ウェブ1丁目図書館

読書で得ること感じること。ここはウェブ1丁目にある小さな図書館です。本の魅力をブログ形式でお伝えしています。

花の名を知ると散歩が楽しくなる

街中を歩いていると、歩道脇や花壇で、草花や雑草を見かけます。

ただ草が生えているだけなら素通りするのですが、花が咲いていると、立ち止まって見ることがあります。きれいな花だなと思いながら観賞するものの、悲しいかな、花の名前がわかりません。

こんな経験をしたことがあるのは、僕だけではないはず。そして、ネットで花の名前を調べようとしても、そもそも、その名がわからないので、キーワード検索もできないという経験をしたことがある人も多いはず。

コンパクトサイズの草花・雑草図鑑

花の名前を知りたい場合は、花の図鑑を見るのが手っ取り早いです。

でも、図鑑は大きいし高価なので、買うのをためらいます。最近では、花の図鑑のようなウェブサイトが増えているので、それを利用すれば無料で花の名前を調べられますから、大きな図鑑はなくても大して困りません。

ただ、ウェブサイトだと、種類が少ないことがあり、道端で出会った花の名前が載っていないことがあります。

そんなこともあり、ウェブサイトよりも多くの種類の花が掲載されており、一般的な図鑑よりも小さく、お手頃価格の書籍はないものかと思って書店で探し見つけたのが、「散歩で見かける草花・雑草図鑑」です。

新書と同じサイズなので持ち運びが便利で、定価も1,500円(税抜)とまずまず買いやすい値段。1ページに1種類の花が掲載されていて、400ページ近くありますから、ほとんどの花の名前は、この1冊で調べられます。

ただし、掲載されているのは草なので、樹木に咲く花は載っていません。

街で見かけた花を写真に撮って自宅で調べる

「散歩で見かける草花・雑草図鑑」を購入してからは、足元で咲いている草花の写真を撮っては、自宅でその名を調べています。

草丈が8cm前後で、小指の爪ほどの大きさしかない黄色い花の名はカタバミ
カタバミ
5月から7月にかけて見かけることが多いカタバミですが、似たような花もよく咲いています。

カタバミの特徴は、葉にあります。ハート形の葉が3枚付いていれば、カタバミです。ちなみに葉が赤茶色のものはアカカタバミというそうです。


濃い緑色の葉を2枚左右に付け、その中心に小さい白色の花を咲かせるのはノハカタカラクサです。
ノハカタカラクサ
花弁は3枚で、緑色の萼には毛が生えています。

南アメリカ原産で昭和初期に日本に入って来たそうです。今では、道端でも見かけることが多いので珍しくはないですね。花期は5月から7月です。


こちらの花はよく見かけるのではないでしょうか。
フランスギク
でも、同じような花はたくさんあるので、意外と品種を特定するのが難しいです。ジャーマンカモミールのように見えますが、おそらくフランスギクでしょう。ジャーマンカモミールは、花の中心の黄色い部分が盛り上がっているのですが、上の写真の花は盛り上がっていません。

また、上の写真ではわかりにくいですが、葉がヘラ形をしているのがフランスギク、細かい切れ込みがあるのがジャーマンカモミールです。

フランスギクとよく似た花にマーガレットがありますが、こちらは、葉が春菊のような形をしています。

3種類とも5月頃によく見かけるので、区別が難しいです。


ビー玉ほどの丸い花を咲かせているのはムラサキツメクサです。
ムラサキツメクサ
5月から8月頃にいろんなところで見かけますね。

葉は三つ葉で、白い斑が入っています。草丈が40cm前後しかないので、歩道脇に生えていると、花が咲いていない時期には無意識に踏んづけてしまっていそうです。ムラサキツメクサアカツメクサともいいます、ちなみに白色の花を咲かせるのは、シロツメクサです。


紫色の細長い花が縦に並んで咲いているのは、ナヨクサフジです。
ナヨクサフジ
つる性なので、他のものによりかかって草が伸びていきます。花期は5月から8月。

ヨーロッパ原産で、緑肥として栽培されていますが、野生化したものも道端で見かけます。同じような花にビロードクサフジがありますが、こちらは茎に長い毛が多いのが特徴です。

草花には一年中出会える

「散歩で見かける草花・雑草図鑑」では、季節ごとに草花や雑草のページが並んでいます。

花は、春から秋にかけて咲くものだとの思い込みがありますが、冬に花を咲かせる品種も意外と多いです。そのため、意識して道端を見ていれば、一年中、何かしらの花と出会えるはずです。

名前を知らない花は素通りしがちですが、名前を知ると不思議と愛着がわき、立ち止まって、しばし観賞したくなりますね。

改訂版 散歩で見かける草花・雑草図鑑

改訂版 散歩で見かける草花・雑草図鑑

  • 作者:高橋冬
  • 発売日: 2018/04/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)