2017-12-01から1ヶ月間の記事一覧
その隻腕の剣士が活躍したのは、慶応4年(1868年)の5月下旬。西から攻め来る官軍を箱根で迎え撃つため、旧幕府の遊撃隊が出陣しました。遊撃隊を指揮していたのは、人見勝太郎と心形刀流の使い手伊庭八郎。両軍は箱根三枚橋で激闘を繰り広げます。この時、…
1発の砲声が正月気分を覚まさせた。暮れから不穏な動きがあったものの、正月くらいは楽しく過ごしたいと思っていた民衆にとって、年明けから戦争が始まるとはいい迷惑だ。慶応4年(1868年)正月3日の夕暮れ時。京都の南の鳥羽で、薩摩藩が幕府軍の隊列に向か…
世の中には、偉大な功績を残す人がいます。不思議と、そのような方が発する言葉には重みがあり、素直に聞こうという気持ちになりますね。商売の世界なら、パナソニックの創業者の松下幸之助さんの言葉に感銘を受ける人も多いはず。同じ言葉でも、松下さんの…
21世紀に入ってから、格差問題が頻繁に議論されるようになっています。裕福な人と貧乏な人の二極化が起こっていると指摘する識者がメディアに登場する機会が多くなっているので、日本社会が20世紀後半との比較で格差社会となっているのは事実なのでしょう。…
日本は、江戸時代に中国、朝鮮、オランダ以外の国とは交易をしないいわゆる「鎖国」を行っていました。鎖国体制は、幕末のペリー来航によって終わり、日本は諸外国と交易をする開国の道を選びます。当時は開国すべきか鎖国を続けるべきかで世論が真っ二つに…