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ウェブ1丁目図書館

読書で得ること感じること。ここはウェブ1丁目にある小さな図書館です。本の魅力をブログ形式でお伝えしています。

少子化対策はするな!人口の自然減は地球寒冷化と食糧危機から人類を救う。

社会

日本は少しずつ人口減少社会に向かって進んでいます。

これは、とてもすばらしいことなのですが、不思議なことに「我が国の人口を1億人に維持するのだ」とか「少子化対策をしなければならない」とかいう人が非常に多いです。こういったことを言う人たちは、経済成長、年金や医療など社会保障にしか意識が行っていないのでしょうね。

もっと視野を広げれば、これ以上の人口増加は人類を滅ぼすことになるということはすぐにわかるのですが。

地球温暖化は望ましいことだ

人口減少社会がこれからの人類にとって好ましいことであるのと同様に地球が温暖化することも望ましいことです。

地球温暖化に関しては、海面が上昇して陸地が減るとか、大陸の砂漠化が進むとか、生物が死滅するとか、様々な不都合が語られています。しかし、温暖化は生物の繁栄にはとてもありがたいことなのです。

南極や北極のような極寒の地で生存できる生物は限られています。それに対して赤道に近い暖かい地域では、多種多様な生物が生息しており自然林も豊富です。こういったことは、自然や動物を紹介するテレビ番組を見たことがあるのなら、すぐにわかることですが、毎日、「ストップ温暖化」とか「CO2排出量を削減」といった情報のシャワーを浴びていると、いつのまにか温暖な気候が悪であると思い込むようになってしまいます。

二酸化炭素地球温暖化の因果関係は極めて小さい

現在では、二酸化炭素(CO2)の排出量の増加と地球温暖化の間には因果関係があるということが常識となっています。

しかし、地質学者の丸山茂徳さんは、著書の「科学者の9割は『地球温暖化』CO2犯人説はウソだと知っている」の中で、CO2と地球温暖化との因果関係が極めて小さいことを指摘しています。

CO2が地球を温暖化させるというのは、それが温室効果ガスの一種であるからです。しかし、大気中の温室効果ガスに占めるCO2の割合は極めて低いのが事実です。温室効果ガスの大部分は水蒸気なのですから、温室効果ガスが地球温暖化の原因だというのであれば、水蒸気を何とかしなければなりません。

二酸化炭素の大気中の濃度が2倍になっても、そのことで気温が上昇するのは1.5℃だが、水蒸気が2倍になると8℃も上昇する。つまり、温室効果ガスの実態はほとんどが水蒸気なのである。(38ページ)

また、地球が温暖化していると言っても、何が最も大きく影響を与えているかを考えることも大事です。

二酸化炭素の影響力は、大気中の濃度が1ppm上昇しても、気温はわずかに0.004℃上昇するに過ぎない。これに対して雲量は1%増加しただけで、1℃も下がってしまうことを考慮すれば、IPCCの温暖化予測は信用できるものではない。(41ページ)

地球の温度に影響を与える要素は複数あります。それを影響の大きい順に並べると以下のようになります。

  1. 太陽の活動度
  2. 地球磁場
  3. 火山の噴火
  4. ミランコビッチの周期(ミランコビッチ・サイクル)
  5. 温室効果ガス

ここでは、それぞれの内容がどういうものかといった説明は省略します。

温室効果ガスが地球の温度に与えている影響の大きさは5番目です。しかも、CO2が温室効果ガスに占める割合は微々たるものでしかありません。さらに言えば、人間の活動によって排出されたCO2なんて、他の地球の温度に影響を与えている要素と比較すれば無視できるほどでしかないでしょう。

ちなみに今すぐ日本が石油の消費を一切やめたとしても、地球温暖化を抑止する効果は限りなくゼロに近いです。なので、地球温暖化を防ぐことを目的とした石油の消費量削減は意味がありません。

戦争が起こる2つの原因

多くの科学者が、CO2と地球温暖化の関係に懐疑的な態度を示しているのに世の中はなぜCO2排出量の削減を進めようとしているのでしょうか?

我々が考えなければならないのは、実はここなんですよね。

丸山さんは、とても視野が広く歴史の知識も豊富です。これまで人類は何度も戦争を起こしてきました。その理由については、時の権力者の欲を満たすための侵略だとか、帝国主義を誇示して文明の進んでいない地域の人々を奴隷化することだとか、様々な理由が思い浮かぶでしょう。もちろん、そういった理由も戦争の原因の一要素にはなるはずです。

しかし、根本的な理由はそんなところにはありません。戦争が起こる最も大きな要素は食糧難です。自国民が飢えはじめた時、時の為政者は他国の侵略を考えるのです。

歴史を紐解くと、食糧難が起こった原因には2つあります。ひとつは急激な人口増加です。

19世紀にヨーロッパ西部で産業革命が起きて、人口の爆発的な増加が始まった。それはマルサスが心配したことだったが、食糧生産が追いつかず、結局は急増したヨーロッパの人口が世界に拡散し、その先々で植民地を作り、戦争の世紀へと世界史が発展する原因となった。1820~1910年の90年間に総計で、9000万人のヨーロッパ人が北アメリカ、南アメリカ、アフリカ、インド、オーストラリア、アジアへと移民していった(91ページ)

これはヨーロッパに限った話ではなく日本でも起こっています。

明治維新の頃は3,000万人程度だった日本の人口は、第2次世界大戦が起こった時には8,000万人程度にまで膨れ上がっていたのです。近代化によって産業が急速に発展したと言っても、急増する人口に対して食糧生産が追いつきません。近代日本が起こした戦争は侵略だという見方もあれば自衛だという見方もあります。軍国主義がどうこうといった意見もありますが、そのようなことは些細なことでしかありません。

戦争の本質は、国家が国民を食わしていくために他国を侵略して食糧を奪わなければならない状況に追い込まれることなのです。


戦争のもうひとつの理由は寒冷化です。

飛鳥時代に中国から50万人の渡来人がやってきました。彼らは日本に大陸文化を伝えてくれたわけですが、それが主目的で日本に渡ってきたのではありません。この頃、中国では寒冷化が進み、人口が0.5億人から0.2億人へと激減しました。寒冷化すると農作物が育たなくなるので、多くの中国人がこの時期に餓死したのです。

彼らの中には、食糧を求めて移動する人たちもいました。そのうちの50万人が日本にやってきたのです。

CO2犯人説の背景にあるものは何かを考えるのが重要

世界史的に見てわかるのは、戦争は寒冷化と人口増加の2つの影響による食糧難が原因で起こっているということです。

寒冷化によって生物は生きづらくなり、それに伴って人類が口にできる食糧も減っていきます。だから、温暖化は食糧問題を考えると望ましいことであり、悲観することではないのです。

反対に危機感を持たなければならないのは人口の増加です。地球が温暖化して農作物が育ちやすくなったとしても、それを上回る速度で人口が増え続ければ人類は飢餓に襲われます。しかも、石油に依存した土壌破壊を引き起こしている農業は循環可能な産業ではありません。人口が増え続け農業が破たんした時、世界中で食糧を求めた戦争が起こることは容易に想像できます。

そうならないためには、人口が増え続けないようにすることが大切です。幸い日本は自然に人口が減少しています。少子化対策などせずにこのまま何もしないのが望ましいことなのです。


CO2犯人説の背景にあるもの。

それは地球温暖化問題ではなく、石油の枯渇を防いで食糧難を起因とする世界的な戦争を回避するということではないでしょうか?

科学者の9割は地球温暖化CO2犯人説はウソだと知っている  (宝島社新書)

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