学問とは何かを問うてみると、それは生きていくために役立つことを学ぶこととなるのでしょうか。つまり、多くの人にとっては、実学こそが学問となりそうです。
実学という言葉を最初に用いたのは、福沢諭吉だとされています。福沢諭吉と言えば、「学問のすゝめ」が有名ですね。学問のすゝめは、国民160人に1人が読んだと言われている大ベストセラー。タイトル通り、福沢諭吉はその中で学問の大切さ、すなわち実学の大切さを述べています。
続きを読む19世紀以降、科学は目覚ましく発展してきました。
テレビ、インターネット、携帯電話でできることは、200年前では神の領域とされていたのではないでしょうか。テレビもインターネットも携帯電話も、テレパシーで遠く離れた人に何かしらの情報を送っているのと同じようなものです。
このようなことができるのは、神さま以外にない、いたとしたらそれは魔女だ。
19世紀より前であれば、そのように考えていたかもしれません。
科学の進歩は人間を神に近づけたと言えそうですが、まだまだ神と比較するほどの力を持っていないでしょう。それどころか、宗教で数千年前にわかっていたことをつい最近になって科学が証明できるようになってきたばかりです。科学は、まだ宗教の足元にも及ばないのです。
続きを読む組織で働き続けていると、誰もが出世していきます。最初は平社員と呼ばれる最下層から出発し、仕事の経験を積むにしたがって主任や係長などへ昇進していきます。
どこまで出世できるかは、働いている会社やその人の勤務内容によって異なってきますが、長年勤めていれば多くの人が管理職と呼ばれるポストに就くことでしょう。管理職になると、部下が仕事しやすい環境を作ること、経営陣からの指示に従い目標を達成することなど、様々な責任が発生します。
管理職は、自分が率いている部や課が、定められた期間内に目標を達成するために部下の仕事をチェックしなければなりません。また、部下が持っている力を発揮できるように彼らを導くことも大切になります。そこで、管理職になったばかりの人は、リーダーシップについて書かれた書籍を読み、部下がどうすれば力を発揮し良い仕事ができるようになるかを勉強することと思います。
しかし、管理職になって、まず勉強すべきことは、リーダーシップではなく副腎疲労(アドレナル・ファティーグ)です。
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