ウェブ1丁目図書館

ここはウェブ1丁目にある小さな図書館です。本の魅力をブログ形式でお伝えしています。なお、当ブログはアフィリエイト広告を利用しています。

生まれた後に性転換できる魚類

哺乳類は、生まれた時に雄か雌か決定されており、当然ながら、ヒトも生まれた時に男性か女性か決まっています。

そして、生まれてくる時に雄になるか雌になるかを自分で決断できず、その個体の性決定は運しだい、あるいは神のみがその決定権を持っていると考えるしかなさそうです。しかし、男性になるか女性になるかを自分で決めることはできないと考えるのは、人間の勝手な思い込みかもしれません。

生物全体を見渡してみると、生まれた後に雌雄の転換ができる生物もいるのです。

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生物の体内時計はホルモンと関係がある

我々人間は、時計という便利な道具によって時刻を知ることができます。夏の午後7時は明るく、冬の午後7時は暗いですが、時計を見れば周囲の明るさに関わらず、今が午後7時だとわかります。

もしも、この世から時計がなくなったとしたら、正確な時刻を知ることはできないでしょう。しかし、生物には体内時計があるので、正確な時刻はわからなかったとしても、おおよその時刻を把握することは可能です。

では、生物の体内時計はどのような仕組みになっているのでしょうか。そのカギを握るのはホルモンです。

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比較内分泌学から見る投資行動

生物は、どのような仕組みで生きているのか。それを一言で説明するのはとても難しいです。

生命維持のための体の働きは様々ありますが、血管の中に分泌されるホルモンも生命維持にとって重要な物質です。

唾液や膵液のように口腔内や十二指腸内に分泌される物質は体の外への分泌であることから外分泌と呼ばれています。それに対して、ホルモンは体の中に分泌される物資のため内分泌と呼ばれており、各生物の進化や生命現象にホルモンがどのような影響を与えているのか比較する学問を比較内分泌学といいます。

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健康維持には高タンパク食

医食同源という言葉があるように食事は、健康の維持のために欠かすことができません。人間だけでなく、哺乳類は必ず何かを食べなければ生きていけないことは周知の通りですが、口に入るモノなら、何でも同じではありません。

人間も、犬も、牛も、体を構成する最も重要な成分はタンパク質です。体タンパクは、常に分解されて捨てられているので、食事からは捨てられる分のタンパク質を必ず食べなければ、現在の体を維持することはできません。ここにタンパク質(プロテイン)が「第一義的なもの」と言われる理由があるのです。

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ペリーは50年の猶予期間をおいて浦賀にやって来た

嘉永6年(1853年)に浦賀にペリーが来航したことは有名な歴史的事実です。

当時の日本人は、この時初めて西洋諸国と自国との間に大きな技術力の差があることを認識したとされています。ペリーが乗ってきた黒船なんてものは、これまで全く見たことがなく、その大きな船体が江戸市民を震え上がらせ、アメリカの言うがままに開国し不平等条約を結ばされたというのが日本史の通説となっています。

しかし、江戸市民が、自分たちより技術の進んだ大型船を目撃したのはペリー来航が初めてではありません。もっと前に巨大な船を江戸近海で目撃していたのです。

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