ウェブ1丁目図書館

ここはウェブ1丁目にある小さな図書館です。本の魅力をブログ形式でお伝えしています。なお、当ブログはアフィリエイト広告を利用しています。

結果から原因を予測するベイズ統計

物事の結果には、何か原因があるもの。

ある出来事が発生すれば、その前には必ず原因があるはずです。

例えば、交通事故が起こったら、なぜ、その時、その場所で交通事故が起こったか、原因を探ろうとします。運転手が居眠りをしていたのではないか、信号無視をしたのではないか、スピードを出しすぎていたのではないか。このように考えるのは、交通事故の原因が運転手の過失にあることを前提としています。一方、信号が設置されていなかった、ガードレールがなかった、車道と歩道の区別がなかったなどを事故の原因として挙げる場合は、道路の整備状況に事故の原因があるのではないかと疑っています。

どちらの場合も、事故の原因を推理する人の主観であり、これだと、真の事故の原因にたどり着くのが難しそうです。

主観だけに頼らず、真の事故の原因を見つけるにはどうすれば良いでしょうか。その助けとなるのが、原因の確率を結果から予測するベイズ統計です。

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固定相場制の方が海外旅行が便利になるんだけど

現代の通貨制度には、固定相場制と変動相場制があります。

先進国では変動相場制が採用されていますが、途上国のように固定相場制が採用されている国もあります。

固定相場制は、通貨と通貨が交換されても、為替レートが変動しない通貨制度です。1ドル=360円と決めてしまえば、円が売られても、ドルが売られても、1ドル=360円のままです。

一方、変動相場制では、円が売られれば円の価値が下がるので、ドルの価値が相対的に上がります。反対にドルが売られた場合には、円の価値が相対的に上がります。毎日のように1ドルが110円になったり、109円になったり落ち着かないのは変動相場制を採用しているからなんですね。

でも、なぜ、固定相場制ではいけないのでしょうか。変動相場制だと、海外旅行に行くときに為替相場の影響を受けて、旅費が高くなったり安くなったりして不便です。

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最終レースは人気馬を買うのが吉

競馬は、1日に12レース行われます。

11レースまで順調に馬券を当てた人は、12レースの馬券を買わずに帰宅することもあります。でも、11レースが終わった時点で損をしている人は、最終12レースで損を取り返そうと考えます。損を取り返せるチャンスがあるのなら、チャレンジしたくなるのが人の性。もちろん、これ以上傷口を広げないために12レースの馬券は買わずに帰宅する人もいます。

ところで、最終12レースにチャレンジする人は、どのような馬券を買うのが良いのでしょうか?

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コマーシャリズムが蔓延する社会は感染症に弱くなる

日本人は、世界的に見てとても清潔な民族だと言われています。

帰宅した時、トイレの後、食事の前などは、手洗いをすることが習慣となっている人が多いことでしょう。中には、手洗いのたびに石鹸やハンドソープを使っている人もいますね。

身体を清潔にする目的は、感染症などの病気にかからないようにすることにあります。不衛生にしていると、細菌やウイルスに感染し、場合によっては死にいたることもあります。だから、身体を清潔に保つ必要があるのですが、日本人の潔癖は度が過ぎており、逆に感染症に弱くなっています。

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日本初が多い京都は不思議な地名も多い

京都には、古都らしい雅なイメージがあります。そして、歴史ある都市ということからからか、古臭く閉鎖的なイメージも併せ持っています。

でも、京都の街を歩けば、普通にビルが建っていますし、車も走っており、チェーン店も多いので、他の都市と大きく変わっているところは意外と少ないと感じます。

とは言え、細かいところを見ていくと、謎に思うところは、やっぱりありますね。やたらと一方通行が多かったり、地名がわかりづらかったり。そういったところが、京都らしさを人々に感じさせているのかもしれません。

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