人間という生き物は、社会を築き、他者と交わり合いながら生活をしなければならない宿命を背負って生まれてきます。大昔は、そんなことはなかったかもしれませんが、現代の日本社会では、生きていくために他者との交わりを避けられない構造となっています。
生まれた時には、家族との交わりだけでしたが、保育園や幼稚園に入れば友達付き合いが始まり、小学校に入れば、先生も含めてさらに多くの人と付き合うことになります。そして、社会に出れば、会派の上司や同僚、取引先の担当者と、付き合う範囲は拡大し、場面に応じた所作が要求されます。
あらゆる場面で、適切な所作をできる人は、コミュニケーション力、略してコミュ力が高いと称されます。コミュ力が高い人は、どこでも、誰とでも、流ちょうに会話ができます。その一方で、どのような場面でも、振る舞いがどこかぎこちない人もいます。もちろん、好感度が高いのは前者です。でも、幸福度という視点に立つと、どうでしょうか。
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