ウェブ1丁目図書館

ここはウェブ1丁目にある小さな図書館です。本の魅力をブログ形式でお伝えしています。なお、当ブログはアフィリエイト広告を利用しています。

2014-01-01から1年間の記事一覧

ビットコインと牛乳瓶のフタは同じだ

最近、仮想通貨のビットコイン関連のニュースを見る機会が多くなっています。多くなっていると言っても、毎日のように報道されているわけではないのですが、ビットコインの価値が跳ね上がりだした2013年夏以降、話題になることが多くなりましたね。ビットコ…

年齢の離れた大人に褒められたら警戒しろ

天下を統一した徳川家康が苦手としていたのが城攻め。家康は、野戦にはめっぽう強かったのですが、城にたてこもった敵と戦うのが非常に下手でした。だから、関ヶ原の戦いの時も、西軍が城にたてこもらないように様々な策を講じて、野戦に持ち込み、そして勝…

不老不死のカギを握るのはガン細胞か!?

不老不死。この言葉に憧れている人は多いのではないでしょうか?生き物は、死があるから尊いのだと考えている人もいるので、全ての人が不老不死を望んでいるわけではないと思いますが、それでも、長生きを望む方は多いでしょう。しかし、人間には寿命がある…

早すぎた倒幕計画が明治維新を1年遅らせた

幕末。外国人を日本から追い払おうという攘夷(じょうい)の思想が、国内に満ち溢れていました。この攘夷の思想は、やがて倒幕へと変わっていきます。万延元年(1860年)3月3日の雪の日に起こった桜田門外の変で、大老の井伊直弼が水戸浪士たちに襲撃されて…

景気はサッカーと同じでパスが回るかどうかの問題だ

最近、少しずつ景気が上向いています。景気が良くなれば給料が増えて嬉しいですし、雇用が安定するので将来に対する不安も軽減されます。国や自治体にとっては、税収が増えるので行政サービスの質を高めることができます。そうすると、住みやすい社会となる…

メタボ親父はスイーツ男子のなれの果て

厚生労働省の発表によると、日本人の成人男性の約30%が肥満ということです。このブログを読んでいる方の中にも、自分は肥満じゃないのかと薄々感じている方も多いのではないでしょうか?そして、肥満を解消するために適度な運動と脂質少な目の食事を心掛けて…

「第二」を決めない「第一」では意味がない。優先順位を明確にする経営学。

よく「○○第一」という言葉を聞くことがあります。その言葉をよく使うという方も多いのではないでしょうか?例えば、製造業や建設業に従事している方なら「安全第一」という言葉を目にする機会が多いでしょう。社是としている会社もあるはずです。また、小売…

石田三成の正義よりも徳川家康の私欲の方が多くの人々を幸せにした?

慶長5年(1600年)に徳川家康率いる東軍と石田三成率いる西軍が戦った関ヶ原の戦いは、天下分け目の合戦として名高いですね。最終的に勝ったのは東軍で、西軍を率いた石田三成は後に処刑されます。関ヶ原の戦いは、徳川家康よりも石田三成に正義があったと思…

いつの世も口のうまい人間が勝つのか?現代は平将門の時代から何も変わっていない。

平安時代に平将門が起こした天慶の乱。この時、将門は、自らを新皇と名乗ったのですが、これが、後の世でけしからんと言われます。朝廷に刃向い、自分を新皇だと名乗ったのですから、戦前の天皇陛下が絶対だという教育では、彼を悪人にするのは当然と言えば…

いつまでも、きっと忘れない。彼女のプロ根性を。

2007年5月27日の東京競馬場は歓喜の渦に包まれました。牝馬のウオッカがダービーを制覇したからです。その数十分前。一人の女性が、ひっそりと息を引き取ります。その女性は、坂井泉水さん。ZARDのボーカルです。

バブル経済時代に織田信長ブームを巻き起こした歴史小説

バブル経済花盛りの1980年代後半。この頃から、織田信長ブームが起こり始めました。織田信長がブームになったのは、その時代の社会背景が彼の生き方とぴったり合っていたのでしょうが、その火付け役となったのが、津本陽さんの歴史小説「下天は夢か」です。…

社会人になって読書習慣がないなんてありえない。自己形成に読書力は必須。

最近、本は別に読まなくてもいいものといった風潮があります。しかし、この風潮に完全に反対しているのが、齋藤孝さんです。齋藤さんによると、本は絶対に読まなければならないもので、読書は習慣化すべき「技」だと考えています。僕も、斎藤さんの考え方に…

海に死体を遺棄しても必ずばれる。解剖学の前では素人の浅知恵は通用しない。

世の中では、死体遺棄事件がよく起こります。何らかの理由で殺人を犯した場合、それを隠そうとするのが犯罪者の心理でしょうから、殺人と死体遺棄は、ほぼセットで起こると言ってもいいでしょう。死体の遺棄の仕方には様々あります。山の中に埋めたり、ごみ…

リード・タイム・バイアスを使えば効果の捏造も思いのまま

現代人、特に日本人は、健康に関する意識が高いので、定期健診や人間ドックなどで、自分自身の健康状態を年に一度は把握しているという人が多いですね。常日頃から、自分の健康状態をこまめにチェックし、大ごとになる前に適切な治療をしたり、生活習慣を改…

常識を変えるのは挑戦!競馬界に革命をもたらした調教師

2007年5月27日に日本競馬界に革命が起こりました。それは、3歳牝馬(メスの馬)のウオッカが、牡馬(オスの馬)を相手に日本ダービーを制覇したことです。これまでの日本競馬では、3歳牝馬は、1週前に行われる牝馬限定のG1レースであるオークスに出走すると…

セブンイレブンが特定の地域に集中的に出店し工場を分散配置する理由

日本のコンビニを代表するセブンイレブンは、全国にたくさんの店舗を持っています。でも、47都道府県すべてに店舗があるわけではありません。これは有名な話ではあるものの、意外と知られていなかったりします。セブンイレブンが、全都道府県に出店していな…

どんなに正しいことでも「時」と「機」が合致しなければ実現しない

ドトールコーヒーの創業者の鳥羽博道さんが、初めてコーヒーを飲んだのは、コックの見習いをしていたレストランでした。そのコーヒーは、缶入りのコーヒーで、缶詰独特の酸化した匂いと麦わらのような匂いがするもので、不味いとは思わなかったけど、格別、…

死刑宣告を受けた敵将を助けた乃木将軍

乃木希典(のぎまれすけ)は、明治時代の軍人。戦前は、日本国内で知らない人はいなかったほどの人気者だったのですが、現在では知らない人の方が多いですね。また、乃木希典を知っている人でも、彼に対する評価は、日露戦争の旅順攻撃で多大な犠牲を出した…

応仁の乱を描いた短編時代小説を読んで、世の中が乱れても変わらないものがあることを知る。

応仁の乱は、戦国時代に突入する原因となった中世の大乱です。応仁の乱が起こった理由は、将軍継嗣問題なのですが、それ以外にも畠山氏の後継者問題なども絡んで、何が何だかわかりにくいですね。その複雑な応仁の乱を短編小説にしたのが、池波正太郎さんの…

京都での出会いからイラン旅行へと発展する大人の恋愛小説

祇園祭の宵山を一人で観覧する桐生亜希。彼女は27歳のグラフィックデザイナーです。3日間の小旅行で京都にやって来た亜希は、祇園祭の鉾や山を見学している時、一人の青年を見かけます。青年は、鉾や山に掛けられたペルシャ絨毯を真剣に眺めています。五木寛…

決断力を養うためには継続する努力をすること

世の中には、何でもパッパッと決断する人もいれば、なかなか結論を出せずに迷う人もいます。前者は決断力がある人という評価を受けます。一方、後者は優柔不断な人という評価を受けます。決断が早いか遅いかというのは、その人の性格による部分が大きいと考…

食うために働くのか、それとも、成長のために働くのか

なぜ、働くのか?これは、人間が生きている間に必ず考えることではないでしょうか?働かなければ食っていけない。だから、働くんだという人もいるでしょうし、仕事が楽しいから働くという人もいるでしょう。他人とのコミュニケーションのためという人もいる…

結末を読むと笑ってしまう敵討ちを題材にした短編時代小説

時代小説の定番のネタと言えば敵討ち。物語の設定は、父親の仇を討つというものが多いですね。池波正太郎さんの短編時代小説「黒雲峠」も、息子が父親の仇を討つというものです。最後は悲願を果たすのですが、その結末が、ちょっと笑ってしまうんですよね。

日本左衛門を召し取った徳山五兵衛秀栄を描いた短編時代小説

延享3年(1746年)9月9日に大盗の日本左衛門逮捕の命が、徳山五兵衛秀栄(とくのやまごへえひでいえ)に下ったことから始まる池波正太郎さんの短編小説「秘図」。この作品は、「賊将」という本の中に収録されています。始まりが、このような感じだから、五兵…

金銭は人生の目的となるのか?

五木寛之さんの「人生の目的」という本の中に「金銭について」という章があります。この章を読んでいると、お金との付き合い方は難しいなと感じました。そもそも、お金との付き合いに正しいとか間違っているとかあるのでしょうか?考え出すと、答えを出すの…

肉体を言葉から解放すれば最高のパフォーマンスを発揮できる

スポーツ、例えば、テニス、野球、サッカー、バレーボール、ゴルフ、スキーなど、なんでもいいのですが、競技中に失敗した時、心の中で、「何やってるんだ!」と自分自身を叱りつけることがありませんか?別にスポーツじゃなくても構いません。仕事でも料理…

進学校出身の調教師が持つビジネス感覚

2012年の日本ダービーを制したディープブリランテを管理していたのは、開成高校という進学校出身の矢作芳人調教師です。矢作厩舎というと、競馬ファンの間では、穴馬を激走させるイメージが強いですね。穴馬になるということは、弱い馬ばかりを矢作さんが管…

もしも昔の人が科学的という言葉にとりつかれていたら発酵食品は生まれなかっただろう

僕は、発酵食品が好きで毎日食べています。納豆は昼と夜に食べていますし、チーズは朝に、ヨーグルトは夕食後に食べています。他にも鰹節、キムチ、漬物も食べます。味噌や醤油も口にする機会が多いので、もはや、僕の食生活から発酵食品を抜いてしまうこと…

始めるのに遅すぎるということはないし研究開発に資金や設備が必要ということもない

日本人でチキンラーメンを食べたことがないという人は、あまりいないのではないでしょうか?チキンラーメンを製造販売しているのは日清食品です。そして、開発したのは安藤百福(あんどうももふく)さんです。安藤さんが、チキンラーメンを開発した時の年齢…

自分が放った刺客に左遷させられた信州松代藩の執政を描いた短編時代小説

江戸時代に信州松代藩という藩がありました。藩祖は真田幸村の兄の真田信之です。江戸時代中期、松代藩の執政であった原八郎五郎邸に密かに呼び出された児玉虎之助は、恩田木工(おんだもく)の密使平山重六を斬り、懐中から密書を奪うように命じられます。…