ウェブ1丁目図書館

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ガンと最後まで闘いたいと思っているのは患者側。生死は善悪の問題ではない。

日本人の死因第1位はガン(癌)とされています。厚生労働省の「平成27年(2015年)人口動態統計の年間推計」でも、死因第1位は悪性新生物(ガン)で、2位が心疾患、3位が肺炎、4位が脳血管疾患となっています。

心疾患や脳血管疾患だと突然死することがありますが、ガンの場合は発覚してから長い闘病生活が始まることが多く、患者はその間に治るのか治らないのか、死ぬのかどうなのかと不安になることでしょう。ガンに限らず死の危険性が高い難病に罹患した場合も、同じように患者は不安になるはずです。

ところで、「闘病」という言葉には、最後まで生き抜くという意味があるように思いませんか?そして、闘病することが善であり、治療を放棄することは悪だと。

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南朝が正統とされるのは後醍醐天皇に徳がなかったから

14世紀に鎌倉幕府が滅亡し、後醍醐天皇が政治の中心となりました。これを建武の新政といいますが、うまくいかずにすぐに崩壊し南北朝時代に突入します。

同じ時代に2人の天皇皇位につく異常な時代は、足利義満が将軍になるまで続きました。

後醍醐天皇が吉野に開いた朝廷が南朝足利尊氏が擁立した光明天皇側が北朝で、最終的に両統が合一した後は北朝系が即位し続けています。しかし、明治天皇南朝が正統だとおっしゃっていますから、現代では南朝を正統としています。

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ヒトの脳が大きくなるだけが進化ではない。脳が小さくなることもまた進化。

ホミニン(ヒト族)の中で、現在生き残っているのは、我々ホモ・サピエンスだけです。だから、人間(ヒト)=ホモ・サピエンスというのが一般的な認識だと思います。

ホミニンの中でも現生人類はホモ属に分類されますが、ホモ属には他にも、ホモ・ネアンデルターレンシス(ネアンデルタール人)、ホモ・エレクトスなど様々な種類があります。しかし、現生人類のホモ・サピエンス以外は全て地上からいなくなりました。

ホモ・サピエンス以外のホミニンは、環境変化など多くの理由で絶滅したわけですが、ホモ・サピエンスが現在まで生き残っているのは進化の過程で脳を大きくし賢くなったからだと、多くの人が考えているに違いありません。つまり、人間の進化とは脳を大きくすることだと。

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牛乳を飲んでお腹がゴロゴロしたり下痢をするのは哺乳類なら当然のこと

牛乳を飲むと、お腹が緩くなってゴロゴロいいだし、すぐにトイレに駆け込みたくなる。

そういう経験をお持ちの方がいらっしゃると思います。日本人は、牛乳を飲むとお腹が緩みやすい傾向があるとされています。

その理由は乳糖不耐症の人が多いからだとか。乳糖(ラクトース)はミルクに含まれている炭水化物で、ラクターゼという酵素がなければ消化できません。このラクターゼを持っていない、あるいはラクターゼの量が少ないと、牛乳を飲んだ後にトイレに直行したくなるのです。

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失業者を減らすには収入減少を正社員が受け入れる必要がある

経済学では、需要と供給という言葉がよく出てきます。

一般的にはモノやサービスについて需要と供給の関係が論じられますが、雇用に関しても需要と供給の関係で雇用量や失業者数が決まります。したがって、失業率改善においても需要と供給について議論しなければなりませんが、ニュースを見ていても、雇用に関して需要と供給という言葉が出てくる頻度が少ないように思います。

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