ウェブ1丁目図書館

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現代日本人の排他的な性格は神話の時代から続くもの

日本人は、排他的であるとの指摘を受けることがあります。

最近は、海外から多くの旅行者が日本を訪れるようになりましたから、日本人が外国人と接する機会が増えており、以前よりも懐が深くなってきてはいます。それでも、排他的、閉鎖的といった根本的な性格は残っており、すぐには変わることはないでしょう。

ところで、日本人は、いつからこのような性格を持つようになったのでしょうか。

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米で栄え米で弱体化した藤原氏

武士の世。

それは、源頼朝鎌倉幕府を開いてから始まり、江戸時代まで続きました。

源頼朝の前にも、武士の平清盛が政治の中枢にいましたが、平家は朝廷を中心とする政治体制の中にあったので、本格的な武家政権の誕生は鎌倉幕府からです。

源氏は平家を滅ぼして政権を握ったわけですが、なぜ、武力も財力も優れていた平家が源氏に負けたのでしょうか。そこには、様々な理由がありますが、一因と考えられるのが食の違いです。

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応仁の乱後も続く南北朝時代

天皇家南朝北朝に分かれて争った南北朝時代は、室町幕府3代将軍の足利義満が明徳3年(1392年)に両朝を合一して終焉したとされています。

南朝後亀山天皇から北朝後小松天皇三種の神器が渡り、これで、一件落着かに思えました。しかし、両朝の争いは、その後も応仁の乱まで続き、なくなったはずの南朝後南朝として復活していました。

それどころか、応仁の乱後も後南朝は存続し、現代でも時折、その姿を見せる事件が起こることがあります。

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太平洋戦争での多大な犠牲は食料生産を疎かにした結果

歴史の学び方は、古い時代から現代に向かって、事件や文化を暗記するのが一般的です。学校の社会の授業も、そのようになっています。

でも、自分の人生を振り返る時は、新しい事柄から古い事柄へと記憶をさかのぼっていくのではないでしょうか。

例えば、1年前にテレビを買い替えたことを思い出したとしましょう。なぜ、このテレビを買ったのか。それは予算におさまったから、メーカーが好きだったからなどの理由があるはずです。

「それにしても、高額なテレビを買ったな、なぜそんなにお金があったんだろう。そうそう、あの時は、会社の業績が良くてボーナスが多かったから奮発したんだ。でも、なぜ、このメーカーにしたんだっけ?以前のテレビも同じメーカーだったけど。そう言えば、このメーカはーは他社よりも保証期間が長かったんだ。」

このようにある事柄を起点にして、時を巻き戻すようにして記憶をたどると、なぜ、そのような行動をとったのか、理由も思い出しやすくなります。

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伊東甲子太郎の新選組分離は当初から計画されていたものか?

幕末の京都で活躍した新選組は、幕府が14代将軍徳川家茂の上洛に際して結成された組織です。

当時の京都では、勤王の志士と呼ばれる浪士たちが暗殺を繰り返しており、上洛した新撰組はその取締りにあたります。新選組が結成されてからの約5年間に殺害された勤王の志士たちは26人。意外と少なく感じます。

そう感じるのは、新選組内部で粛清された隊士が40人もいたからでしょう。新選組は、結成されてから常に内部抗争に明け暮れていたと言っても過言ではありません。

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