ホンダの創業者の本田宗一郎さんは、日本を代表する名経営者と評価されています。
本田さんは、技術屋というイメージが強いのですが、会社経営に関しては人間中心の考え方を持っていたようです。でも、本田さんの人間中心の考え方は、技術をとことん追求していったことで生まれたものであり、その点が他の企業と比較して特徴的だと思います。
続きを読む現在、スーパーでも家電量販店でも、同じ商品でありながら異なる価格で販売されていることがあります。むしろ、店頭価格が異なっていることが当たり前とも言えます。
でも、昔はメーカーが決めた価格で小売店は販売しなければなりませんでした。つまり、価格決定権を流通ではなくメーカーが握っていたのです。
それが、今では、法令に違反するような不当競争にならなければ、価格を小売店が決めて自由に売ることができますし、インターネット上に価格比較サイトやオークションサイトまで出現して、商品をいくらで買うかを消費者が決めれるようにもなっています。
このような消費者側が優位に立って買物できる状況を作ってくれたのは、ダイエーの創業者である中内功さんです。
続きを読む以前ほどではありませんが、日本は学歴社会と言われています。
一流大学卒業者が、職場で出世しやすい構造は、程度の差はあれ昔も今も同じです。もちろん、高学歴の人は相対的に優秀である場合が多いので、出世した優秀な人の学歴を調べてみると高学歴だったということはあるでしょう。
しかし、新入社員として採用された時から、高学歴だと出世コースが約束されていることは好ましいとは言えません。
続きを読む歩留率(ぶどまりりつ)は、投入した原材料と比較してどれだけの製品が完成したかを表す指標です。
例えば、水100mlを投入して清涼飲料水が90mlできた場合の歩留率は90%です。当然、歩留率が高い製品ほど、原材料を効率的に使うことができているので、生産管理の面からは良いことになります。
でも、歩留まりが低いことが必ずしも悪いことではありません。
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