンという言葉があります。よく使われている言葉なので、投資に興味がない方でも聞いたことがあるでしょう。成功すれば投資額が2倍になって戻って来るけども、失敗すれば投資額全額が無くなってしまうといった使われ方をする…

株式の長期投資は社会的意義のある企業を育てる

株式投資は、ただ持っているだけで値上がりした株式を売り楽して儲けること、日々の値動きにかじりついて頻繁に売買を繰り返して利ザヤを稼ぐ行為。きっと、多くの日本人がこのようなイメージを持っていることでしょう。そして、株式投資で儲けることに社会…

生命保険は終身保障ではなく収入保障保険を選ぶべき

突然ですが、あなたは生命保険に入っていますか?日本人は保険が大好きですから、多くの人が生命保険に入っていると思います。生命保険に加入するとき、保険会社が提示するいくつかのパッケージ商品の中から選んだという方は多いはず。僕も、生命保険に加入…

生命保険に加入する前に知っておきたい健康保険の高額療養費制度

日本人の保険好きは今に始まったことではありませんが、改めて考えてみると異常なほど様々な保険に加入しています。公的な保険で言えば健康保険と基礎年金にはほとんどの人が加入しており、それに加えて会社員であれば厚生年金や厚生年金基金などに入ってい…

株式の配当金を払わない会社は成長する

株式に投資して、何もせずに配当金をもらって暮らしていけたらいいのになと思っている方がいらっしゃるでしょう。できることなら、僕もそのような生活をしたいです。別に株式配当だけで暮らしていけなくても、毎年、安定して配当金を受け取ることができ、そ…

資産運用における分散投資で忘れがちな投資家の分散

資本主義の発達に伴って金融市場も発達を遂げてきました。そして、金融市場の発達は個人の資産運用を容易にし、預金だけでなく、債券、株式、投資信託など、様々な金融商品への投資を可能としてきました。また、昔から現在まで不動産や金などの実物投資も行…

自分で損益線を描けないのなら金融商品に手を出さない方がいい

最近では、インターネットが普及したこともあり、株式などに投資する個人が増えています。経済のことを勉強しながら投資するのなら、それは良いことなのですが、中にはほとんど勉強せずに投資を始める人もいますよね。そういった人を見ていると、とてもおっ…