ウェブ1丁目図書館

ここはウェブ1丁目にある小さな図書館です。本の魅力をブログ形式でお伝えしています。なお、当ブログはアフィリエイト広告を利用しています。

菌類との共生が人類が直面する課題を解決させる

菌は、何か汚いイメージがあり、人を病気にする悪い生物と思われがちです。

確かに細菌やウイルスは、時に人を病気にしますが、菌類には、シイタケなどのキノコに代表される真菌もおり、すべてが悪者というわけではありません。菌類をひとくくりにして悪いヤツと決めつけるのは早計です。

人だけでなく生態系にとっても好ましい菌はたくさんおり、菌なくしては地球環境は維持されないと言っても過言ではありません。

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個体の死が種の繁栄につながる

「生き残れるのは、最も強い者でも、最も賢い者でもなく、変化に適応できた者だ」

自己啓発書などでよく見る文章ですね。しかし、これは、半分間違っています。いや、もっと間違っているかもしれません。ダーウィンの進化論から、このような表現が使われるようになったのでしょうが、正しく書き直すと以下のようになります。

「生き残れるのは、最も強い者でも、最も賢い者でもなく、偶然変化に適応できた者だ」

生物進化は、自らの意思で起こるのではありません。自分の意思とは関係なく起こるのです。

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エネルギーで時間を買う人類

物理学では、エネルギーを仕事をする能力と定義します。人間にとっても、エネルギーは仕事をするために必要な活力とでも言えそうです。

一般に人間は、食物からエネルギーを補給していると考えられていますが、その他にも自動車や電化製品などを使って、ガソリンや電力からエネルギーの供給を受けて生活しています。人間が食物を食べて自前で生み出すエネルギーを消費する他に機械を動かすことでエネルギーを消費することは、仕事のスピードを上げることができるので、短時間でより多くの仕事をこなせます。

人間社会の発達は、人類がエネルギーを外部調達してきたおかげと言えます。しかし、エネルギーを使うことで、我々現代人は疲弊しやすくなっているとも考えられます。

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ねこと協調してきた人類

近年の日本社会は、空前のねこブームとなっています。テレビもインターネットも、ねこが大人気で、メディアでねこを見ない日はないほどです。

それにしても、なぜ、人はねこに惹きつけられるのでしょうか。人に従順ないぬの方がペットとしては好まれそうで、実際、かつてはいぬがねこより人気でした。

それが、いつの間にか、ねこがブームとなり、いぬよりもメディアでの露出が増えだしました。人を魅了するねこ。その理由は、どこにあるのでしょうか。

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コマーシャリズムが蔓延する社会は感染症に弱くなる

日本人は、世界的に見てとても清潔な民族だと言われています。

帰宅した時、トイレの後、食事の前などは、手洗いをすることが習慣となっている人が多いことでしょう。中には、手洗いのたびに石鹸やハンドソープを使っている人もいますね。

身体を清潔にする目的は、感染症などの病気にかからないようにすることにあります。不衛生にしていると、細菌やウイルスに感染し、場合によっては死にいたることもあります。だから、身体を清潔に保つ必要があるのですが、日本人の潔癖は度が過ぎており、逆に感染症に弱くなっています。

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