ウェブ1丁目図書館

読書で得ること感じること。ここはウェブ1丁目にある小さな図書館です。本の魅力をブログ形式でお伝えしています。

学問と自由

学問とは何かを問うてみると、それは生きていくために役立つことを学ぶこととなるのでしょうか。つまり、多くの人にとっては、実学こそが学問となりそうです。実学という言葉を最初に用いたのは、福沢諭吉だとされています。福沢諭吉と言えば、「学問のすゝ…

科学は宗教より遅れている

19世紀以降、科学は目覚ましく発展してきました。テレビ、インターネット、携帯電話でできることは、200年前では神の領域とされていたのではないでしょうか。テレビもインターネットも携帯電話も、テレパシーで遠く離れた人に何かしらの情報を送っているのと…

管理職に昇進して最初に勉強すべきは副腎疲労

組織で働き続けていると、誰もが出世していきます。最初は平社員と呼ばれる最下層から出発し、仕事の経験を積むにしたがって主任や係長などへ昇進していきます。どこまで出世できるかは、働いている会社やその人の勤務内容によって異なってきますが、長年勤…

優生学が社会の発展に貢献するか

生物の一生を決めるのは、環境か遺伝か、はたまた別の要因か。大金持ちの子として産まれた人は、将来的に裕福になる可能性が高そうです。大きな体を持って生まれてきた人は、大人になったらスポーツ選手として大成するかもしれません。前者は環境が人の一生…

タンパク質の高次構造形成、分解、オートファジー。生命が維持される仕組みはよくできている。

人間も含めた生物の細胞はタンパク質からできています。タンパク質は20種類のアミノ酸の連なりです。アミノ酸の組み合わせ方によって、タンパク質の働きは様々に変化します。タンパク質の設計図はDNAに記録されており、その記録を元に細胞質内にあるリボソー…

興奮の減衰不減衰論争をみると原則から外れる例外は起こりにくいとわかる

動物は自分の意思で体を動かせます。また、心臓などは自分の意思とは関係なく動いています。動物の体はなぜ動くのか?その解明の足掛かりとなったのは、ガルバニの偶然の発見です。ガルバニは18世紀のイタリア人です。彼が、皮をむいたカエルの下半身に銅の…

中途半端に結果を残して早世すると後世に高く評価される

偉大な業績を残した歴史上の人物を挙げていくと不思議なことに気付きます。それは、何かを完結させた人よりも志半ばで世を去った人の方が高評価を受けるということです。明治維新を実現した木戸孝允や大久保利通よりも、日本の夜明け前に暗殺された坂本龍馬…

織田信長の経済政策と鉄砲の活用

戦国乱世を統一したのは豊臣秀吉です。また、その後の泰平の世を築き上げたのは徳川家康です。どちらも偉大な業績を残しましたが、2人が活躍できるようにしたのは織田信長です。豊臣秀吉も徳川家康も織田信長が敷いたレールの上を進むことで、スムーズに天下…

見廻組の活動は謎に満ちている

幕末の京都に見廻組という組織がありました。組織の目的は不逞浪士を取り締まること。同じ目的として結成された組織に新選組があります。こちらは浪士を募って結成した組織で、浪士が不逞浪士を取り締まることから「毒を以て毒を制す」と表現されました。一…

織田信長が宗教弾圧者だったら本能寺の変は起こっていない

織田信長の最期の地は京都の本能寺でした。家臣の明智光秀の謀反により、天下一統の目前でこの世を去りました。明智光秀が信長に背いた理由は謎のまま。様々な説がありますが、確証が得られていません。謎と言えば、信長が本能寺で討たれたことも不可解です…

家父長制と酒が結合すると理不尽が生まれる

酒を飲んでは怒り出し、もめ事を起こす人がいます。男性に多いのではないでしょうか。ストレス解消のために酔っぱらっているのか、中毒で酒を飲まないとイライラするのかわかりません。毎日でも酒を飲まないと気が済まない時点で中毒のような気がします。自…

幕末に散った志士は忘れられる

世界のどこかでテロ事件が発生すると、なぜそのようなことをするのかと疑問に思うとともに日本が平和な社会だと感じます。世界中でテロが起こっていることから、これからは日本国内でもテロが起こる危険があると警鐘を鳴らす人たちがいます。日本だけが特別…

資本主義社会と他力

多くの成功者は、努力によってある分野での第一人者になっています。どんなにつらいことがあっても努力で切り抜け、たくさんの人から評価される業績を残しています。成功者と呼ばれる人たちの話を聞くと、確かに普通では考えられないほど多くの時間を費やし…

コミュニケーションは送り手が得すること

現代社会は、様々な能力を持っていないと生きていくのが難しい社会となっています。20世紀ではパソコンを使えない人の方が多かったですが、21世紀に入るとパソコンを使えることが当たり前となり、それを使えないと仕事に就くのが不利となる場面もあります。…

いつの世もオヤジの思考回路は同じ

時代が変われば人々の考え方も変わってゆくもの。乗り物ひとつをとっても、人力車と電車では速度が全く違うので、昔と今とで時間感覚が異なっています。今なら50kmの距離の移動に2時間かかれば遅いと感じます。でも、人力車の時代に50kmを2時間で移動できれ…

様式や作法を重視し過ぎて執着していないかと問うてみる

世の中には、様々な宗教があります。仏教やキリスト教のように歴史の長い宗教から、近代以降にできた宗教まで多種多様です。どの国にも宗教があることから、人間は何らかの信仰対象がなければ心身の健康を維持できないのかもしれません。数えたことはないし…

他者への信頼が気の交流をよくする

気功。触れることなく物を動かしたり、人を投げ飛ばす。手をかざすだけで病気や怪我が治る。このようなことを聞くと、多くの人がペテンだと思うはずです。詐欺事件の中には、この種のものがありますからね。でも、気功ではなく「気」と1字だけを読んだり、聞…

よくわからない統帥権が支配した国

日本が第2次世界大戦に突入した理由は一つではなく、様々な要因が重なり合った結果だと思います。その様々な要因の中には、統帥権もあったでしょう。現代日本は法律が整備されているので、特定の誰かの意思のみで国の行方が左右されることは少なくなっている…

いつの世も外交は世論に流される

日本人が洋服を着始めたのは明治時代のこと。それまでは誰もが和服を着ていたのですが、明治時代になって一気に洋服が普及します。現代の衣装は、ファッションという言葉があるようにその時々の流行によって変化していきますが、明治時代の洋服の普及は流行…

人為的共食いが惹き起こした伝達性スポンジ状脳症

伝達性スポンジ状脳症。致死率100%の恐怖の病気です。狂牛病やクロイツフェルト・ヤコブ病などは、伝達性スポンジ状脳症に含まれます。2000年代初頭にアメリカの牧場で牛が感染したことから日本国内へのアメリカ産牛肉の輸入が禁止されたことがあったので、…

酵素ドリンクを飲んでもアミノ酸プールの一員になるだけ

人間の体は様々な物質でできていますが、その中でも重要な働きをしているのが「たんぱく質」です。筋肉も皮膚も髪も、全てたんぱく質でできています。これら体のパーツを見ただけでも、たんぱく質がなければ人間は生きていけないことがわかるでしょう。たん…

自然淘汰だけで生物進化を説明できるか?

生物は長い年月を経て少しずつ進化しています。現在よりも優れた機能を持つことを進化と考えれば、優れた機能を備えた個体が誕生すれば、やがて同一種内の全ての個体がその機能を有するにいたるはずです。例えば、鋭い爪を持ったヒトが生まれ、その爪が生存…

群集心理が正義を作る

ファミリーレストランで食事する時、何を食べようか迷うことがあると思います。そして、友人同士などのグループだと、その中の誰かがカレーライスを注文すると、他の人も同じようにカレーライスを注文することがよくあります。むしろ、全員が違うメニューを…

ネコの生き方から幸福とは何かを学ぶ

我が道をゆくネコを見ていると、なんて自由に生きているんだと感心します。少し離れたところで、あくびをする野良猫。近くに寄って行こうとしても平然としていますが、ある一定の距離まで近づくと、そそくさと移動し人間と一定の距離を取ります。そして、ま…

歴史の事実は「わき役」の言い分にも耳を傾けなければわからない

歴史の通説を作るのは勝者。敗者の言い分が通説に盛り込まれることは少なく、また、わき役たちが重要な役回りを演じても過小評価されている場合があります。歴史上の敗者やわき役の働きを正当に評価した史料もありますが、その内容が紹介される機会はあまり…

道理か利益か。道鏡を即位させなかった和気清麻呂の嘘。

奈良時代の話。この時代は女性が天皇に即位することが多く、二度天皇になった孝謙天皇(称徳天皇)もまた女性でした。現代も日本には天皇陛下がいらっしゃいます。歴代の天皇は全て男系、つまり、天皇陛下のお父さんのお父さんのお父さんの・・・と、ずっと…

聖武天皇に藤原不比等の血は流れているのか?

奈良の名物ですぐに思いつくものは何か?そう問われた時、多くの人が「大仏」と答えるでしょう。では、その大仏を造立したのは誰かと聞かれた時、「聖武天皇」と答えられる人はどの程度いるでしょうか。おそらく半分もいないと思います。さらに聖武天皇の母…

和と礼

日本の国民性には、どこか曖昧さがあります。言葉を発しなくても、表情で何を言わんとしているのか察するという辺りにも、どことなく曖昧さを感じます。中江兆民は、日本には純粋な哲学が存在しないと嘆きました。日本人特有の曖昧さを哲学として捉えるのは…

消費拡大のためには若者が働きやすい職場作りが必要

景気が良くなるためには、消費の拡大が必要だと言われています。材料を買ってきてモノを作る。作ったモノを売り代金を回収する。再び、材料を買ってきてモノを作って売り代金を回収する。この製造と販売の繰り返しにより、資金の循環が起こります。消費が拡…

成功の大部分は運命。努力しても報われないことはある。

運命。人の意志とは関係なく人に幸や不幸を与える力、また、それによって起こる事柄や状態を運命といいます。運命によって手にした幸福もあれば、運命によって引き起こされた不幸もあります。運命によって得られた幸福を自分の努力だと言う人がいます。運命…