ウェブ1丁目図書館

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南北朝時代がややこしいのは観応の擾乱が原因

南北朝時代は、日本史の中でも複雑で理解しにくい時代です。

京都を追われた後醍醐天皇が吉野に南朝を築き、室町幕府初代将軍の足利尊氏光明天皇を即位させて北朝を作りました。この南北の王朝の対立が続いた時代が南北朝時代です。天皇家が2つに分かれて戦ったのは南北朝時代だけではありません。平安時代後期の保元の乱も、後白河天皇崇徳上皇が争ってますし、さらに昔の壬申の乱天皇家内の争いでした。

南北朝時代が複雑なのは、王朝が南北に分かれて戦ったという単純な図式ではなく、足利家内部の抗争が南北朝の戦いに絡んできたことが原因と言えます。この足利家内部の争いは、当時の北朝元号にちなんで観応(かんのう)の擾乱(じょうらん)と呼ばれています。

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ライフスタイルの変化に合わせて生命保険の保障を見直す

日本人の生命保険好きは有名な話で、就職すればとりあえず生命保険を買うという人が結構多いです。

同期入社の誰かが生命保険を買ったと聞くと、「それなら自分も保険を買っておくか」という軽い気持ちで生命保険に加入する人もいると思います。また、職場に保険会社の人がよくやって来るので、話の流れで生命保険を買った経験がある人もいるのではないでしょうか。

生命保険は、万が一の備えですから、無いよりもあった方が良いです。しかし、人によって家族構成や収入に差がありますから、「この生命保険を買っておけば、いかなる場合にも対応できる」ということはないはずです。

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徳川家康の御三家創設は血統の保険

江戸幕府を開いた徳川家康は、将軍職を代々徳川家が世襲するために徳川の血が絶えないよう様々な工夫をしました。その一つが尾張紀伊、水戸の御三家の創設です。

それぞれの初代藩主は徳川家康の子です。万が一徳川宗家の血が絶えても、御三家から将軍を擁立すれば徳川家康の子孫が幕府の頂点に立ち続けることができます。しかし、御三家といっても、水戸藩主だけは将軍職に就くことはできない決まりとなっていました。もしも、尾張紀伊が断絶しても、水戸が残っていれば家康の子孫が将軍になれ、より保険の意味が強くなります。それなのになぜ家康は水戸だけは将軍になれないようにしたのでしょうか?

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生かされている感覚が地球環境を守る

現在、世界の国々は様々な環境問題に直面しています。温暖化、砂漠化、地下水の枯渇、動植物の絶滅など、地球規模で環境が変化していると警告する識者は多いです。そして、これら環境問題は、どうも人間の活動から惹き起こされているのではないかと考える科学者が少なくなりません。

地球規模の環境の変化にどれだけ人間の活動が影響を与えているのか、まだわからないことはありますが、とりあえず人間の努力で環境破壊を食い止めれる可能性があるのなら、何らかの取り組みを行っておいた方が良いでしょう。

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経済発展は地球の環境収容力に依存する

現代の世界の人口は70億人です。近い将来、80億人に達すると予想されています。

わずか100年そこそこの期間で、人口は急激に増加しました。人口増加の理由は様々あり、食料生産量の増加や医学の発達などが主なものとされています。

人間に限らず、生物は増加する個体群もあれば減少する個体群もあります。個体群は、生命の誕生によって増加し、死によって減少します。そして、両者の差が純増であれば乗算的に個体群中の個体数は増えていきます。

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