ウェブ1丁目図書館

読書で得ること感じること。ここはウェブ1丁目にある小さな図書館です。本の魅力をブログ形式でお伝えしています。

日本の資本主義の背景にある宗教観

資本主義は、経済を加速的に発展させてきました。

特に株式会社制度は、個人から少額の資金を集め大きな資本とすることで大規模な事業を行え、個人が信用力だけで銀行からお金を借りて事業を始めるよりも、成功へのスピードも成功した時の見返りも圧倒的に大きなものとなります。

このような株式会社を代表とする資本主義の仕組みは、西洋で発達し、世界に広がっていきました。しかし、西洋で生まれた資本主義が、日本ではそのまま定着したわけではありません。

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戦後の日本経済の成長に人口はどう関係したか

少子高齢化

現代日本が抱える深刻な問題とされているのがこれです。少子高齢化がこのまま進めば、22世紀には日本の人口は5千万人を割り込むと言われています。そして、現在の日本の人口が半分以下となることから、経済にも大きな打撃を与えるに違いないと考えられています。

経済成長にとって人口増加は必要条件である。

この考え方が前提としてある限り、日本経済の持続的成長には人口増加策を採らざるを得ません。

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金融化した経済は社会に何をもたらすのか

金融とは、文字通りお金を融通することです。

修行して一人前の料理人になったけど、お店を出すための資金がない。そんな時には、銀行から資金を借りれば、早期にお店を持てます。借金は、毎月の売上の一部で返済すれば良いので、料理人としての腕を活かしながら生活できます。

もしも、金融がなかった場合、こうはいきません。お店を出すためには、どこかで別の仕事をして給料の一部を貯金に回し、まとまった資金ができてから独立しなければならないので、多くの時間を資金調達に費やす必要があります。金融のおかげで、多くの人が、自分の才能を早期に発揮できることは、社会にとっても有益なことです。

ところが、いつしか金融は社会の秩序を危うくする存在になりました。不景気は、金融危機が発端となることがあり、しかも、それが長期化することさえあります。

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世の中は後知恵バイアスだらけ

良かれと思ってしたことが逆効果だった。

そんな時、「やっぱり最初から上手くいくわけないと思ってたんだよ」と言ってしまうことがありませんか。

その気持ちよくわかります。「最初から上手くいくわけないと思ってたのなら、やらなければ良かったのに」と責める人もいるでしょうが、そういう人だって、過去に同じような経験をしているものです。

後付けで、いろいろと理由を並べるのは、人間の性です。どんなに合理的に行動しようと思っていても、結果的に不合理な行動をしてしまうのは人間だから仕方ないことです。人間は、論理的に物事を考えられるように思えても、そんなに大した思考回路を持っていないのです。

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リテラシーは感情を制御できるか

最近、リテラシーという言葉をネット上で目にする機会が多くなりました。科学リテラシー、金融リテラシーなど。

リテラシーとは何ぞや。一般的に解釈されているのは、ある分野の正しい知識を持っており、その知識を場面に応じて活用したり応用したりできる能力といったところでしょう。教養に近い意味合いを持っていそうですが、リテラシーと言った方が、もっと実践的で具体的な感じがします。

また、特定分野のリテラシーが高いと、その分野で論理的かつ合理的な判断や行動をできるようになりそうです。単に情報を詰め込むだけの勉強では、知識を有効活用できないので、リテラシー教育が重要だと聞くことも多くなっています。

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