ウェブ1丁目図書館

ここはウェブ1丁目にある小さな図書館です。本の魅力をブログ形式でお伝えしています。なお、当ブログはアフィリエイト広告を利用しています。

退屈な文章から抜け出すために

現代の日本に産まれれば、ほとんどの場合、読み書きの技術を習得できます。

でも、読みやすい文章やおもしろくて最後まで一気に読んでしまう文章を書ける人は少数派です。一昔前と異なり、パソコンやスマホを持つ人が大多数の現代では、以前より文章を書く機会が増えており、文章力も上がっているはず。それなのにおもしろい文章に出会うことは少ないです。

作家レベルの文章を要求するのではありません。簡潔に内容が読み手に伝わる文章で良いのですが。

続きを読む

周期的に何かが起こるのは必然

ギャンブルで負けが続いていると、そろそろ当たるはずだと考えてしまいます。でも、毎回、同じ確率で抽選が行われているのであれば、負けが続いているからといって、当たりやすくなることはありません。このような誤った心理をギャンブラーの誤謬といいます。

ギャンブラーの誤謬が生じるのは、ある出来事が一定周期で訪れると信じていることが理由です。毎回、同じ確率で抽選が行われていれば、周期的にある出来事が起こりやすくなるといったことはありません。しかし、人間社会においては、過去に一定周期で重大事件が起こっている事実が見て取れることから、そろそろ何かが起こるのではないかという直感が働くことがあります。

続きを読む

真実を伝えようとするメディアに人は扇動される

手元の国語辞典で「真実」を調べると、「いつわりのないこと。まこと。」と書かれていました。同じような言葉に「事実」があり、こちらも調べてみると、「実際あった事がら。」と書かれていました。

どちらも同じような意味に見えますが、真実には主観が入り、事実は客観的な印象を受けます。ある事件を知ることは事実を知ることになりそうです。そして、事件の真相を知ることは真実を知ることにつながっていきそうです。

ところで、あなたがメディアに接する時、事実を知りたいのか、真実を知りたいのかどっちでしょうか。

続きを読む

現地に赴き構想を練る

現代の二刀流と言えば、プロ野球大谷翔平選手ですが、元祖二刀流と言えば、剣豪の宮本武蔵です。左右の手に刀を持って試合をすることから、広く二刀流と言われるようになりました。

その元祖二刀流の宮本武蔵のイメージを作り出したのは、作家の吉川英治さんと言っても過言ではないでしょう。小説『宮本武蔵』に登場する宮本武蔵が、強い自制心を持って剣の道を究めようとする姿こそ、多くの人が想像する真の宮本武蔵だと。もちろん、小説の中の宮本武蔵なので、本当の宮本武蔵は違っていてもおかしくありません。

しかし、それはわかっていても、実際の宮本武蔵が、吉川さんが描いた宮本武蔵以外の素顔を持っているとは想像できません。それだけ、吉川さんが描いた宮本武蔵が、魅力的な人物に映ってしまうのでしょう。

続きを読む

地域ごとに史跡を訪ねるのも京都観光の楽しみ方の一つ

国内外からたくさんの人が訪れる京都。

日本の伝統文化の中心地ということもあり、一年中、和の風情を楽しもうとする観光客が押し寄せています。多くの場合、京都ならではの食事や景色が目的で、観光客が集中するのも、それらの評判が高い場所です。

でも、京都の魅力はそれだけではありません。京都は、長い間、政治の中心だったこともあり、そこら中に史跡がごろごろしています。これら史跡を訪ね歩くのもまた、京都観光の楽しみ方の一つです。

続きを読む