ウェブ1丁目図書館

ここはウェブ1丁目にある小さな図書館です。本の魅力をブログ形式でお伝えしています。なお、当ブログはアフィリエイト広告を利用しています。

家族農業に経営の視点

人間は食事をしなければ生きていけないので、食料生産は全人類にとって重要な産業です。

そして、食料生産の中心となっているのは農業ですから、農業をおろそかにする国は自然災害、国際紛争が起こると、国民が食料を入手できなくなる危険性が高まります。だから、国民が食べる食料は国内でまかなうのが理想なのですが、日本では食料自給率が約40%と低く、吹けば飛ぶようなもろい社会となっています。

日本の食料自給率が低い理由はいろいろとあるでしょうが、農業が儲からないことが大きな原因かもしれません。

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虫に食われた野菜は不健康な証拠

最近では健康志向が高まっており、日頃食べる野菜もオーガニックだとか有機栽培だとか、そういった言葉がついたものが小売店で売られるようになっています。

そして、そのような傾向が強まってくると、いつの間にか「虫が食っている野菜はおいしい。虫が食うぐらいなんだから」といった噂を聞くようになりました。しかし、これはデマです。むしろ、虫に食われるのは、その野菜が不健康だからです。

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有機栽培で育てた野菜や米は腐る

リンゴの無肥料無農薬栽培に成功した木村秋則さんを有名にした書籍に奇跡のリンゴがあります。映画にもなったのでご存知の方も多いことでしょう。

その木村さんですが、今もリンゴの栽培をしています。そして、農業関係者の方に無肥料無農薬栽培の指導をしているようです。リンゴの無肥料無農薬栽培に成功した木村さんのその後の活動は、「リンゴが教えてくれたこと」という著書の中で紹介されています。この本を読むと、人間は、とにかく何かしなければと思い込みすぎているような気がしてなりません。

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何かしないといけないと思う人間と何もしなくてもうまくいく自然

人間というのは、うまくいかないことがあると、何とかしなければならないと思い、いろんな手当をしようとします。これは、大脳が発達した人間特有の行動と言えます。

一方で、自然というのは、人間が何か手を加えなくても、勝手に良い方向に動いていきます。洪水が起ころうと地震が起ころうと、時が経てば、また元の状態に戻っていきます。

ひょっとしたら、人間は、あれこれと悩み考え、そして行動することで、逆に今よりも悪い方向へと進んでいくのかもしれません。リンゴ農家の木村秋則さんも、リンゴの無農薬栽培のために手当てをしすぎたせいで、悪い方へ悪い方へと進んでいきました。

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