偉大な業績を残した歴史上の人物を挙げていくと不思議なことに気付きます。
それは、何かを完結させた人よりも志半ばで世を去った人の方が高評価を受けるということです。明治維新を実現した木戸孝允や大久保利通よりも、日本の夜明け前に暗殺された坂本龍馬のほうが偉大な人物だったと評価されるのがその例です。同じく戦国時代を終わらせ260年の泰平の世を築いた徳川家康よりも、その礎となった織田信長の方が高評価になっているのではないでしょうか。
そして、坂本龍馬にしても織田信長にしても、もっと長く生きることができたはずなのに非業の死を遂げたから、さらに評価が上がっているような気がします。
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