ウェブ1丁目図書館

ここはウェブ1丁目にある小さな図書館です。本の魅力をブログ形式でお伝えしています。なお、当ブログはアフィリエイト広告を利用しています。

グルコースからのエネルギー獲得には解糖系、細胞呼吸、発酵の3つの代謝経路がある

自動車が走るためにはガソリンなどの燃料が必要です。電化製品を使う時にも電力が必要です。飛行機が空を飛ぶためにも船が海を進むためにも、何かしらの燃料が必要です。

このように何かを動かすためには、何らかのエネルギー源が必要になります。

我々人間も、イヌやネコなどの動物も、植物も、やはり活動するためにエネルギーを必要とします。でも、動物は自動車を動かすためのガソリンを飲むこともありませんし、電化製品のように体のどこかからプラグをコンセントに挿すためのコードが出ているわけでもありません。これら生物が、自動車のガソリンに相当するものとしてエネルギー利用しているのは、アデノシン三リン酸(ATP)と呼ばれるものです。

例えば、人間などの動物は、グルコースブドウ糖)、タンパク質、脂肪酸から化学エネルギーを取り出し、それをATPに格納できます。ATPに格納された化学エネルギーは、ATPからリン酸基(P)が1個外れた時に放出されます。そのエネルギーを使って、動物は様々な活動を行っているのです。

続きを読む

鉄分不足と心の病

現代日本はストレス社会と言われています。それを反映するようにうつ病パニック障害など、心の病で悩んでいる人が増えています。

精神科を受診し、適切な治療を受けて完治する人もいますが、中には薬の力に頼ってうつの症状を緩和する寛解までしか改善しない人もいます。治療を受けても、ストレスの原因となっているものを取り除かなければ、心の病を治すのは難しいですが、他にも患者が取り組むべきことがあります。

それは、現在の食事を見直すことです。

続きを読む

戦後の好景気は設備投資がけん引した

消費が拡大すると景気が良くなる。

よく言われることです。これは、反対に言うと景気が悪い原因は消費が少ないからだとなります。この考え方から、昨今の景気対策では、いかに消費を増やすかに焦点を当てることが多いですね。

でも、本当に消費拡大が好景気につながるのでしょうか?

続きを読む

学問と自由

学問とは何かを問うてみると、それは生きていくために役立つことを学ぶこととなるのでしょうか。つまり、多くの人にとっては、実学こそが学問となりそうです。

実学という言葉を最初に用いたのは、福沢諭吉だとされています。福沢諭吉と言えば、「学問のすゝめ」が有名ですね。学問のすゝめは、国民160人に1人が読んだと言われている大ベストセラー。タイトル通り、福沢諭吉はその中で学問の大切さ、すなわち実学の大切さを述べています。

続きを読む

科学は宗教より遅れている

19世紀以降、科学は目覚ましく発展してきました。

テレビ、インターネット、携帯電話でできることは、200年前では神の領域とされていたのではないでしょうか。テレビもインターネットも携帯電話も、テレパシーで遠く離れた人に何かしらの情報を送っているのと同じようなものです。

このようなことができるのは、神さま以外にない、いたとしたらそれは魔女だ。

19世紀より前であれば、そのように考えていたかもしれません。

科学の進歩は人間を神に近づけたと言えそうですが、まだまだ神と比較するほどの力を持っていないでしょう。それどころか、宗教で数千年前にわかっていたことをつい最近になって科学が証明できるようになってきたばかりです。科学は、まだ宗教の足元にも及ばないのです。

続きを読む