ウェブ1丁目図書館

ここはウェブ1丁目にある小さな図書館です。本の魅力をブログ形式でお伝えしています。なお、当ブログはアフィリエイト広告を利用しています。

死から逃れようと、もがき続けて笑いを取る芸人魂

健康のためなら死んでもいい。

こんな冗談もあるくらい、世の中は健康志向になっています。テレビを見ていても、食品のCMは何かしらの健康効果をうたったキャッチコピーが目につきますし、チャンネルを切り替えていると、どこかのテレビ局では、ダイエットや病気に関する番組が放送されています。

健康に気を使って生活することは悪いことではないですから、健康に良いと言われていることは、いろいろ試してみるのもありです。

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シャッフル給料制

平等な社会。それは、誰もが理想とする世の中です。

しかし、平等と一口に言っても、人によって捉え方が違います。全員の給料が同額であることが平等だと思う人もいれば、機会の均等が保障されていれば結果が異なってもそれは平等だと考える人もいます。

人によって平等の捉え方が異なっていると、いったい何が真の平等なのかわからなくなります。

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個人の意思は集団に左右されるか

重大事件のニュースを見ると、なぜ、そんな愚かなことをしたのかと思うことがあります。事件を起こした当人も、もしかしたら逮捕された時にそう思ったかもしれません。

「あの時、思いとどまることができたのに」

事件を起こす前に何度も葛藤があったと思いますが、最終的に犯罪を犯す決断をするのは、何かそうしなければならない気持ちが、その時にはあったはずです。

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徳川吉宗のような名君にも不得意なことはある

江戸時代には、上杉鷹山など名君と呼ばれた殿さまが何人もいました。

江戸時代の名君の中で、最も有名なのは徳川吉宗でしょう。時代劇の主人公にもなり、悪人を懲らしめているイメージが先行している部分はありますが、多くの人が徳川吉宗を名君と称えています。吉宗が行った享保の改革は、日本史の教科書にも載っており、目安箱、足高の制、サツマイモの普及など多くの功績を残しています。

しかし、どんな名君でも実施した政策の全てが優れていたわけではありません。徳川吉宗も、それは同じで、経済政策は現代人の視点で見るとおかしなものでした。

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孝明天皇が暗殺されたとすれば実行犯の目的はなんだったのか

倒幕派が力を付けつつあり、幕府の権威が次第に衰え始めている中、重大事件が起きました。

慶応2年(1866年)12月25日に幕府寄りの立場にあった孝明天皇崩御したのです。

幕府にとっても、倒幕派にとっても、自らの主張に大義名分を持たせるためには、天皇の意思に沿うこと、つまり勤王のために働かなければならないというのが当時の考え方でした。天皇が幕府寄りの立場を変えない限り、倒幕派大義名分を得ることができない状況での崩御は、両者の立場を大きく変える可能性を持っていました。

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