ウェブ1丁目図書館

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家族農業に経営の視点

人間は食事をしなければ生きていけないので、食料生産は全人類にとって重要な産業です。

そして、食料生産の中心となっているのは農業ですから、農業をおろそかにする国は自然災害、国際紛争が起こると、国民が食料を入手できなくなる危険性が高まります。だから、国民が食べる食料は国内でまかなうのが理想なのですが、日本では食料自給率が約40%と低く、吹けば飛ぶようなもろい社会となっています。

日本の食料自給率が低い理由はいろいろとあるでしょうが、農業が儲からないことが大きな原因かもしれません。

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結果は最高の説得力

熊本県阿蘇郡南小国町に黒川温泉があります。

黒川温泉は、1964年にやまなみハイウェイが完成したのをきっかけにブームとなります。しかし、その当時でも、今ほどは知名度が高くなく、また、ブームも数年で終わり客足はばったり止まりました。

どんなものでも、ブームが終わると見向きもされなくなるのですが、黒川温泉は再び脚光を浴びるようになります。

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日本史に出てくる戦いの噂話は本当か

日本史の中には、まだまだわかっていないことがあります。

事実かどうかわからないこと。事実ではあるけどもなぜそのようなことが起こったのか疑問が残ること。

日本史の中の謎は、今後、新たな史料の発見でわかることがあるかもしれません。逆に謎は謎のまま残り、事実や原因がこの先もわからないことがあるかもしれません。

特に謎が多いのは、戦乱の時代です。史料が燃えてしまったり、重要な事実を知る人が死亡したりということがありますから、確かな情報を得るのが難しい部分があります。戦乱の時代には、多くの伝説も生まれますから、さらに謎が深まります。

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優劣がつかない日本の「三大」

金メダル、銀メダル、銅メダル。

オリンピックなどのスポーツの大会で、上位3人に贈られるメダルが金、銀、銅です。1番なら金、2番なら銀、3番なら銅と、順位がメダルの色で表されています。

例えば、その競技がレスリングだったとして、この場合、上位3人の選手のことを「三大レスリング選手」と言うようなことはありません。他の事柄でもそうです。日本人が決めた「三大〇〇」には、1番、2番、3番と優劣を付けているものは少ないですね。

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日本史上三度起こった関ヶ原の戦い

天下分け目の戦い。

日本では豊臣秀吉明智光秀が雌雄を決した天王山の戦いをこのように言うことがあり、スポーツでは、この一戦で優勝が決まるという大事な試合を天王山と表現することがあります。

この天下分け目の戦いには、もう一つあります。それは美濃国(現在の岐阜県)で起こった関ヶ原の戦いです。関ヶ原を舞台にした戦いは、日本史上三度行われており、そのいずれもが天下を二分する大きな戦いだったのです。

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