ウェブ1丁目図書館

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文永の役の勝利は疲弊した蒙古軍を鎌倉武士団が蹴散らしたから

歴史上の事件の中には、考えられないような奇跡的なものがいくつもあります。

偶然なのかもしれませんが、もしかしたら、必然的に起こった事象だったのかもしれません。科学が未発達の時代にあっては、それは奇跡と呼ぶしかなかったり、神仏のご加護があったのだとしか説明できなかったのでしょう。

もしも、現代に同じ事件が起こったとしたら、それは、奇跡でも何でもない当たり前の事象として説明できるのかもしれません。

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太平洋戦争の失敗から学べることは多い

企業不祥事が報道されると、次々に組織の腐敗が明るみになっていきます。

組織が腐敗するから不祥事が起こるのか、不祥事が起こるから組織が隠ぺい体質になり腐敗するのか、どちらが先かはわかりませんが、不祥事と組織の腐敗は深い関係があると言えそうです。

不祥事は企業だけで起こるものではなく、政府などあらゆる組織で起こります。組織の不祥事は、なぜ起こるのでしょうか。

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太平洋戦争は自分で判断できない国民を生み出した

太平洋戦争は、日本に甚大な被害を与えて終戦を迎えました。

最初からアメリカに勝てるはずがないのに開戦に踏み切ったこと。勝敗は決しているのに少しでも有利な条件を引き出すために戦争を長引かせたこと。今から見れば、当時の政府がいかに無能であったかがわかります。

ところで、このような無能な政府が、いったいどうやって誕生したのでしょうか。そして、国民は、政府の無能さをなぜ許し続けたのでしょうか。

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振仮名は漢字の読み方を知るためだけの道具ではない

戦国時代に浅井長政という武将がいました。

最近は、浅井長政と書いて「あざいながまさ」と読むのだと言われていますが、かつては、「あさいながまさ」と読んでいました。昔の文献に浅井長政と書かれていたら、「あざい」なのか「あさい」なのか判断できないので、振仮名を付けておいて欲しかったと思うところです。

でも、例え振仮名が付いていても、昔は濁点を使わないこともあったので、「あさいなかまさ」と書かれていたかもしれません。これだと「あざい」か「あさい」か判断しようがないですね。

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足利義満の死後に回復していった天皇の権力

天皇家は、二千年の長きにわたって続いています。

平清盛織田信長のような強大な武力を持った武士が登場しても、天皇家は途絶えることなく現代まで続いていますが、室町時代には、足利義満皇位簒奪計画により、その存続が危ぶまれた時期がありました。

足利義満は、とんちで一休さんに負けてばかりいる情けない将軍様の印象が強いですが、実際の足利義満は、誰も逆らえないほど強大な権力を握っていたのです。

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