ウェブ1丁目図書館

ここはウェブ1丁目にある小さな図書館です。本の魅力をブログ形式でお伝えしています。なお、当ブログはアフィリエイト広告を利用しています。

和と礼

日本の国民性には、どこか曖昧さがあります。言葉を発しなくても、表情で何を言わんとしているのか察するという辺りにも、どことなく曖昧さを感じます。

中江兆民は、日本には純粋な哲学が存在しないと嘆きました。日本人特有の曖昧さを哲学として捉えるのは困難だったのでしょう。しかし、この日本人特有の曖昧さが、時に揉め事を引き起こすことはあるでしょうが、とりあえず社会がうまく回る仕組みを作り出しているのではないかと思います。

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消費拡大のためには若者が働きやすい職場作りが必要

景気が良くなるためには、消費の拡大が必要だと言われています。

材料を買ってきてモノを作る。作ったモノを売り代金を回収する。再び、材料を買ってきてモノを作って売り代金を回収する。

この製造と販売の繰り返しにより、資金の循環が起こります。消費が拡大すれば資金の循環が早まり、企業の生産活動が活発になるとともに新製品の開発にも資金の一部を投下できるようになります。新製品が世に出れば、これまでよりも便利な社会になりますから、企業の発展や経済の発展は豊かな社会作りに貢献します。

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成功の大部分は運命。努力しても報われないことはある。

運命。

人の意志とは関係なく人に幸や不幸を与える力、また、それによって起こる事柄や状態を運命といいます。運命によって手にした幸福もあれば、運命によって引き起こされた不幸もあります。

運命によって得られた幸福を自分の努力だと言う人がいます。運命によって引き起こされた不幸を自分の努力不足だと言う人がいます。では、努力によって運命を変えることはできるのでしょうか?

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本を再読すると多種多様な考え方を認められるようになる

一度読んだことのある本を二度三度と読み返したことはあるでしょうか。

僕は、本を何度も読み返すことはそれほどありません。知らべものをしている時、知識が不完全な場合には何度も読み返しますが、これは勉強や仕事が目的であることが多いですね。

それでも、たまに過去に読んだ物語を再び読むことがあります。同じ本を読んでも結末がわかっているのだからおもしろくないと、多くの人が思うでしょう。でも、二度目三度目と同じ本を読んでいると、初めて読んだ時には気付かなかったことに気付いたり、同じ内容であっても読む年齢によって感じ方が異なっていたりするものです。

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消費者ニーズに応え続けると厳しい目を持つ消費者が増える

現代の日本に住んでいてコンビニエンスストアを利用したことがない人は少数派でしょう。

コンビニが、スーパーよりも値段が高めなのに利用者が多いのは、端的に言うと利便性が高いから。取扱商品の単価はそれほど高くなくても、その利便性から多くの消費者がコンビニで買い物をするので、1店舗の平均日販が50万円前後もあります。

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