ウェブ1丁目図書館

ここはウェブ1丁目にある小さな図書館です。本の魅力をブログ形式でお伝えしています。なお、当ブログはアフィリエイト広告を利用しています。

花の名を知ると散歩が楽しくなる

街中を歩いていると、歩道脇や花壇で、草花や雑草を見かけます。

ただ草が生えているだけなら素通りするのですが、花が咲いていると、立ち止まって見ることがあります。きれいな花だなと思いながら観賞するものの、悲しいかな、花の名前がわかりません。

こんな経験をしたことがあるのは、僕だけではないはず。そして、ネットで花の名前を調べようとしても、そもそも、その名がわからないので、キーワード検索もできないという経験をしたことがある人も多いはず。

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筋肉だけではない!タンパク質には様々な役割がある。

我々人間の皮膚、筋肉、内臓はタンパク質を材料としてできています。

タンパク質と一言で言っても、その種類は非常に多く、ヒトの遺伝子が作り出すタンパク質は約2万種類であるとされています。1990年代以降のゲノム解析の急速な発展は、タンパク質の種類の数を知るだけでなく、どのような働きをしているのか、病気への対処をどのようにすれば良いのかを教えてくれるようになってきており、今後は個々人の遺伝子に合わせた治療法も確立していくかもしれません。

もはや、タンパク質が我々の健康維持にとって重要な栄養素であり、身体の構成成分であることは疑いようがなく、日本人は米を食べなければ健康に生きていけないという言説が迷信であることもわかっています。

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戦争はホモ・サピエンスの雄の本能なのだろう

ゴリラやオランウータンなど、霊長類には多くの種類があります。その中でも、現生人類のホモ・サピエンスは、最も優れた進化を遂げた霊長類と考えられています。

言語を操るだけでも他の霊長類より優れています。しかも、言葉を文字にして他人に伝達することまでできるのですから、ホモ・サピエンスのコミュニケーション能力は、霊長類に限らず、生物全体を見ても突出しているように思えます。さらに電話やインターネットまで使いこなせるのですから、ホモ・サピエンスは霊長類の中で最高の進化を遂げたと言っても過言ではないでしょう。

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光合成の目的は何だろうか

人間は、酸素を吸って二酸化炭素を吐き出して生きています。

人間は、酸素を体内に取り込んでエネルギーを作り出し活動しています。だから、酸素の安定供給は、我々の生存に重要な意味を持っています。一方で、人間は、エネルギーを作り出す過程で二酸化炭素も体内で合成しています。二酸化炭素は、呼気に含まれて体外に出されますから、言ってみれば産業廃棄物のようなものです。

地球上に酸素を吸って二酸化炭素を吐き出す生物しかいなければ、やがて、大気中の酸素は減り二酸化炭素ばかりになってしまいます。しかし、地球上には、二酸化炭素を吸収して酸素を吐き出す植物がいます。だから、植物が二酸化炭素を吸って酸素を吐き出す活動が、酸素を吸って二酸化炭素を吐き出す生物の活動とバランスが取れていれば、我々人間は酸素不足で悩む必要なく生きていけます。

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生命科学から見た幸福な社会とは何か

人類の歴史を振り返れば、社会は、過去から未来に向かって発展していることがわかります。戦争によって一時的に社会が破壊されることはあっても、その後、建て直されて以前よりも発展した社会となっていきます。

それゆえか、進化は今よりも進歩することと考えられがちです。

しかし、進化は単なる変化でしかなく、その変化は現在より前進することもあれば後退することもあります。

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