ウェブ1丁目図書館

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無宗教だと思っている人が多い社会ほど宗教が浸透している社会

現代日本人は、無宗教だと言われています。

しかし、クリスマスを祝ったり、正月に初詣に行ったり、節分の日に豆撒きをしたり、お盆に墓参りをしたりと、様々な宗教行事に参加する人が多いので、現代日本人が無宗教だとは言い切れません。神や仏を信じないと言っている人でも、これら行事に参加していることを考えると、多くの現代日本人が何かしらの宗教の影響を受けながら、日々、生活していることはまちがいありません。

ところで、日本人は、いつから宗教と関わるようになったのでしょうか。

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葬儀だけでは、いのちの大切さは伝わらない

日本人は、無宗教の人が多いと言われています。

確かに日常生活の中で、宗教を意識することは少ないです。初詣や節分など、何か宗教行事がある時にちょっと参加してみるといった程度の関わりはありますが、それら行事への参加も、宗教をあまり意識していないのではないでしょうか。

ただ、葬式の時だけは、仏式で行われることが多いため、ほとんどの日本人が、一生のうちで仏教と関わる機会を持っています。でも、現代日本人にとって仏教とは葬式仏教であり、無意識のうちにお寺も葬儀会社も同じようなものと捉えているように思います。

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葬式に金をかけるのは執着だろうに

日本消費者協会が2017年に行った「第11回『葬儀についてのアンケート調査』報告書」によれば、葬儀費用の平均は約196万円でした。10年前の「第8回『葬儀についてのアンケート調査』報告書」では、葬儀費用の平均が231万円でしたから、徐々に葬式にかけるお金が減少していることがわかります。

僕は、この傾向は良いことだと思いますが、まだ桁が2つ多いように感じますね。

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不本意な仕事をするビジネスマンは救われる

浄土真宗では、善人よりも悪人が先に救われるとする悪人正機説の考え方があります。

善い行いをしている人よりも、悪事を働いている人を阿弥陀如来は先に救済するのなら、世の中、悪いことをしたもの勝ちになってしまいそうです。他人の迷惑を省みず私利私欲に走った人ほど極楽への特急列車に優先的に乗れるのなら、誰も善い行いをしなくなるのではないかと疑問に感じます。

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様式や作法を重視し過ぎて執着していないかと問うてみる

世の中には、様々な宗教があります。仏教やキリスト教のように歴史の長い宗教から、近代以降にできた宗教まで多種多様です。

どの国にも宗教があることから、人間は何らかの信仰対象がなければ心身の健康を維持できないのかもしれません。数えたことはないし、調査結果を見たこともありませんが、おそらく全世界で無宗教の人は少数派でしょう。日本人には自分が無宗教だと考える人が多そうですが、我が国では、冠婚葬祭などあらゆる場面で宗教的な儀式が行われているので、様々な宗教を身近に感じている人の方が圧倒的に多いはずです。

特に日本人の場合は、仏教と縁がある人が多いでしょう。

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