ウェブ1丁目図書館

ここはウェブ1丁目にある小さな図書館です。本の魅力をブログ形式でお伝えしています。なお、当ブログはアフィリエイト広告を利用しています。

不本意な仕事をするビジネスマンは救われる

浄土真宗では、善人よりも悪人が先に救われるとする悪人正機説の考え方があります。

善い行いをしている人よりも、悪事を働いている人を阿弥陀如来は先に救済するのなら、世の中、悪いことをしたもの勝ちになってしまいそうです。他人の迷惑を省みず私利私欲に走った人ほど極楽への特急列車に優先的に乗れるのなら、誰も善い行いをしなくなるのではないかと疑問に感じます。

続きを読む

発展し続ける社会では不安を感じるのが当たり前

科学技術は日々進化し、それに応じて我々の生活もより良くなっていってます。

数百年前と比較すれば、現代日本は極楽のような社会です。しかし、人生に不安を感じている人は多いのではないでしょうか。安心して生活できていると言える人よりも、何かしら不安を感じながら生きている人の方が多そうです。

どんなに裕福で何の心配もなさそうな人でも、多くの悩み事を抱えているということもあります。昔よりも暮らしが楽になっているのになぜか不安に感じる、どこか変な気がしますね。

続きを読む

古事記の神話も歴史のうち

古事記は、日本最古の歴史書です。

史書というのですから、そこには事実か事実と考えられる内容が書かれているはずです。しかし、古事記の最初の方は、神代の時代のことが書かれているので、この部分は事実とは異なっているはずです。さすがに古事記に収録されている須佐之男命(すさのおのみこと)が八俣の大蛇を退治したという話は伝説でしょう。

続きを読む

京都市よりも古都らしさを感じられる宇治市

1994年に「古都京都の文化財」が世界遺産に登録されました。千年以上にわたり日本の首都として栄えた日本文化の中心地であったことが、世界遺産登録の理由です。

この時に登録された文化財の多くは京都市内にあるのですが、平等院宇治上神社だけは宇治市にあります。京都は洛中と呼ばれていましたが、現在の京都市全部が洛中だったのではありません。京都市内でも、中心部の狭い区域だけが洛中と呼ばれ、そこを外れると洛外とされていました。

宇治市は、洛外も洛外、京都市の南隣にあります。しかしながら、宇治市は、京都市よりも古都の雰囲気を今によく伝えています。

続きを読む

適正価格を表示して販売する商慣習を生んだ三井高利

買い物をしたり、レストランで食事する時、必ずと言っていいほどお店の商品やメニューに値札が貼られています。そして、商品を買ったり料理を食べたりした後は、その値札に記載された金額のお金を支払って取引が終了します。

現代日本では当たり前にみられる光景ですが、海外には、これが通用しない国があります。商品の価格がいくらか尋ねると法外な値段を吹っかけてくる商人が当たり前で、客もぼったくられているとわかっているものだから大幅に値切り始めます。

最終的には、適正価格に近い価格で交渉がまとまり売買が成立するのですが、このような面倒なことをするくらいなら、お店が適正価格を表示し客側もその金額を支払えば済む仕組みにしたらいいのにと思いますね。

続きを読む