ウェブ1丁目図書館

ここはウェブ1丁目にある小さな図書館です。本の魅力をブログ形式でお伝えしています。なお、当ブログはアフィリエイト広告を利用しています。

生命保険は死亡保障だけで良い

自分が万が一死亡した時、家族が生活できるようにいくらかのお金を残しておきたい。

このような理由から貯蓄に励む人は多いことでしょう。しかし、十分な貯蓄ができる前に死亡することだってあり得ますから、貯蓄だけで家族の生活費を担保するのは難しいです。そこで、生命保険への加入を検討することになります。

自分が突然死亡しても、家族が3,000万円の保険金を受け取れる死亡保障を買っておけば、1年後に死亡した場合も10年後に死亡した場合も、3,000万円の保険金が家族に支払われます。きっと、多くの人は、このような死亡保障があれば十分でしょう。

しかし、生命保険に加入している人は、上のような死亡保障だけでなく、複数の特約も付けているので保険料が非常に高くなっているはずです。生命保険で必要なのは、死亡保障だけ、それ以外の特約は無視でよろしい。

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リテラシーは感情を制御できるか

最近、リテラシーという言葉をネット上で目にする機会が多くなりました。科学リテラシー、金融リテラシーなど。

リテラシーとは何ぞや。一般的に解釈されているのは、ある分野の正しい知識を持っており、その知識を場面に応じて活用したり応用したりできる能力といったところでしょう。教養に近い意味合いを持っていそうですが、リテラシーと言った方が、もっと実践的で具体的な感じがします。

また、特定分野のリテラシーが高いと、その分野で論理的かつ合理的な判断や行動をできるようになりそうです。単に情報を詰め込むだけの勉強では、知識を有効活用できないので、リテラシー教育が重要だと聞くことも多くなっています。

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身近な疑問や噂話の真偽は行動経済学で確かめられる

経済学に持つイメージは、どのようなものでしょうか。

あんなものは机上の空論で現実世界と乖離した理屈だと思う人もいれば、しっかりと勉強すれば、将来、どのように株価が動くかを予測できる学問と捉える人もいることでしょう。あと、やたらと数字が出てきて何を言いたいのかよくわからないという人もいると思います。

また、経済学の知識を役立てられるのは、日本銀行財務省などで働いている一部の人だけと思われがちなのも、経済学の特徴ではないでしょうか。

でも、経済学は、実はもっと身近な存在であり、多くの人の生活と密着した側面も持っているのです。

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筋肉だけではない!タンパク質には様々な役割がある。

我々人間の皮膚、筋肉、内臓はタンパク質を材料としてできています。

タンパク質と一言で言っても、その種類は非常に多く、ヒトの遺伝子が作り出すタンパク質は約2万種類であるとされています。1990年代以降のゲノム解析の急速な発展は、タンパク質の種類の数を知るだけでなく、どのような働きをしているのか、病気への対処をどのようにすれば良いのかを教えてくれるようになってきており、今後は個々人の遺伝子に合わせた治療法も確立していくかもしれません。

もはや、タンパク質が我々の健康維持にとって重要な栄養素であり、身体の構成成分であることは疑いようがなく、日本人は米を食べなければ健康に生きていけないという言説が迷信であることもわかっています。

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世界は無秩序へ向かうエントロピー増大の法則

秩序ある状態は、放っておけば、やがて無秩序な状態へと変わります。

無秩序な状態は、乱雑さとも言うことができ、物理学ではエントロピーと言われています。そして、放っておけば秩序が保たれなくなっていくことをエントロピー増大の法則といい、物理学では熱力学の第2法則と呼ばれています。

部屋の掃除をしないでいると、雑誌や服などで部屋が散らかり、さらに放置した状態が長く続くとゴミ屋敷になってしまうのも、エントロピー増大の法則が働いていると言えます。園児の集団を保育士がみている状態だと、園児は保育士の言うことを聞き列を作って散歩をしますが、保育士がいなくなると好き勝手し始めます。これも、エントロピー増大の法則が働いていると言えます。

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