ウェブ1丁目図書館

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京都に残る平家物語の謎

平安時代末期の源平合戦が行われていた時代については、平家物語などで様々に語り継がれています。

大筋で事実が語られているのでしょうが、中には、弁慶の立ち往生のように本当にそんなことがあったのかと疑問に思う伝説もたくさんあります。そのような伝説は、非科学的だと一蹴するのは簡単ですが、その伝説が生まれた背景に何があるのかを考えてみるのも楽しいものです。

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幕末の事件の謎が今も残る京都

幕末。それは、京都が政治の舞台となった時代。

京都に幕府の首脳や各藩の殿さまが集まり、朝廷とともに国難を乗り切るための会議が行われました。また、志士と呼ばれる下級藩士や百姓出身などの身分が低い者たちも京都に集まり、上から下まで政治に関わろうとしていました。

今も京都には、幕末の史跡が多く残っています。そして、その史跡の数と同じくらい謎も多く残っています。

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死者の蘇りを信じた人々によって生まれた一条戻橋と六道珍皇寺の言い伝え

人は死ぬとどうなるのかは、人類の永遠のテーマと言えます。

無になるのか、それとも別の人に生まれ変わるのか。考えても、その答えは出てきそうにありません。

また、死んだ人が生き返るといった伝説もあります。人は死んだら無になると信じたくない誰かが言い出したのかもしれませんが、死んだ人が生き返ったという話は世界中にあります。

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四国と九州の仏教寺院を訪ねた著作を読み神仏習合の意味を考える

日本全国に仏教寺院は、コンビニ以上の数があります。

新しいお寺もあれば、平安時代奈良時代に創建された千年以上の歴史を持つお寺もあります。宗派もいろいろあり、調べていくと、それぞれに個性があることに気づきますね。

ご当地グルメを求める旅をする人がいるように各地域にお寺を求めて旅をする人もいます。日本一周寺院の旅を経験した人は、いったいどれくらいいるのでしょうか。

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一君万民性から始まった民主主義

民主主義国家は、国民全員が平等な国家です。

でも、民主主義の誕生は、おもしろいことに国民よりも上位の絶対的な存在を認めたことに始まります。その絶対的な存在は、一神教の神です。

神の下では、誰もが平等と考えたことが民主主義の出発点であり、神の存在が絶対であればあるほど、1人の人間に大きな権力が集中しなくなったのです。キリスト教国がいち早く民主化したのは、この絶対的な神の下では、みな平等と考えられるようになったからです。

そして、日本が民主化できたのも、天皇という絶対的な存在を認めたからでした。

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