21世紀に入ってから、格差問題が頻繁に議論されるようになっています。
裕福な人と貧乏な人の二極化が起こっていると指摘する識者がメディアに登場する機会が多くなっているので、日本社会が20世紀後半との比較で格差社会となっているのは事実なのでしょう。
生活が行き詰まるほど貧しい人が増えないようにするには、格差の是正が大切だというのはわかります。しかし、ここで市場競争を抑制することが格差問題解決に有効だとすることには疑問があります。
続きを読む人間は、何でできているのか?
水とタンパク質と脂質で人体の9割以上が構成されていると答える人もいれば、もっと細かく炭素原子が大部分を占めていると答える人もいるかもしれません。これらの視点は、人間を物質として捉えています。しかし、水とタンパク質と脂質をくっつけたところで人間を作ることはできません。仮にできたとしても、それが本当に人間なのか疑問がわいてきます。
人間を物質として捉えることに違和感を覚えるのは、人間には感情があるからなのでしょう。
続きを読む