ウェブ1丁目図書館

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女性は鉄分不足を自覚すればもっときれいになる。赤ちゃんの健康のためにも鉄を欠かすべからず。

50歳未満の日本人女性の22.3%、妊婦の30~40%。この数字が何を意味しているかご存知でしょうか?

実は、この数字は日本人女性の貧血の割合を示したものです。さらに深く掘り下げると、貧血と診断された日本人女性の25.2%、つまり全体の5.6%が重度の貧血です。日本人女性の5人に1人が貧血なのですから、日本に住んでいる女性なら誰だって貧血になる危険性があると言えるでしょう。

また、妊婦の貧血の割合は、先進国の平均が18%、発展途上国の平均が56%となっています。日本人の妊婦のうち30~40%が貧血なのですから、どちらかというと発展途上国に近い数値です。

いったい、日本人女性はなぜこんなに貧血になりやすいのでしょうか?

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稲作は戦争とセットで輸入された

日本に稲作が伝来したのは縄文時代とされています。

その後、稲作は徐々に普及していき、弥生時代には貯蔵できるまでにコメの生産量が増えました。農具の発達、分業体制、コメの貯蔵による社会的剰余の発生。狩猟採集だけで生活していた頃には考えられなかった社会的発展が、朝鮮半島からの稲作の輸入によりもたらされたのです。

しかし、稲作の輸入は、必ずしも日本人を幸せにしてきたとは言えません。なぜなら、稲作は戦争とセットで我が国に伝来したからです。

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ガンと最後まで闘いたいと思っているのは患者側。生死は善悪の問題ではない。

日本人の死因第1位はガン(癌)とされています。厚生労働省の「平成27年(2015年)人口動態統計の年間推計」でも、死因第1位は悪性新生物(ガン)で、2位が心疾患、3位が肺炎、4位が脳血管疾患となっています。

心疾患や脳血管疾患だと突然死することがありますが、ガンの場合は発覚してから長い闘病生活が始まることが多く、患者はその間に治るのか治らないのか、死ぬのかどうなのかと不安になることでしょう。ガンに限らず死の危険性が高い難病に罹患した場合も、同じように患者は不安になるはずです。

ところで、「闘病」という言葉には、最後まで生き抜くという意味があるように思いませんか?そして、闘病することが善であり、治療を放棄することは悪だと。

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南朝が正統とされるのは後醍醐天皇に徳がなかったから

14世紀に鎌倉幕府が滅亡し、後醍醐天皇が政治の中心となりました。これを建武の新政といいますが、うまくいかずにすぐに崩壊し南北朝時代に突入します。

同じ時代に2人の天皇皇位につく異常な時代は、足利義満が将軍になるまで続きました。

後醍醐天皇が吉野に開いた朝廷が南朝足利尊氏が擁立した光明天皇側が北朝で、最終的に両統が合一した後は北朝系が即位し続けています。しかし、明治天皇南朝が正統だとおっしゃっていますから、現代では南朝を正統としています。

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ヒトの脳が大きくなるだけが進化ではない。脳が小さくなることもまた進化。

ホミニン(ヒト族)の中で、現在生き残っているのは、我々ホモ・サピエンスだけです。だから、人間(ヒト)=ホモ・サピエンスというのが一般的な認識だと思います。

ホミニンの中でも現生人類はホモ属に分類されますが、ホモ属には他にも、ホモ・ネアンデルターレンシス(ネアンデルタール人)、ホモ・エレクトスなど様々な種類があります。しかし、現生人類のホモ・サピエンス以外は全て地上からいなくなりました。

ホモ・サピエンス以外のホミニンは、環境変化など多くの理由で絶滅したわけですが、ホモ・サピエンスが現在まで生き残っているのは進化の過程で脳を大きくし賢くなったからだと、多くの人が考えているに違いありません。つまり、人間の進化とは脳を大きくすることだと。

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