ウェブ1丁目図書館

ここはウェブ1丁目にある小さな図書館です。本の魅力をブログ形式でお伝えしています。なお、当ブログはアフィリエイト広告を利用しています。

現金が現代人の心理に与える力

「メーカー希望小売価格から3割引き!」

スーパーやデパートにこんなポップが貼られていると、つい買ってしまうのが人の性。

例えば、その商品が3割引きされて1,400円だったとします。もしも、「3割引き」というポップがなかったとしても、「この商品が1,400円とは安い」と判断して買う人は、いったいどれくらいいるでしょうか。

商品の価値をしっかりと分析できれば、ポップに何が書いてあろうが、購買に影響を与えないはずです。「3割引き」のポップを見て商品に飛びついてしまう人は、間抜けなのでしょうか、無知なのでしょうか。

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不合理な選択をするから人間味がある

AランチとBランチのどちらがコスパが良いか。
今吸うこの1本のタバコから得られるリラックスと将来の健康不安を天秤にかけた場合、タバコを吸うべきか。

人生には大きな選択を迫られることもありますが、日々、このような小さな選択をしなければならない場面に出くわします。そして、良い選択をできることもあれば、悪い選択をしてしまうこともあります。それもまた人生。

しかし、できることなら、いつも良い選択をしたいものです。

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固定相場制の方が海外旅行が便利になるんだけど

現代の通貨制度には、固定相場制と変動相場制があります。

先進国では変動相場制が採用されていますが、途上国のように固定相場制が採用されている国もあります。

固定相場制は、通貨と通貨が交換されても、為替レートが変動しない通貨制度です。1ドル=360円と決めてしまえば、円が売られても、ドルが売られても、1ドル=360円のままです。

一方、変動相場制では、円が売られれば円の価値が下がるので、ドルの価値が相対的に上がります。反対にドルが売られた場合には、円の価値が相対的に上がります。毎日のように1ドルが110円になったり、109円になったり落ち着かないのは変動相場制を採用しているからなんですね。

でも、なぜ、固定相場制ではいけないのでしょうか。変動相場制だと、海外旅行に行くときに為替相場の影響を受けて、旅費が高くなったり安くなったりして不便です。

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最終レースは人気馬を買うのが吉

競馬は、1日に12レース行われます。

11レースまで順調に馬券を当てた人は、12レースの馬券を買わずに帰宅することもあります。でも、11レースが終わった時点で損をしている人は、最終12レースで損を取り返そうと考えます。損を取り返せるチャンスがあるのなら、チャレンジしたくなるのが人の性。もちろん、これ以上傷口を広げないために12レースの馬券は買わずに帰宅する人もいます。

ところで、最終12レースにチャレンジする人は、どのような馬券を買うのが良いのでしょうか?

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日本の資本主義の背景にある宗教観

資本主義は、経済を加速的に発展させてきました。

特に株式会社制度は、個人から少額の資金を集め大きな資本とすることで大規模な事業を行え、個人が信用力だけで銀行からお金を借りて事業を始めるよりも、成功へのスピードも成功した時の見返りも圧倒的に大きなものとなります。

このような株式会社を代表とする資本主義の仕組みは、西洋で発達し、世界に広がっていきました。しかし、西洋で生まれた資本主義が、日本ではそのまま定着したわけではありません。

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