ウェブ1丁目図書館

ここはウェブ1丁目にある小さな図書館です。本の魅力をブログ形式でお伝えしています。なお、当ブログはアフィリエイト広告を利用しています。

住みやすい土地は自然災害を受けやすい土地

地震や火山の噴火は、人々の生活をあっという間に破壊してしまうので、起きて欲しくない自然現象です。しかし、日本列島は、火山が多く、地震も頻発しやすい場所にあるため、これらから逃げようと思うと海外に移住するしかありません。

一方で、富士山などは、人々に自然の美を楽しませてくれます。また、広大な関東平野は多くの人が住むのに適していますし、三陸のリアス海岸も、漁業に適した海岸となっています。

日本列島は、地震や火山によって形成され、人が住みやすい地形になったというのですから、災害と快適な暮らしは表裏一体の関係にあると言えます。

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科学的な姿勢が不確実性を減らす

世の中には、科学のような非科学もあれば、非科学のような科学もあります。

両者の線引きは、なかなか難しく、素人が判断するには難しい事象がいくつもあります。これまで、科学的に正しいとされていたことが、ある時、まちがいがわかることはありますし、その逆も起こることがあります。

天動説はまちがいで地動説が正しいといった証明がなされても、我々の生活に与える影響はほとんどありません。しかし、病気に効果がある薬と信じて服用していたのに後から何の効果もないことが証明されると困りものです。だから、科学と非科学を分けるものは何かを知っておくことは、科学の素人にとっても大切なことです。

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科学的であるためには予測力を持つ体系が必要

物事の正当性を確かめる時、しばしば、科学的に正しいかどうかで判断されます。

「科学的」と言われると、その主張は正しいように思えます。しかし、発言者が「科学的」とはどういうことかを知って発言していなければ、その主張が正しいのかどうか怪しくなります。

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考えるためには記憶が必要

人は年齢を重ねると、多くのことがわかるようになります。

子どもの時は、学校の先生から教わることで、国語や算数がわかるようになります。大人になれば、社会経験を積むことで、仕事に関することや政治に関することがわかるようになります。

ところで、この「わかる」とは、どのような感覚なのでしょうか。

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英語よりITより読む能力の方が重要

インターネットの普及は、情報収集に費やす時間を短縮してくれました。そして、人類は、かつてないほど多くの情報に接することができるようになりました。

では、インターネットを利用することで、知識が増えたかと聞かれると、そうでもないように思えます。情報のシャワーを浴びれば、それが知識となって頭の中に定着しそうですが、ウェブ上の情報は、なぜか短時間で脳内から消去されてしまいます。

どうやら、情報に接する機会が増えることと知識が身に付くことは別物のようです。

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