幕末の文久3年(1863年)という年は、多くの出来事が起こりました。
その中でも、長州藩と薩摩藩が外国と戦争をしたことは、後の日本の歴史に大きな影響を与えます。長州藩も薩摩藩も、外国との戦争で手痛い打撃を受けたのですが、両藩で、その捉え方は全く異なっていました。
一方は、まだまだ戦えると思っていましたが、もう一方は外国と今やりあっても勝ち目はないと思っていました。真逆の考え方を持っていた両藩が後に手を結び江戸幕府を倒すのですから、歴史とは、なんと不可思議なことでしょう。
続きを読む世界で活躍するアスリートやアーチストなどは、子供の頃から将来の夢を強く念じていたと言われています。
例えば、小学校の卒業文集に「メジャーリーガーになる」や「サッカーのワールドカップに出場する」といった将来の目標が書かれていたとメディアで採り上げられることがよくあります。
しかし、一方で、同じように将来の夢を卒業文集に書いたのに夢が実現しなかった人もいます。むしろ、夢破れた人の方が多いのではないでしょうか。そして、夢破れた多くの人は、気持ちだけでは目標を達成するのは難しいと悟ったことでしょう。
「将来の夢を強く念じる」というのは抽象的です。目標達成には、抽象的な思いも大切でしょうが、もっと具体的な行動指針になるものがあった方が良いでしょう。
続きを読む何をやっても長続きしない。
こういう気持ちは、多くの人が持っていると思います。実際には、長続きしていることがあるはずですが、すぐにやめてしまったことを思い出しては、「自分は何をやっても長続きしない人間なんだ」と自分自身にレッテルを貼っているのかもしれません。
長続きしない原因は何かを考えてみると、多くの場合、「すぐに結果が出なかったから」という答えにたどり着くのではないでしょうか。この「すぐに結果が出なかった」ということが、実は重要なことなのです。
続きを読むある行動をする時、そこには何か理由があるもの。
部長が、部下を叱りつけているのを見ると、「あの部長は短気だから」と、その理由付けをするのではないでしょうか。毎日、遅刻している同僚を見て、彼はだらしない性格だから遅刻するんだろうなと思ったこともありませんか。
ある人の行動に対して、なぜ、その行動をしたのかを考える時、行動した人の性格を理由とすることが多いと思います。
性格が行動の原因となっているのであれば、問題行動を改善することは非常に難しいでしょう。あの人の性格だから仕方ないと割り切るのは一つの手ではありますが、やはり、問題行動をどうにかして止めてもらいたいと思うのであれば、何らかの工夫をしなければなりません。
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