ウェブ1丁目図書館

ここはウェブ1丁目にある小さな図書館です。本の魅力をブログ形式でお伝えしています。なお、当ブログはアフィリエイト広告を利用しています。

立ち上がった人類に待っていたのは冷え症

夏に冷房の中に長期間入っていると、冷え症になることがあります。特に女性に冷え症は多いですね。

冷え症の対策については、家庭医学書の類を読めば書いてあります。しかし、それらはどれも対症療法でしかありません。なぜなら、冷え症が起こる仕組みは、人間が二足歩行を開始したことが理由なのですから。

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生命は流れている

ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。

これは鴨長明方丈記の始まりです。流れる川は同じように見えても、水は一箇所にとどまっていないので同じような流れであっても、元の水がそこにとどまっているわけではありません。

方丈記の始まりの部分は、川だけに当てはまるのではなく人間社会の移り変わりにも当てはまります。そして、人間社会を構成している個人にも当てはまり、さらに言えば生けるものすべて、すなわち生命にも当てはまります。

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人間が作ったルールはある日突然変わる

社会には様々なルールがあります。法律や条例がその典型ですね。

個人の約束もルールと言えます。約束を破ると自分の信用が失われ、次から頼みごとを聞いてくれなくなるでしょう。でも、これは自業自得だから仕方ありません。しかし、国家が国民との間で作ったルールは、国民が違反すると罰を受けますが、国家が違反しても罰を受けることはありません。

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21世紀初頭の日本の物価下落や賃金低下は対外的な問題で起こったこと

90年代のバブル経済の崩壊以降、21世紀に入っても日本経済はなかなか上向いてきていません。21世紀初頭には、企業の業績が回復し好景気に沸きましたが、それを実感できなかった国民が多く、本当に景気が上向いたのか疑問の声を聴くこともありました。

日本経済が良くならない理由として、よく挙げられるのはデフレと少子化です。デフレが進むと賃金が上がらない、少子化で人口減少社会に突入してるから年金などの福祉の負担が大きくなる、確かにそのように思えます。

しかし、デフレと少子化が、90年代から続く不景気の理由と決めつけて良いのでしょうか?

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批判が習慣化すると虚報が生まれる

テレビのニュースや新聞で、たまに誤報があります。被害者の姓名を間違ったり、金額が誤っていたりするのが誤報です。

誰だって間違いは犯しますから、こういった誤報に目くじらを立てることはありません。しかし、時に誤報がマスコミの意思によって作り出されることがあります。こういった誤報は「うっかりミス」ではなく、事実に反する報道をすることが読者にとって有意義なんだという信念に基づいています。これは、もはや誤報ではなく虚報です。

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