慶長5年(1600年)9月に起こった関ヶ原の戦いは、天下分け目の合戦として知られています。
全国の大名が東西両軍のどちらかに加わらなければならない状況にあり、自軍が味方した方が負ければ、その時点で家は滅亡。したがって、関ヶ原の戦い前に徳川家康率いる東軍と石田三成率いる西軍のどちらが勝つかを予測することは、どの大名にとっても大変重要なことだったはずです。
そんな中、東西どちらが勝っても家が存続するように保険をかけたと言われているのが真田家です。
続きを読むある事象が起こった時、人はなぜそれが起こったのかを考えます。
因果関係を見つけるというのでしょうか。「Aという事柄が起こったのは、その前にBという原因があったからだ」といった具合に。
結果に対する原因をひとつひとつ見つけ出して説明することは、とても論理的なように思います。そして、無理なく原因と結果を説明できれば、誰もがそれに納得します。いや、中にはどんなことにでもケチをつける人がいますから、誰もが絶対に納得することはないのでしょうが。
原因と結果を論理的に説明されると納得しますし、疑問に思っていたことがすっきりとします。しかし、どんなに原因と結果を論理的に説明できても、それは妄想でしかないのかもしれません。
続きを読む価値観。それは、きっと誰もが心に持っているものでしょう。
自分自身で考えに考え抜いて「こうあるべきだ」と見出した価値観もあれば、周りの人たちと調和を図るためにいつの間にか身につけた価値観もあると思います。そして、多くの人が価値観を持つことは大事だと思っているはずです。
しかし、人間は生きていくために本当に価値観を持つ必要があるのでしょうか?
続きを読む「京都」という言葉には、日本らしさや雅を感じます。どちらかと言うと良い印象を受けます。
ところが、「京都人」という言葉には、いけず、曖昧といった悪い印象を持っている人が多いようで、京都人は性格が悪いと思われがちです。直接的な言い方をしないので、まどろっこしいとか、何を考えているのか伝わりにくいから実は腹黒いのではないかとか、とにかく京都人に対する他府県の印象は、お世辞にも良いとは言えません。
しかし、この京都人の性格は、実は余計な争いを作り出さない平和的なものなのです。
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