ウェブ1丁目図書館

読書で得ること感じること。ここはウェブ1丁目にある小さな図書館です。本の魅力をブログ形式でお伝えしています。

奥羽越列藩同盟の瓦解は仙台藩の失策が大きかった

1868年に起こった戊辰戦争は、1月の鳥羽伏見の戦いから翌年の五稜郭の戦いまで続きました。戊辰戦争は、初戦の鳥羽伏見の戦いで薩長を中心とした新政府軍が旧幕府軍に勝利したことが大きく、その後の戦いも新政府軍の優位は変わらずに函館五稜郭で旧幕府軍が…

DNA修復機構と突然変異

生物は遺伝子を持っています。そして、生物にとっての遺伝物質はDNAです。DNAは、体を作るための設計図のようなもの。もしも、設計図に間違いがあれば、生物は本来の姿形とは異なってしまいます。設計図の間違いにより病気になることもありますし、場合によ…

織田家から政権を奪い取った豊臣秀吉の謀略

天下分け目の天王山。プロ野球もシーズン終盤の首位攻防戦になると、中継でアナウンサーがよく口にします。ここを勝てば優勝がほぼ決まるといった大事な試合を「天王山」と表現することがありますね。天下分け目の天王山とは、1582年に豊臣秀吉と明智光秀が…

グルコースからのエネルギー獲得には解糖系、細胞呼吸、発酵の3つの代謝経路がある

自動車が走るためにはガソリンなどの燃料が必要です。電化製品を使う時にも電力が必要です。飛行機が空を飛ぶためにも船が海を進むためにも、何かしらの燃料が必要です。このように何かを動かすためには、何らかのエネルギー源が必要になります。我々人間も…

鉄分不足と心の病

現代日本はストレス社会と言われています。それを反映するようにうつ病やパニック障害など、心の病で悩んでいる人が増えています。精神科を受診し、適切な治療を受けて完治する人もいますが、中には薬の力に頼ってうつの症状を緩和する寛解までしか改善しな…

戦後の好景気は設備投資がけん引した

消費が拡大すると景気が良くなる。よく言われることです。これは、反対に言うと景気が悪い原因は消費が少ないからだとなります。この考え方から、昨今の景気対策では、いかに消費を増やすかに焦点を当てることが多いですね。でも、本当に消費拡大が好景気に…

学問と自由

学問とは何かを問うてみると、それは生きていくために役立つことを学ぶこととなるのでしょうか。つまり、多くの人にとっては、実学こそが学問となりそうです。実学という言葉を最初に用いたのは、福沢諭吉だとされています。福沢諭吉と言えば、「学問のすゝ…

科学は宗教より遅れている

19世紀以降、科学は目覚ましく発展してきました。テレビ、インターネット、携帯電話でできることは、200年前では神の領域とされていたのではないでしょうか。テレビもインターネットも携帯電話も、テレパシーで遠く離れた人に何かしらの情報を送っているのと…

管理職に昇進して最初に勉強すべきは副腎疲労

組織で働き続けていると、誰もが出世していきます。最初は平社員と呼ばれる最下層から出発し、仕事の経験を積むにしたがって主任や係長などへ昇進していきます。どこまで出世できるかは、働いている会社やその人の勤務内容によって異なってきますが、長年勤…

優生学が社会の発展に貢献するか

生物の一生を決めるのは、環境か遺伝か、はたまた別の要因か。大金持ちの子として産まれた人は、将来的に裕福になる可能性が高そうです。大きな体を持って生まれてきた人は、大人になったらスポーツ選手として大成するかもしれません。前者は環境が人の一生…

タンパク質の高次構造形成、分解、オートファジー。生命が維持される仕組みはよくできている。

人間も含めた生物の細胞はタンパク質からできています。タンパク質は20種類のアミノ酸の連なりです。アミノ酸の組み合わせ方によって、タンパク質の働きは様々に変化します。タンパク質の設計図はDNAに記録されており、その記録を元に細胞質内にあるリボソー…

興奮の減衰不減衰論争をみると原則から外れる例外は起こりにくいとわかる

動物は自分の意思で体を動かせます。また、心臓などは自分の意思とは関係なく動いています。動物の体はなぜ動くのか?その解明の足掛かりとなったのは、ガルバニの偶然の発見です。ガルバニは18世紀のイタリア人です。彼が、皮をむいたカエルの下半身に銅の…

中途半端に結果を残して早世すると後世に高く評価される

偉大な業績を残した歴史上の人物を挙げていくと不思議なことに気付きます。それは、何かを完結させた人よりも志半ばで世を去った人の方が高評価を受けるということです。明治維新を実現した木戸孝允や大久保利通よりも、日本の夜明け前に暗殺された坂本龍馬…

織田信長の経済政策と鉄砲の活用

戦国乱世を統一したのは豊臣秀吉です。また、その後の泰平の世を築き上げたのは徳川家康です。どちらも偉大な業績を残しましたが、2人が活躍できるようにしたのは織田信長です。豊臣秀吉も徳川家康も織田信長が敷いたレールの上を進むことで、スムーズに天下…

見廻組の活動は謎に満ちている

幕末の京都に見廻組という組織がありました。組織の目的は不逞浪士を取り締まること。同じ目的として結成された組織に新選組があります。こちらは浪士を募って結成した組織で、浪士が不逞浪士を取り締まることから「毒を以て毒を制す」と表現されました。一…

織田信長が宗教弾圧者だったら本能寺の変は起こっていない

織田信長の最期の地は京都の本能寺でした。家臣の明智光秀の謀反により、天下一統の目前でこの世を去りました。明智光秀が信長に背いた理由は謎のまま。様々な説がありますが、確証が得られていません。謎と言えば、信長が本能寺で討たれたことも不可解です…

家父長制と酒が結合すると理不尽が生まれる

酒を飲んでは怒り出し、もめ事を起こす人がいます。男性に多いのではないでしょうか。ストレス解消のために酔っぱらっているのか、中毒で酒を飲まないとイライラするのかわかりません。毎日でも酒を飲まないと気が済まない時点で中毒のような気がします。自…

幕末に散った志士は忘れられる

世界のどこかでテロ事件が発生すると、なぜそのようなことをするのかと疑問に思うとともに日本が平和な社会だと感じます。世界中でテロが起こっていることから、これからは日本国内でもテロが起こる危険があると警鐘を鳴らす人たちがいます。日本だけが特別…

資本主義社会と他力

多くの成功者は、努力によってある分野での第一人者になっています。どんなにつらいことがあっても努力で切り抜け、たくさんの人から評価される業績を残しています。成功者と呼ばれる人たちの話を聞くと、確かに普通では考えられないほど多くの時間を費やし…

コミュニケーションは送り手が得すること

現代社会は、様々な能力を持っていないと生きていくのが難しい社会となっています。20世紀ではパソコンを使えない人の方が多かったですが、21世紀に入るとパソコンを使えることが当たり前となり、それを使えないと仕事に就くのが不利となる場面もあります。…

いつの世もオヤジの思考回路は同じ

時代が変われば人々の考え方も変わってゆくもの。乗り物ひとつをとっても、人力車と電車では速度が全く違うので、昔と今とで時間感覚が異なっています。今なら50kmの距離の移動に2時間かかれば遅いと感じます。でも、人力車の時代に50kmを2時間で移動できれ…

様式や作法を重視し過ぎて執着していないかと問うてみる

世の中には、様々な宗教があります。仏教やキリスト教のように歴史の長い宗教から、近代以降にできた宗教まで多種多様です。どの国にも宗教があることから、人間は何らかの信仰対象がなければ心身の健康を維持できないのかもしれません。数えたことはないし…

他者への信頼が気の交流をよくする

気功。触れることなく物を動かしたり、人を投げ飛ばす。手をかざすだけで病気や怪我が治る。このようなことを聞くと、多くの人がペテンだと思うはずです。詐欺事件の中には、この種のものがありますからね。でも、気功ではなく「気」と1字だけを読んだり、聞…

よくわからない統帥権が支配した国

日本が第2次世界大戦に突入した理由は一つではなく、様々な要因が重なり合った結果だと思います。その様々な要因の中には、統帥権もあったでしょう。現代日本は法律が整備されているので、特定の誰かの意思のみで国の行方が左右されることは少なくなっている…

いつの世も外交は世論に流される

日本人が洋服を着始めたのは明治時代のこと。それまでは誰もが和服を着ていたのですが、明治時代になって一気に洋服が普及します。現代の衣装は、ファッションという言葉があるようにその時々の流行によって変化していきますが、明治時代の洋服の普及は流行…

人為的共食いが惹き起こした伝達性スポンジ状脳症

伝達性スポンジ状脳症。致死率100%の恐怖の病気です。狂牛病やクロイツフェルト・ヤコブ病などは、伝達性スポンジ状脳症に含まれます。2000年代初頭にアメリカの牧場で牛が感染したことから日本国内へのアメリカ産牛肉の輸入が禁止されたことがあったので、…

酵素ドリンクを飲んでもアミノ酸プールの一員になるだけ

人間の体は様々な物質でできていますが、その中でも重要な働きをしているのが「たんぱく質」です。筋肉も皮膚も髪も、全てたんぱく質でできています。これら体のパーツを見ただけでも、たんぱく質がなければ人間は生きていけないことがわかるでしょう。たん…

自然淘汰だけで生物進化を説明できるか?

生物は長い年月を経て少しずつ進化しています。現在よりも優れた機能を持つことを進化と考えれば、優れた機能を備えた個体が誕生すれば、やがて同一種内の全ての個体がその機能を有するにいたるはずです。例えば、鋭い爪を持ったヒトが生まれ、その爪が生存…

群集心理が正義を作る

ファミリーレストランで食事する時、何を食べようか迷うことがあると思います。そして、友人同士などのグループだと、その中の誰かがカレーライスを注文すると、他の人も同じようにカレーライスを注文することがよくあります。むしろ、全員が違うメニューを…

ネコの生き方から幸福とは何かを学ぶ

我が道をゆくネコを見ていると、なんて自由に生きているんだと感心します。少し離れたところで、あくびをする野良猫。近くに寄って行こうとしても平然としていますが、ある一定の距離まで近づくと、そそくさと移動し人間と一定の距離を取ります。そして、ま…

歴史の事実は「わき役」の言い分にも耳を傾けなければわからない

歴史の通説を作るのは勝者。敗者の言い分が通説に盛り込まれることは少なく、また、わき役たちが重要な役回りを演じても過小評価されている場合があります。歴史上の敗者やわき役の働きを正当に評価した史料もありますが、その内容が紹介される機会はあまり…

道理か利益か。道鏡を即位させなかった和気清麻呂の嘘。

奈良時代の話。この時代は女性が天皇に即位することが多く、二度天皇になった孝謙天皇(称徳天皇)もまた女性でした。現代も日本には天皇陛下がいらっしゃいます。歴代の天皇は全て男系、つまり、天皇陛下のお父さんのお父さんのお父さんの・・・と、ずっと…

聖武天皇に藤原不比等の血は流れているのか?

奈良の名物ですぐに思いつくものは何か?そう問われた時、多くの人が「大仏」と答えるでしょう。では、その大仏を造立したのは誰かと聞かれた時、「聖武天皇」と答えられる人はどの程度いるでしょうか。おそらく半分もいないと思います。さらに聖武天皇の母…

和と礼

日本の国民性には、どこか曖昧さがあります。言葉を発しなくても、表情で何を言わんとしているのか察するという辺りにも、どことなく曖昧さを感じます。中江兆民は、日本には純粋な哲学が存在しないと嘆きました。日本人特有の曖昧さを哲学として捉えるのは…

消費拡大のためには若者が働きやすい職場作りが必要

景気が良くなるためには、消費の拡大が必要だと言われています。材料を買ってきてモノを作る。作ったモノを売り代金を回収する。再び、材料を買ってきてモノを作って売り代金を回収する。この製造と販売の繰り返しにより、資金の循環が起こります。消費が拡…

成功の大部分は運命。努力しても報われないことはある。

運命。人の意志とは関係なく人に幸や不幸を与える力、また、それによって起こる事柄や状態を運命といいます。運命によって手にした幸福もあれば、運命によって引き起こされた不幸もあります。運命によって得られた幸福を自分の努力だと言う人がいます。運命…

本を再読すると多種多様な考え方を認められるようになる

一度読んだことのある本を二度三度と読み返したことはあるでしょうか。僕は、本を何度も読み返すことはそれほどありません。知らべものをしている時、知識が不完全な場合には何度も読み返しますが、これは勉強や仕事が目的であることが多いですね。それでも…

消費者ニーズに応え続けると厳しい目を持つ消費者が増える

現代の日本に住んでいてコンビニエンスストアを利用したことがない人は少数派でしょう。コンビニが、スーパーよりも値段が高めなのに利用者が多いのは、端的に言うと利便性が高いから。取扱商品の単価はそれほど高くなくても、その利便性から多くの消費者が…

世の中に男性が存在するのは遺伝子の絶滅を回避するためのリスク分散が理由か?

一つのバスケットにたくさんの卵を盛るな。これは、投資の世界でよく聞く格言です。例えば、株式に投資する場合に1銘柄に全財産をつぎこむと、その銘柄が暴落した時に取り返しのつかない巨額の損失が発生します。5銘柄なり10銘柄なり複数銘柄に分けて投資す…

汚職は社会に内戦と同じだけの打撃を与える

汚職。国内でも、政治家や公務員による公金横領や特定の企業を優遇する不公正が起こることがあります。海外では大統領までもが汚職に積極的に関わっていることもありますね。大統領や総理大臣による汚職は、国家に大きな打撃を与えることは容易に想像できま…

姓と名字の違い。将来的に名字の意味はなくなるか?

ここに山田太郎さんという人がいたとします。この人の名は「太郎」です。では、「山田」はなんでしょうか?きっと人によって答えが変わると思います。ある人は「姓」と答えるかもしれませんし、ある人は「名字」と答えるかもしれません。現代の日本では、ど…

商業蔑視が原因で発生した倭寇

現代では多くの国が商業の重要性を認識しています。景気を良くするためには消費の拡大が必要だという考え方も、商業の重要性を為政者が理解しているからと言えるでしょう。しかし、商業の重要性が理解されるようになったのは、人類の歴史の中では最近のこと…

ガン細胞を増殖させるエサのやり方を教えよう

人間も含め動物が生きていくためにはATP(アデノシン三リン酸)が必要です。ATPは、動物にとってのエネルギーです。自動車のガソリンや電車の電力に相当するもので、動物が生命活動を維持するために不可欠です。それは正常細胞に限らずガン細胞にも当てはま…

外圧によって始まり外圧によって終わった日本の近代

日本の近代を明治維新から第2次世界大戦までの期間とすると、この時代は外圧によって起こり外圧によって終わったと言えそうです。日本の近代の幕開けは、江戸幕府が欧米列強の圧力によって結ばされた不平等条約に危機感を持った勤王の志士たちがもたらしまし…

あきらめる心とホメオスタシス

どんな苦難が襲ってきても、あきらめなければ必ず成功する。よく聞く言葉です。偉大な業績を残した多くの人々も、しばしば、あきらめずに続けてきたから結果が出たと述べていますから、その通りなのでしょう。あきらめることに対して、多くの人があまり良い…

貯蓄率が高いほど長期的に消費が拡大する

90年代のバブル経済崩壊以降、日本経済は不景気となり、その状況は今も続いています。景気が悪くなる要因は様々ありますが、メディアで頻繁に指摘されているのは消費の落ち込みです。家計消費が上向けば、世の中の金回りが良くなるので、それにしたがって景…

インターネットがもたらす民主化と公正性

20世紀末から爆発的に世界中に普及したインターネット。21世紀の現在では、インターネットなしで成り立つ仕事は少なくなり、どの企業もほとんど選択の余地なく職場の業務にインターネットを活用しなければならなくなっています。当然、インターネットは企業…

人口増加がもたらす経済への悪影響

我が国の近代以降の経済発展は、人口増加に依存する部分が大きかったとされています。そのため、今日の不景気は人口増加率が鈍化したことが原因だと言われています。確かに子供がたくさん生まれて、人口分布がピラミッド型になっている方が、消費を拡大でき…

資本主義の経験なくして社会主義は誕生しない

現代の国際経済は資本主義が先導しています。かつて、大きな資本主義国と並ぶソ連や中国といった社会主義国がありましたが、いずれも資本主義国に移行しつつあります。いや、表面上は社会主義と言っていても、実質的にはすでに資本主義に移行しきっているよ…

家計消費が経済を支えている。しかし、家計所得の増加だけが幸福をもたらすのではない。

日本経済が低成長時代に突入してから長い年月が経過しています。経済の低成長は悪だと言われていますが、低成長は高度に経済が発展した後に必ず訪れるのですから、現在の日本は他の国々と比較して暮らしやすい国になっているとも考えられます。しかし、それ…