ウェブ1丁目図書館

ここはウェブ1丁目にある小さな図書館です。本の魅力をブログ形式でお伝えしています。なお、当ブログはアフィリエイト広告を利用しています。

年金がもらえるか心配しても無駄。それより個人型確定拠出年金(iDeCo)の加入を検討しよう。

老後資金が不足しそうだ。公的年金は、将来的に受給額が減りそうだから、国民年金や厚生年金だけでは老後が心配。

少子高齢化が進んでいるためか、このような不安を抱えている人は多いと思います。公的年金は、今の若い人はもらえないと断定的に言う識者もいれば、安全だと主張する識者もいます。

今、20代の人が年金をもらうようになるのは約40年後です。40年先の未来を言い当てられるのなら、10分後に発走する有馬記念の馬券を当てることなど容易なはず。ところが、15分後には、中山競馬場の空に無数の馬券が飛んでいます。この光景を過去に何度見たことか。

40年後の未来を言い当てられる人はほとんどいませんから、40年後に公的年金がもらえるか、破綻しているかを考えるのは、あまり建設的な議論ではありません。40年後の公的年金について議論をしている人は、どうせ40年後には、お亡くなりになっているのですから、予測した未来が間違っていてもだれも責任を取りません。

続きを読む

自動車保険などの損害保険は自分が加害者になった時の補償額を無制限にする

「もしも、大怪我をしたり大病を患ったりしたら、高額の治療費を負担しなければならないので家計が破綻するかもしれない。だから、医療保険に加入しておこう」

そう思って医療保険に加入する方が多いと思います。でも、健康保険には、高額療養費制度があるので、意外と自己負担しなければならない医療費は少なくて済みます。また、生命保険にも加入しておかないと不安だと言う方もいますが、こちらも、あなたが亡くなった後、家族の生活の見通しが立てば高額な保障を付ける必要はありません。

生命保険も医療保険も、自分のために加入するものです。したがって、自分が我慢すれば加入しなくても良いですし、保障額を少なくする選択も可能です。

しかし、他者への損害賠償が発生した場合には、そうはいきません。

続きを読む

仮想通貨の価値の正体

世の中には、神や仏を信じる人もいれば信じない人もいます。

神や仏を信じている人は教会や寺院に寄付をしますが、信じていない人は寄付をしません。無神論者は、教会や寺院への寄付は何の価値もないと考えているからです。

最近、流行している仮想通貨も、神や仏を信じるかどうかという議論に似ています。仮想通貨に価値があると信じている人は、円やドルなど主権国家が発行している通貨(これをソブリン通貨と言う)を仮想通貨と交換します。しかし、仮想通貨に何らの価値も見いだせない人は、ソブリン通貨を仮想通貨に交換することはありません。

ところで、仮想通貨に価値があると信じている人は、何を根拠に仮想通貨に価値があると考えているのでしょうか?

続きを読む

ライフスタイルの変化に合わせて生命保険の保障を見直す

日本人の生命保険好きは有名な話で、就職すればとりあえず生命保険を買うという人が結構多いです。

同期入社の誰かが生命保険を買ったと聞くと、「それなら自分も保険を買っておくか」という軽い気持ちで生命保険に加入する人もいると思います。また、職場に保険会社の人がよくやって来るので、話の流れで生命保険を買った経験がある人もいるのではないでしょうか。

生命保険は、万が一の備えですから、無いよりもあった方が良いです。しかし、人によって家族構成や収入に差がありますから、「この生命保険を買っておけば、いかなる場合にも対応できる」ということはないはずです。

続きを読む

先物取引でのリスクヘッジはスペキュレーターを利用することで成立している

先物取引について、どのような印象をお持ちでしょうか?

多くの方が、ギャンブル的要素の強い取引、楽して大金を手にできる取引、失敗すると人生が破たんしてしまう取引という印象を持っていることでしょう。だから、そう思っている方は、先物取引をする人は投機家(スペキュレーター)だと決めつけているかもしれません。

ところが、先物取引をするのはスペキュレーターだけではありません。むしろ、石橋をたたいて渡るような慎重な性格の人の方が先物取引に興味を持っているのです。

続きを読む