ウェブ1丁目図書館

ここはウェブ1丁目にある小さな図書館です。本の魅力をブログ形式でお伝えしています。なお、当ブログはアフィリエイト広告を利用しています。

2023-01-01から1年間の記事一覧

関ケ原の戦いの通説はどこまでが史実なのだろうか

日本史上もっとも有名な人物は徳川家康でしょう。戦国時代を終わらせ泰平の世を築いた功績も、他の歴史上の人物と比較して偉大なものだったと言えます。だから、徳川家康については、その生涯が詳しくわかっているように思われている面がありますが、意外と…

知的財産権は時に本来の目的とは違った使われ方をする

著作権、特許権、実用新案権、意匠権、商標権。これらの権利を総称して知的財産権といいます。知的財産権は、その名の通り権利ですから、誰かがその権利を持っていて、利益を得ています。そして、権利を侵害された場合には、損害賠償請求することができます…

会議はコミュニケーション

人が何人か集まると会議が始まるもの。一口に会議と言っても、親しい友人同士がただ雑談をするような井戸端会議もあれば、何かを決定しなければならない学級会のような会議まで様々あります。講師が参加者の前に立って話をするセミナーもまた会議の一種です…

英語よりITより読む能力の方が重要

インターネットの普及は、情報収集に費やす時間を短縮してくれました。そして、人類は、かつてないほど多くの情報に接することができるようになりました。では、インターネットを利用することで、知識が増えたかと聞かれると、そうでもないように思えます。…

言葉が思考を止める

言葉はとても便利な道具です。例えば、「石」という言葉を発するだけで、相手に石という物体を連想させることができます。もしも、「石」という言葉がなければ、道端に転がっている石を指さして、相手に伝えなければなりません。ハンバーガー、プリン、自動…

世界が抱える問題を解決する英断

戦争、貧困、差別、環境破壊。世界は、今も様々な課題を抱えています。そして、これらの課題にどう向き合っていけば良いのか、人類は常に頭を悩ませています。全世界的には、これらの課題は未解決です。でも、一部の国や地域では、これらの課題を解決してい…

中国のニュースが不思議に感じるのは中国共産党一党独裁と資本主義が結び付いているから

テレビのニュースでは、国際情勢がよく扱われます。日本国内にいると、世界中で何が起こっているのかを知る手段は、テレビのニュースや新聞になります。しかし、ニュースを見ても新聞を読んでも、なぜ、ある国が別の国と揉めているのか、それが、日本にどの…

経営分析はビジネスのスピードを把握する道具となる

ある企業の株式を買うかどうかを決める際、何を基準にするでしょうか。「最近、株価が上がっているから買いだ」とか、「このところ、ずっと株価が下がり続けているから、そろそろ買いだ」とか、株価を基準にする人が多いように思います。しかし、株価は、買…

デジタル化がもたらすのは幸福か不幸か

デジタル社会は、我々の生活を急速に便利にしていきます。インターネットに接続できる環境があれば、あらゆる手続きを自宅で行うことができますし、お金の支払いもオンラインで簡単にできます。これまでのように書類を手書きで記入する手間もなければ、現金…

エントロピー増大の法則に抗う生命の目的は何か

機械は、動いている時間と止まっている時間があります。洗濯機は、洗濯している間は動いていますが、洗濯が終わりコンセントからプラグを抜くと停止します。エアコンも、自動車も、工場の大型機械も、ほとんどの機械が動いたり停止したりを繰り返しています…

巨大地震が頻発しやすい日本列島

日本列島に住んでいると、よく地震に遭遇します。他の国に住んでいても、地震に遭遇するだろうと思うかもしれませんが、世界で起こる地震の10%程度が日本列島で起こると言われていますから、日本は世界でトップクラスの地震大国です。日本列島での地震は、今…

知識の横展開が情報過多の現代で生きていく技術となる

1つのことを深く知ることは、専門性を磨くことになります。何年も、その分野について勉強していれば、他の人よりも専門性が高まっていきます。専門分野を持つことは、自分の売りになるので生きていくための武器になります。一方で、広い範囲のことを学ぼうと…

自分自身が気づいていない不満を探すことがマーケティングの訓練になる

マーケティングという言葉には、どこに多くの人がいるかを探し出し、そこで商売をして利益を獲得するといった印象があります。そして、より多くの売上や利益を達成するために広告にお金を払い、顧客調査をすることこそがマーケティングだと考えられています…

まちづくりこそ利益重視

地域の活性化というと、B級グルメのイベントを開催したり、ゆるキャラを作ったりといったことがすぐに思いつきます。そして、こういった取り組みをする場合、補助金をもらうこともよくあります。しかし、このような発想は、短期的には人が集まって大成功した…

海外の視点で日本史を見る

自国の歴史を学ぶ際、教える側は自国民であることが多いです。日本史であれば、日本人教師が、児童や生徒に教科書を使いながら教えます。どの国でも、自国の歴史は自国民から学ぶのが当たり前です。だから、他国から自国の歴史を見るとどのように映るのかは…

中学校の数学の問題を大人になってから解くと違った景色が見えてくる

小学校で習う算数は、必要な知識だと多くの人が思っているでしょう。一方で、中学校で習う数学は何の役に立つのかわからないと思っている人も多いと思います。大人になって、方程式や関数を使う場面は少なく、中学校で習った数学が社会で生かされているよう…

変化が激しい時代には問い続ける力を身につけることが重要になる

現代社会は変化が激しいと言われるようになって久しいです。変化が激しい時代とは、人々に学び続けることを強制する時代とも言えます。ある分野について、一度身につけた知識や技術が、一生の財産になるというのは、変化が少ない時代には当てはまります。し…

読書が他者を尊重する態度を磨く

インターネットの登場で、現代人は多くの情報に触れられるようになりました。ネットがなかった時代の人と比較すると、受け取った情報の量は圧倒的に現代人の方が多いと思います。しかし、たくさんの情報に触れているにもかかわらず、頭に知識として定着した…

人の行動の80%以上は習慣によるもの

人間は、脳が発達した動物です。他の動物が本能的に行動しているのに対して、人間は考えながら行動できるので、より合理的な判断を下しながら日々活動しているように思えます。でも、それは錯覚かもしれません。人間の日々の活動も、実は物事を深く考えた後…

多くの企業が参考にすべきビジネスモデルは巨大IT企業ではない

情報技術(IT)を活用した企業が、現代の人々の暮らしに大きな影響を与え、そして、巨額の利益を得ています。特にアメリカ発のIT企業は、世界中でビジネスを展開し、大成功を収めています。ビジネスで成功するための手本として、それらアメリカ発の巨大IT企…

小さなものの積み重ねが町の過疎化を防ぐ

京都府の北に綾部市という市があります。綾部市は、小さな市で、少子高齢化で過疎が進んでいますが、近年、他の地域から注目を集めています。過疎化している町の中には、消滅の危機にあるところも多いです。ところが、綾部市では、数々の取り組みから、住民…

データを支配した巨大企業に飲み込まれないようにするには

インターネットの発達により、データの重要性が、これまでとは比べ物にならないくらい大きなものとなっています。より多くのデータを瞬時に集められた企業が巨大化し、これまでのビジネス環境を次々に破壊しています。そして、それらの企業は、さらに巨大化…

生命の持続と生物の多様性

生命の誕生は、今から約40億年前とされています。この40億年の間に生命は多種多様な進化を遂げ、現在では数えられないほど多くの種数となっています。40億年という気の遠くなりそうな時間の中で、生物は順調に増加していった時期もあれば、絶滅の危機にさら…