ウェブ1丁目図書館

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悪人は悪人のまま

犯罪を描いた物語の終わりは、大体こんな感じです。

  • 犯人が最後に改心する
  • 犯人が正義の味方に成敗される
  • やむを得ない理由で悪事に手を染めた犯人に慈悲を与える


多くの場合、物語の終わりとともに悪者がいなくなるのが定番です。このような展開が、ウケが良いのでしょうね。でも、今昔物語では、悪者が最後まで悪者という話が多く、現代人の感覚からすると、そんな終わり方はありかと思ってしまいます。

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金銭問題も色恋沙汰も人間社会が続く限り発生し続ける

ドラマ、小説、漫画などの作品の中で、何か揉め事が発生する時、その原因は、金か色恋沙汰ということが多いです。

どちらも、視聴者や読者のウケが良いから、物語の中で使われるのでしょう。

金や色恋沙汰をテーマにした物語は、日本では随分と古くからあり、平安時代の今昔物語でも、よく出てきます。

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正直者が報われない話が多い今昔物語

12世紀に書かれたわが国最古の説話集である今昔物語。

「今は昔」で始まる有名な説話集で、1200編以上も収録されています。こんなに多くの説話が収録されているのですから、今昔物語の説話を参考にして作られた物語が多そうですね。

今昔物語を一から読もうと思っても、古典だから読むのに苦労しますし、1200もの作品を読み終えるのには相当な時間がかかります。代表的な説話を現代語訳して読みやすくなった入門書があれば、より多くの人が今昔物語に親しむことができるでしょう。

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腹筋を割る過程は仕事にも活かされる

6つに割れた腹筋。いわゆるシックスパックに憧れる男性は多いです。

しかし、中年になると、理想とは真逆のお腹になっているもの。いつのまにこんなに丸くなってしまったのか。付き合いで、飲みに行く頻度が増えたことが原因のようにも思えるし、仕事が忙しくて運動不足になっていることも関係しているような気がします。


「こんなことでは、さらに丸くなってしまうし、それ以上に健康にも良くなさそうだから、ここらで本気出して腹筋を割ってみるか」


そんな心の声が聞こえてきそうな通勤電車の車内。

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戦国時代は女性も活躍した社会

日本の戦国時代は、下の者が上の者にとって代わる下剋上の世の中でした。

織田信長豊臣秀吉も、自分よりも身分が高い者たちにとって代わり大出世しています。

戦国時代の幕開けとなったのは、応仁の乱です。室町幕府8代将軍の足利義政の後継者争いが、他家にも影響を及ぼし、やがて日本中が戦乱に巻き込まれていきました。

戦国時代と言えば、男性中心の社会のように思われています。しかし、戦国時代に活躍したのは、武将だけではありません。女性たちも、活躍しています。

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