ウェブ1丁目図書館

ここはウェブ1丁目にある小さな図書館です。本の魅力をブログ形式でお伝えしています。なお、当ブログはアフィリエイト広告を利用しています。

科学

脂質は美と健康の大敵か

脂肪。それは美の大敵であり、生命を死へと追いやる厄介者だと思っている人が多いです。体に多くの脂肪が付くと太るので美しくないと言う人がいます。脂肪が増えて肥満すれば様々な生活習慣病の原因となるので健康に良くないと言う人がいます。そのような情…

優生学が社会の発展に貢献するか

生物の一生を決めるのは、環境か遺伝か、はたまた別の要因か。大金持ちの子として産まれた人は、将来的に裕福になる可能性が高そうです。大きな体を持って生まれてきた人は、大人になったらスポーツ選手として大成するかもしれません。前者は環境が人の一生…

興奮の減衰不減衰論争をみると原則から外れる例外は起こりにくいとわかる

動物は自分の意思で体を動かせます。また、心臓などは自分の意思とは関係なく動いています。動物の体はなぜ動くのか?その解明の足掛かりとなったのは、ガルバニの偶然の発見です。ガルバニは18世紀のイタリア人です。彼が、皮をむいたカエルの下半身に銅の…

他者への信頼が気の交流をよくする

気功。触れることなく物を動かしたり、人を投げ飛ばす。手をかざすだけで病気や怪我が治る。このようなことを聞くと、多くの人がペテンだと思うはずです。詐欺事件の中には、この種のものがありますからね。でも、気功ではなく「気」と1字だけを読んだり、聞…

人為的共食いが惹き起こした伝達性スポンジ状脳症

伝達性スポンジ状脳症。致死率100%の恐怖の病気です。狂牛病やクロイツフェルト・ヤコブ病などは、伝達性スポンジ状脳症に含まれます。2000年代初頭にアメリカの牧場で牛が感染したことから日本国内へのアメリカ産牛肉の輸入が禁止されたことがあったので、…

酵素ドリンクを飲んでもアミノ酸プールの一員になるだけ

人間の体は様々な物質でできていますが、その中でも重要な働きをしているのが「たんぱく質」です。筋肉も皮膚も髪も、全てたんぱく質でできています。これら体のパーツを見ただけでも、たんぱく質がなければ人間は生きていけないことがわかるでしょう。たん…

食事の目的は生体内での物質交代

食事の目的。その認識は人によって異なっています。美味しく食べる、楽しく食べる、そういった娯楽的要素を食事の目的と捉える人もいるでしょう。また、単に生きていくために必要だから食事をすると言う人もいるはずです。おそらく、食事の目的を問われた時…

エコ運動は安心感を得てるだけ。経験したことは安全だと思い込みたい人情。

人間の活動による環境破壊が深刻化していると言われるようになって数十年。いまだにどうすれば地球環境を守れるのか答えは出ていません。いや、環境破壊を行っている人間が地球上からいなくなれば、現在の環境問題は全て解決するのですが、それは言わない約…

朝の目覚めが良くなることは老化の兆候

人間は、夜に寝て朝に起きるのが一般的です。でも、その他の動物たちは、細切れで何度も睡眠をとります。人間のように1日に1回の睡眠を原則とすることを単相性睡眠、動物のように何度も眠ることを多相性睡眠と呼びます。ただ、人間だから必ずしも単相性睡眠…

大人の勉強はエピソード記憶を利用する方法が効果的

「大人になると、記憶力が悪くなってきて、勉強をしても全然身にならない」これってよく聞きますよね。大人になると、脳細胞が死んでいくとか脳の神経が死んでいくとか、そういったことが原因で記憶力が低下し、勉強してもなかなか覚えられないということを…

元素から見れば人間の価値は安っぽい

「水平リーベ僕の船・・・」その昔、理科の授業で覚えましたよね。もう、これが何だったのか忘れている人もいらっしゃるのではないでしょうか?これは、元素周期表の覚え方で、水素(H)、ヘリウム(He)、リチウム(Li)、ベリリウム(Be)、ホウ素(B)、…

将来の予測が不可能だから現在の不安が解消される

将来のことなんて誰にも予測できません。近い将来のことなら可能でしょうが、10年後に世界がどうなっているかを当てることは極めて困難です。だから、人々は、将来に対して不安を抱くのでしょう。でも、将来が予測不可能だからこそ現在の不安は何もしなくて…

人間が見ているものは脳が勝手に想像したもの

人は、自分の眼で見たものを事実だと判断します。テーブルの上に真っ赤なリンゴが置いてあれば、それを見て「真っ赤なリンゴ」だと判断しますよね。何を当たり前のことをと思うでしょうが、実は、その真っ赤なリンゴはあなたが勝手に想像してそう思っている…

量子力学的ジャンケン必勝法

量子力学。これほどわかりにくい学問は珍しいですね。定義しろと言われても、うまく話すことができません。コリン・ブルースの著書「量子力学の解釈問題」の訳者である和田純夫さんは、同書の訳者まえがきで、以下のように述べています。 量子論(量子力学)…

海に死体を遺棄しても必ずばれる。解剖学の前では素人の浅知恵は通用しない。

世の中では、死体遺棄事件がよく起こります。何らかの理由で殺人を犯した場合、それを隠そうとするのが犯罪者の心理でしょうから、殺人と死体遺棄は、ほぼセットで起こると言ってもいいでしょう。死体の遺棄の仕方には様々あります。山の中に埋めたり、ごみ…

統計を使えば科学らしさを作り出せるのでご用心

「科学的」という言葉をよく聞きます。誰かが不思議なことを言いだした時に科学的に説明しろとか、辻褄が合わないことを言うと科学的ではないとか、日常的によく耳にします。僕自身も「科学的」という言葉をついつい使ってしまいますね。でも、「科学的」と…

現代の科学は権威の鵜呑みと経済活動で成り立っている

現代人は、とかく「科学的」という言葉を使います。僕も、ついつい使ってしまいます。ところで、科学的っていったいどういうことなのでしょうか?おそらく、多くの人は「1+1=2」というような絶対的な態度という意味で科学的という言葉を使っていると思います…