ウェブ1丁目図書館

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歴史の教科書からは当時の社会を理解できない

1868年の正月の鳥羽伏見の戦いから翌年5月の箱館戦争までの新政府軍と旧幕府軍との戦いは、1868年が戊辰年だったことから戊辰戦争と呼ばれています。

それから60年後の戊辰年にあたる昭和3年(1928年)。東京日日新聞社が、正月の読み物として前年の暮れから戊辰物語を連載しました。この戊辰物語は、明治維新を経験した人たちの談話が掲載されており、当時の民衆の心情や生活がどうだったのかがわかる興味深い史料です。

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仮想通貨はリスクが高いどけ預貯金にも不安がある

これから景気が良くなるのか悪くなるのか。

資本主義社会に生きていれば、多くの人が気になる話題です。そして、景気を良くするためには何をすべきかも知りたいところ。反対に景気が悪くなるとすれば、今のうちに打つべき対策があるのかも知っておきたいですね。

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伊庭八郎の士道を貫かせた花魁小稲

その隻腕の剣士が活躍したのは、慶応4年(1868年)の5月下旬。

西から攻め来る官軍を箱根で迎え撃つため、旧幕府の遊撃隊が出陣しました。遊撃隊を指揮していたのは、人見勝太郎と心形刀流の使い手伊庭八郎。

両軍は箱根三枚橋で激闘を繰り広げます。この時、伊庭八郎は腰に銃弾を受け尻餅をついたものの、2、3人を斬り倒しました。しかし、この戦いで彼は左手首を斬り落とされる重傷を負います。それでも片腕で戦い続けた伊庭八郎。敵を薙ぎ払った刀が岩をも斬ったと噂され、後に伊庭八郎百人斬り伝説も生まれました。

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戊辰戦争の勝者と敗者の違いは政見の異同のみ

1発の砲声が正月気分を覚まさせた。

暮れから不穏な動きがあったものの、正月くらいは楽しく過ごしたいと思っていた民衆にとって、年明けから戦争が始まるとはいい迷惑だ。

慶応4年(1868年)正月3日の夕暮れ時。京都の南の鳥羽で、薩摩藩幕府軍の隊列に向かって大砲を撃ちかけたことから、1年半に続く戊辰戦争が始まりました。初戦の鳥羽伏見の戦いは、薩長を主体とする新政府軍が勝利し、敗れた旧幕府の15代将軍徳川慶喜大坂城を出て海路江戸へと逃げ戻りました。

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仕事は自分で決められない

世の中には、偉大な功績を残す人がいます。

不思議と、そのような方が発する言葉には重みがあり、素直に聞こうという気持ちになりますね。商売の世界なら、パナソニックの創業者の松下幸之助さんの言葉に感銘を受ける人も多いはず。同じ言葉でも、松下さんの言葉ならすんなりと聞く気になるのは、やはり日本を代表する大経営者だからなのでしょう。

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