日本に稲作が伝来したのは縄文時代とされています。
その後、稲作は徐々に普及していき、弥生時代には貯蔵できるまでにコメの生産量が増えました。農具の発達、分業体制、コメの貯蔵による社会的剰余の発生。狩猟採集だけで生活していた頃には考えられなかった社会的発展が、朝鮮半島からの稲作の輸入によりもたらされたのです。
しかし、稲作の輸入は、必ずしも日本人を幸せにしてきたとは言えません。なぜなら、稲作は戦争とセットで我が国に伝来したからです。
続きを読む日本人の死因第1位はガン(癌)とされています。厚生労働省の「平成27年(2015年)人口動態統計の年間推計」でも、死因第1位は悪性新生物(ガン)で、2位が心疾患、3位が肺炎、4位が脳血管疾患となっています。
心疾患や脳血管疾患だと突然死することがありますが、ガンの場合は発覚してから長い闘病生活が始まることが多く、患者はその間に治るのか治らないのか、死ぬのかどうなのかと不安になることでしょう。ガンに限らず死の危険性が高い難病に罹患した場合も、同じように患者は不安になるはずです。
ところで、「闘病」という言葉には、最後まで生き抜くという意味があるように思いませんか?そして、闘病することが善であり、治療を放棄することは悪だと。
続きを読むホミニン(ヒト族)の中で、現在生き残っているのは、我々ホモ・サピエンスだけです。だから、人間(ヒト)=ホモ・サピエンスというのが一般的な認識だと思います。
ホミニンの中でも現生人類はホモ属に分類されますが、ホモ属には他にも、ホモ・ネアンデルターレンシス(ネアンデルタール人)、ホモ・エレクトスなど様々な種類があります。しかし、現生人類のホモ・サピエンス以外は全て地上からいなくなりました。
ホモ・サピエンス以外のホミニンは、環境変化など多くの理由で絶滅したわけですが、ホモ・サピエンスが現在まで生き残っているのは進化の過程で脳を大きくし賢くなったからだと、多くの人が考えているに違いありません。つまり、人間の進化とは脳を大きくすることだと。
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