ウェブ1丁目図書館

ここはウェブ1丁目にある小さな図書館です。本の魅力をブログ形式でお伝えしています。なお、当ブログはアフィリエイト広告を利用しています。

経済が自由競争下にあるから最良の製品・サービスが生まれ適正価格に調整される

自由競争。

この言葉を誰かが口にすると、強い者が弱い者から富を搾取し、富める者と貧しい者との格差が拡大すると主張する人が出てきます。それは果たして本当なのでしょうか?

では、国家が競争を制限し保護主義や計画経済を推進していけば、弱肉強食や格差の拡大が解消されるかというと、ソ連を代表する共産主義国の崩壊を見れば、そのようなことはないことがわかります。

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ビットコインと牛乳瓶のフタは同じだ

最近、仮想通貨のビットコイン関連のニュースを見る機会が多くなっています。多くなっていると言っても、毎日のように報道されているわけではないのですが、ビットコインの価値が跳ね上がりだした2013年夏以降、話題になることが多くなりましたね。

ビットコインは、日本銀行のような中央銀行が管理をしていないのが特徴的で、利用者が、その価値を信頼している間は、円やドルなどの通貨と同じように商品を買ったり、サービスの決済で使用できます。でも、中央銀行が存在しない状況での貨幣の流通は、中央銀行が存在している場合よりも、信用が失われて流通しなくなる危険性が高いような気がするんですよね。

それは、まるで、昭和の小学生が牛乳瓶のフタを集めるのに飽きてしまうかのように。

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景気はサッカーと同じでパスが回るかどうかの問題だ

最近、少しずつ景気が上向いています。景気が良くなれば給料が増えて嬉しいですし、雇用が安定するので将来に対する不安も軽減されます。

国や自治体にとっては、税収が増えるので行政サービスの質を高めることができます。そうすると、住みやすい社会となるので、納税した国民にとっても良いことですよね。

ところで、景気が良いとはどういうことでしょうか?

これについては、消費が増えることと答える人が多いと思いますが、では、自分がたくさんお金を使ったらどうなるでしょうか?当たり前ですが、貯金が減りますよね。自分のお金が減っているのに景気が良くなるというのは変ではないでしょうか。

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貿易赤字は海外から優れたものを謙虚に学ぶチャンス

1月27日に財務省が、2013年の貿易統計の速報を公表しました。

それによると、輸出額は69兆7,877億円、輸入額は81兆2,622億円で、貿易収支は-11兆4,745億円となったそうです。速報なので確定した金額ではないのですが、貿易赤字が約11兆円になることは間違いなさそうですね。

さて、貿易赤字という言葉を聞くと、何か、日本が11兆円損したように思ってしまいますが、これを企業の赤字と同じように考えるのは、ちょっと変ですよね。確かに11兆円もお金が海外に出て行ってますが、商売で損したというのとは意味が違います。

むしろ、輸入額約81兆円というのは、それだけ多くのことを海外から学んでいるのだと捉えるべきです。

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