ウェブ1丁目図書館

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日本人らしさの背景には論語がある

日本人らしさ。

それは、年配の人を敬う、忍耐強く努力する、秩序やルールを守る、自分よりも集団の利益を優先するといったものが挙げられるでしょう。近年、こういった日本人らしさが世界的に評価されているようですが、時として、この日本人らしさが欠点となることもあります。

日本では、小学校から道徳教育で、こういったことを学び、大人になっても、その教えを多くの人が守っています。しかし、その教えが、孔子論語に基づいていることを知っている人は少ないのではないでしょうか。

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いつの世も市場原理と政府は対立する

江戸時代、米は食品でもあり、通貨でもありました。

幕府や大名は、毎年の米の収穫高の一部を年貢として徴収し、それを旗本や家臣たちの手当てとしていました。また、米は、売却されて貨幣と交換されることもありました。

江戸時代に米を貨幣と交換した市場として有名なのが、大坂堂島米市場です。貨幣経済が発達し始めていた江戸時代、各藩は、米を大坂に輸送して売却し、現金収入を得ていました。

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奇抜さは記憶に残りにくい

お店で商品を手に取るとき、そこには、その商品が自分にとって必要かといったこともありますが、デザインに魅かれてつい手に取ってしまったということもあると思います。

人間が作り出したモノには、何かしらデザインが施されています。手の込んだものでなくても、人を惹きつけるデザインはいくつもあり、お店でつい手に取ってしまう商品も、実はそのデザインが気になったからということがあるでしょう。

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周囲に面倒な人が多いと感じたら、自分が他人に共感できていないのかもしれない

様々な人と接していると、中には、付き合いにくいなと感じる人がいるものです。

自慢話ばかりする人、やたらと謙虚な人、自信なさそうに話をする人、周囲に無関心な人、すぐに怒り出す人。

人によって面倒だと感じるタイプは違っているでしょうが、このようなタイプの人が自分の周りにいると、ストレスを感じやすくなります。でも、世の中には、なぜ、付き合いにくい人がいるのでしょうか。

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劣化しないためには学び続けるしかない

日本経済に活力がなくなったと言われるようになってから、随分と長い時間が経過しています。GDPは伸びているのに景気が良くなった実感を感じられないとの意見もよく聞きます。

モノやサービスを造ったり売ったりする主体は企業ですから、日本経済に活力がなくなったのは、日本企業に元気がなくなったからと言えそうです。では、なぜ日本企業に元気がなくなってきたのでしょうか。

識者によって様々な理由が提示されていますが、その中で組織の劣化が挙げられることがあります。

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