ウェブ1丁目図書館

ここはウェブ1丁目にある小さな図書館です。本の魅力をブログ形式でお伝えしています。なお、当ブログはアフィリエイト広告を利用しています。

誰かの借金は誰かの資産であり、誰かの支出は誰かの収入である。

世の中には、常に表と裏があるもの。

それは、経済の世界でも同じことです。誰かが借金をすることは誰かの資産が増えることであり、誰かが支出することは誰かの収入を生み出すことになります。自分がお金持ちになれば、誰かが借金をしています。自分が借金をしているのなら、誰かの資産が増えています。

買い物をすれば、自分の財布からお金が減りますが、そのお金はお店のレジに入ります。景気の良し悪しは、つまるところ、この表と裏の関係が頻繁に発生するか、鈍化するかと言えます。

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埋もれた能力を活用することで労働力不足が解消する

日本でこのまま少子高齢化が進むと、労働力人口が減り、経済が衰退すると危惧されています。働く人がいなくなっていけば、やがて、経済が衰退していくことは容易に想像できるでしょう。

だから、人口が減らないようにしなければならない。

このような発想になるわけですが、その前に日本社会では、人材が有効に利用されているかどうかを再考する必要があります。例え、これから出生率が上がり、子供がたくさん生まれたところで、大人になるまでは働かないのですから即戦力にはなりません。日本には、今すぐにでも高度な仕事ができる人材がたくさんいるのですから、彼ら彼女らを有効利用しない手はありません。

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コミュ力を試される大人の付き合い

人間という生き物は、社会を築き、他者と交わり合いながら生活をしなければならない宿命を背負って生まれてきます。大昔は、そんなことはなかったかもしれませんが、現代の日本社会では、生きていくために他者との交わりを避けられない構造となっています。

生まれた時には、家族との交わりだけでしたが、保育園や幼稚園に入れば友達付き合いが始まり、小学校に入れば、先生も含めてさらに多くの人と付き合うことになります。そして、社会に出れば、会派の上司や同僚、取引先の担当者と、付き合う範囲は拡大し、場面に応じた所作が要求されます。

あらゆる場面で、適切な所作をできる人は、コミュニケーション力、略してコミュ力が高いと称されます。コミュ力が高い人は、どこでも、誰とでも、流ちょうに会話ができます。その一方で、どのような場面でも、振る舞いがどこかぎこちない人もいます。もちろん、好感度が高いのは前者です。でも、幸福度という視点に立つと、どうでしょうか。

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過労や長時間労働は勤勉を称賛する社会で起こる

現代の多くの日本人は、組織に所属して働くようになっています。そして、仕事とは、組織に所属し、組織の規律に従って行動することとも言えます。

多くの人が集まり、分業することは、仕事を効率化しました。エアコンも自動車も、1人で作るより、複数人で作業を分担した方が、より高品質なものをより多く作ることが可能です。現代日本人が、快適に生活できるのは、組織化された仕事のおかげです。

でも、組織の中で分割された仕事を日々こなすのは、どこか味気ない気がします。日々の暮らしは快適になったけども、1日の大部分を分割された仕事に費やすことにやりがいを感じられないという方がいるのではないでしょうか。

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走らない馬の縁からGⅠ勝利へ

2019年の日本ダービー

無敗で皐月賞を制したサートゥルナーリアが圧倒的支持を集めて1番人気になりました。レースは、逃げ馬が後続を大きく離す展開。最後の直線に入り、逃げ馬はばて、中段で脚を貯めていたサートゥルナーリアが外に進路を取り、上がり3ハロン最速でゴール。

しかし、結果は4着。勝ったのは、2番手を追走していた同じ厩舎のロジャーバローズでした。

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