ウェブ1丁目図書館

ここはウェブ1丁目にある小さな図書館です。本の魅力をブログ形式でお伝えしています。なお、当ブログはアフィリエイト広告を利用しています。

いつだって管理職は悩み多きもの

組織に所属すると、何かしらのしがらみがあるもので、時に理不尽とも思える要求に応えなければならないこともあります。

若いときは、それを苦痛に感じることもありますが、社内のルールに従っていれば、どうにか仕事をこなせるものです。でも、マネジャーまで昇進すると、ただルールに従っていれば良いだけでなく、人と人との間に入って面倒な調整をしなければならなくなります。

一方を立てれば他方が立たたなくなるジレンマを抱えながら、毎日の仕事をこなさなければならないマネジャーは、職場で多くの悩みを抱えているものです。

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グループに属す安心感だけでは快適な社会は生まれない

誰だって、人と同じだと安心するもの。

海外に旅行に行って日本人が自分一人だけだと不安になります。でも、友人と一緒だと安心できます。たとえ、出発した時は一人だったとしても、現地で日本人を見れば安心します。

この安心感はどこから来るのか考えてみると、自分が所属しているグループがあるのかないのかが理由のように思えます。海外で日本人が自分だけだとグループは形成されないけど、他にも日本人がいれば、それだけで日本人グループに属している安心感が生まれるのではないでしょうか。

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人生を充実させるインプットはネットの無料情報では困難

現代の日本社会は、情報があふれかえっています。テレビやインターネットの出現で、日本人は、それまでには想像もできなかった大量の情報を日常的に仕入れられるようになりました。

こちらが意識しなくても、情報から勝手にやって来て、いつの間にか頭の中に入っているのが当たり前となっています。だから、現代日本人は、誰もが知識人のはずです。

ところが、知識を整理してみると、あれだけ大量の情報のシャワーを浴びていながら、身になっていないことに気づきます。いったい、なぜ、大量に浴びた情報が知識にならないのでしょうか。

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過剰労働の解消と生涯キャリアの自己管理はセット

これまで日本人は働きすぎだと言われてきました。

近年は、労働時間が短くなってきていますが、それでも、残業が当たり前の職場は少なくないでしょう。人生の多くの時間を労働に使うことが当たり前であった日本社会でも、働き方改革が行われようになりましたから、これからは労働時間が短くなることが期待されます。

働き方改革の本質は、「個人の尊厳と生涯キャリアの自己管理」にあります。自己管理、すなわち、これからは会社ではなく、自分自身で能力の開発を行うことが、労働者には求められていきます。

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中小企業は市場ニーズの把握と外部技術の調達でニッチな分野でシェアを獲得する

日本経済を支えているのは、中小企業だと言われています。

中小企業基本法によれば、資本金3億円以下、あるいは従業員数300人以下を中小企業としています。他にも、上場会社を大企業とし、その他を中小企業とする分類などがありますが、中小企業の範囲が広すぎ漠然としています。

そのため、中小企業の活力を高めることが、日本経済の発展のために重要だと言われてもピンと来ないところがありますね。

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